声優道

超ベテラン声優からあなたへ、声優になるための極意を伝授します。


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斎賀みつきの声優道

声優としてアニメ、ゲーム、外画、ナレーションなど幅広いジャンルで活躍。特に、女性ながら美少年、美青年役を演じることの多い声優として知られている斎賀みつきさん。そんな斎賀さんの声優道を、全3回のトークでお届けします。

プロフィール

斎賀みつき さいがみつき・・・6月12日、埼玉県生まれ。賢プロダクション所属。主な出演作は、アニメ『天元突破グレンラガン』(ロシウ・アダイ)、『07-GHOST』(テイト=クライン)、『海月姫』(鯉淵蔵之介)、『イナズマイレブンGO』(神童拓人)ほか多数。音楽活動や、舞台俳優としての活動歴もある。

①声優って、そんなに簡単に食べていける仕事じゃない!

声優学校を卒業後、事務所に所属。順調に見えたが・・・ 

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 小学校高学年の頃に声優という職業に興味を持ち、高校卒業後に声優の学校に入りました。親にもずっと「声優になりたい」と言い続けていたので、声優学校に入るときには特に反対はされなかったです。今みたいに情報が多くなかったし、そもそも学校の数もそんなに多くなかったので、雑誌で調べて見つけた学校に申し込んで入学しました。

 時代は声優ブームになる前の1990~91年頃でしたが、その声優学校には“アニメが好き”“声優が好き”という人たちが集まってきていて、人数は多かったです。だけど、夏休みが明ける頃には人数が半分になって、「本当に声優、役者になりたい」という人たちが残ったような感じでした。

 授業は基礎のお芝居、発声や発音、体を動かすという基本的なことが中心で、特に厳しいということもなかったです。アフレコも多少ありましたが、演技の基礎の授業の方が印象に残っているし、身になったと思います。技術的なものは、現場で覚えていった感じですね。基礎を怠った人は表現力が乏しくなったり、体力がついてなかったりするので、やっぱり基礎は重要ですよね。これは昔も今も変わらないことだと思います。

 私の世代は、第二次ベビーブームで子供が多い世代なんです。だから業界に残っている人たちも多いのですが、みんなちゃんと活躍している人たちばかりなんですね。人数が多い分、「生半可じゃ生きていけない」というハングリー精神があったのかなって思います。今よりも競争心がある時代だったので、そういう部分では今の人たちとは感覚が違うのもしれませんね。

 声優学校在学中に事務所の養成所に入るためのオーディションをいくつか受けたんですが、ことごとく落ちまして。そんなとき、先生から「合格したらすぐに所属になるところだから、受けてみる?」と言われて受けたのが、今の事務所・賢プロダクションのオーディションでした。ありがたいことに合格して、そのまま所属となりました。他の養成所のオーディションでは、合格しても事務所に所属するまでに早くても1~2年はかかりますから、結果的に、他の養成所に合格した人よりも“近道”になりました。

 こうして事務所に入れたのは良かったのですが、ちょうどその頃は新人が現場に出にくい時期だったんです。現場の見学に行ったとしても出してもらえるかどうか分からない。さらにその時代、事務所ユニットの作品などもなかったため、「見学に行きたいんです」と言っても行けませんでした。

 事務所に入ったものの、半年に1本仕事があるかないかという状態。それが4年半近く続きました。それから「3ヶ月に1本」「1ヶ月に1本」と少しずつ増えてきて・・・。私の場合は“じっくり型”というか、ポンと主役に決まってパッと花開いた人たちとは違って地道に積み上げてきた感じですね。

 

声優って、そんなに簡単に食べていける仕事じゃない! 

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 仕事のない頃に、事務所がラジオ局のアナウンサーの方を招いて勉強会を開いてくれて、発音や発声を教えていただく機会がありました。そこからラジオCMのお話をいただくようになったりして、少しずつマイクの前に立つ機会が増えていきました。

 決して順風満帆ではなかったと思うけど、自分がやりたかったことだから辞めようと思ったことは一度もなかったです。半年に1本しか仕事がなくても、その時代の感覚なのかもしれませんが、それが当たり前だと感じていました。今は状況的に若い人たちが現場に出やすいんですよね。「一ヶ月に3本しか仕事がないんです」なんて言っている若い人もいますが、私からすると「すごく贅沢なことを言っているなあ」と思います。でも今の人たちにとっては、それが“不遇なこと”なんだろうし・・・そのあたりはジェネレーションギャップを感じますね。

 もちろん「一ヶ月に3本では食べていけないから」ということなんだとは思いますが、そもそも声優って、そんなに簡単に食べていけるような仕事ではないですからね。私が一人暮らしできるようになったのも、仕事を始めて7~8年経ってからなので。

 オーディションも年に1本か2本受けさせてもらえるかどうか、でした。そんな中、ひとつのオーディションをきっかけに、ディレクターさんが番組レギュラー的にいろんな役で使ってくれるようになりました。それが週に1本。そこからだんだんお仕事が増えていきました。

 あるとき、たまたまオーディションに呼んで頂きまして。本当は他の人が受ける予定だったみたいで、台本には元々受けるはずだった男性の名前も書いてありました。でも、女性も受けられることになって、私にもお声がかかったらしいです。結果、受かることができまして、初レギュラーをとることが出来ました。

 それ以降は「この人はこういう役ができるんだ」と周りが自分を見てくれるようになって、事務所でもいろんなオーディションを受けさせてもらえるようになりました。そこまでに、デビューから5年半くらいかかりましたね。そのくらいの時期って辞める人も多いんですけど、私たちの世代は辞めている人が少ないんです。みんな、その時期を乗り越える強さがあったのかもしれませんね。

 

  ■□■ information ■□■

 斎賀みつきさんが出演! プチレーヴがおくるキャストが全て女性声優の乙女ゲーム

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七つの謎の先にある、たった一つの初めての想い

 豪華女性声優たちが贈る乙女ゲームが、2015年11月26日に発売予定!

 舞台は「魔法学」「神学」が「科学」と同等に技術・学問として一般に受け入れられている現代日本。

 ただし、誰もが自由に魔法を使えるわけではなく、

 個人の資質に加えて魔法を学問として専門に学ぶ必要があり

 そのための教育機関として、魔法学校が設立されています。

 天(たかし)たちが通う魔法学校では、

 真偽織り交ぜられた、幾つもの七不思議の話が

 先輩から後輩へと代々伝えられてきています。

 天は学校内で知り合った仲間たちと共に

 「本当の七不思議の謎」を知っていくことになり…。

  ■出演声優■

 三瓶由布子・白石涼子・斎賀みつき・国立幸・皆川純子・竹内順子・甲斐田ゆき

 (順不同・敬称略)

 

 詳細は、

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声優相談室、柴田がカツ
最強声優データベース、声優名鑑

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