ただいま修行中

スクールでばりばり修行中の先輩たちから、あなたへの貴重なアドバイス


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下釜千昌さん vol.3

できれば自分を見て元気になってほしいという下釜さん。毎日の生活や、レッスンの中で焦りや悔しさを感じることも多いけれど、マイペースで日々成長しています。

松濤アクターズギムナジウム  声優部 週3コース 本科

小さいころから声優になりたいと思っていたんですか。


幼稚園のころから舞台に立つのが好きだったんですが、小学校4年のころに見たアニメビデオの特典映像で声優という仕事を知ったんです。それまでは女優になりたいと思ってたんですけど、アニメの裏側を知った驚きが大きかったのか、以後は声優になりたいと思うようになりました。今だからこそいえるんですが、声優も役者の仕事のひとつだから、分けて考えるほうがおかしいんですけどね。

松濤アクターズギムナジウムに入ろうと思った理由は?

養成所写真

高校2年の夏、松濤アクターズギムナジウムにレッスン見学に来たんです。本来ならガラス戸の外から授業風景を見るだけなんですが、そのときの先生がたまたまレッスン場のなかに入れてくれたんですよ。そうしたら怒号は飛ぶし、怒られて泣き出す子はいるし、すごく熱気のある真剣な授業に衝撃を受けました。自分はあくまで見学者でしかない、その授業のなかに入れないことがすごく悔しかった。ここでなら学べる、というよりここで学びたい、という欲求を強く感じました。ほかのスクールの体験教室なんかも受講したんですが、わりと「楽しかったな」っていう感じで終わることが多かったんですよ。悔しさを感じたのは松濤のレッスン見学だけでしたね。

実際の授業もやはり厳しくも熱気のある雰囲気なんでしょうか。

見学にきたときよりはるかに熱気を感じますが、厳しさも半端じゃないです。演技の技術も未熟なんですが、精神的な部分を指摘されることが多いんですよ。先生がよくおっしゃるんですが「アニメの世界に憧れて来た子は、精神的な部分が弱いし、叩かれることに慣れていない。役者はメンタルが弱いとやっていけない」んだそうです。すごく悔しいじゃないですか。だからレッスン中は絶対に泣かないって決めてます。その代わり、家に帰ってから友達にうわーって泣きついたりしてますけどね(笑)。お芝居は人間性が反映されるものだから、演技に足りない部分って、自分が人間的に足りてない部分なんです。「お前は中身が何もないから、舞台上では人に頼らないと存在できないんだ」っていわれたりしたら、ものすごく落ち込みますよね。

そこまで落ち込むと、立ち直るのも大変なんじゃないですか。

日舞のワークショップを受講したとき、ふと気がついたんです。私がいくら真似しようと思っても先生の真似なんてできないんですが、それは先生がもう何十年も日舞を続けてきたからであって、比較できないのは当然なんだって。焦ってもしょうがないんだ、自分に今できることを精一杯やってくしかないんだと思ったら、急に気持ちが楽になりました。あと、難波圭一先生が講師を務める1期下の子の授業をアシスタントをさせていただいたんですが、そこでも目の覚めるような体験がたくさんありましたね。私も1年前に同じ授業を受けたんですが、当時は何をいわれてるのかも解らなかったことが、1年経ってみるとちゃんと理解できるんです。アシスタントという一歩引いた冷静な立場から見てるっていうのもあるんでしょうけど、私自身も成長してるんじゃないかなって思えました。ただ、私が苦労したことやいまだにできないことを、すでにできている後輩もいるんですよ。やっぱり悔しいですね(笑)。そういうことも刺激になりました。

ご両親やお友達からも「変わったね」といわれるようになったんでしょうか。 

養成所写真

帰省したときに、「体が締まってきたね」「大人っぽくなった」とはいわれました。昔は、人と接するときはニコニコしてないといけないと思いこんでたんです。できれば私を見て元気になって欲しい、嫌な気分になってほしくないじゃないですか。だから、場を盛り上げようとキャンキャンしゃべったりしたんですけど、そうやって振る舞うのが苦しくなるときがあったんです。でも、人を元気にするっていうのはそんな表面的なことじゃなくて、もっと相手の話を聞いて、お互いに自然体で本音を語り合うことが大切なんですよね。といっても、私なんてまだ何も中身がないから出せるものもないんですけど、私は中身のない人間ですっていうことを認めてさらけ出すことも必要だと思えるようになりました。

これから身につけたい、こうなりたいと思っていることはありますか。  

今、ミュージカルの授業を受けてるんですが、じつは初めて主役に選ばれたんです。ダブルキャストでもうひとりは男の子なんですが、やっぱり同じようには演じられないんですよね。でも、私は私なりに演じればいいんだと思えるようになったし、演出家の先生もキャストに合わせて演出を変えてくださってるんです。もちろん苦手な歌を克服するといった努力は必要ですけど、欲張ってパニックになってもしょうがないし、集中力を高めて主役として舞台に存在できることを第一に考えて頑張ってます。あと、全力で歌ったり踊ったりしてると体力がもたなくなるんです。舞台にしろスタジオでの演技にしろスタミナは絶対に必要なので、今は役者としての身体を作っていきたいですね。

 

役者への道を歩む先輩として、後輩にひとことメッセージをどうぞ。


最初にレッスン見学に来たときに事務局の方もおっしゃってたんですが、お芝居なんてやらなくても生きていけるし、ほかにもっと楽にできる仕事もたくさんあるから、ぜひこの世界に入ってくださいとはいえないし、迷ってるくらいだったらほかの道を歩んだほうがいいと思うんです。私も苦しいことがいっぱいあるし、自信をなくして生きていけなくなるくらい叩きつぶされることもあります。それでも役者になりたい、演じるのが好きっていう人が、生き残っていけるんじゃないでしょうか。私もへこたれずにもっと頑張って、たくさんの先輩方から一緒に芝居をやりたいと思っていただけるような役者になりたいですね。

(取材:2008年9月23日)

学校から一言
事務局 花塚 直子 さん

 

最初は「元気な子が入ってきたな」と思ってました。でも、ただ元気なだけじゃなくて、自分が人からどう見られてるのかを意識している子だと感じますね。自己主張するのではなくて、自分を見て明るい気持ちになってほしいというような、他人の気持ちを第一に考えてるんじゃないかと思います。だから、たまに真緑のワンピースみたいな原色の服を着てきたりして、びっくりすることもありますけど(笑)。人の気持ちを思いやるあまり自分が辛くなっちゃうこともあるみたいですけど、そこまで優等生でなくてもいいんじゃないかな。最近は顔つきもしっかりしてきたけど、辛くなったときには事務局に遊びに来て自分の気持ちを吐き出して、また頑張ってほしいですね。

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