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『声優グランプリPresents 石飛恵里花バースデーイベント2024』イベントレポート

石飛恵里花

声優グランプリチャンネルで「石飛恵里花のふわふわキャンパスライフ」を配信中の石飛恵里花さんが、2024年5月11日(土)にバースデーイベントを開催。第1部、第2部それぞれにゲストを迎え、トークやゲームをしながら親睦を深めた。

■■石飛さん&ゲスト・反田さんが苦手な“漢字”と対峙!

今回のイベントのグッズ撮影で着用した、ピンクのチュールドレス身にまとい壇上に立った石飛さん。昨年は天気が悪かったが、「今年は晴れた!」とひとしきり喜びつつ、第1部のゲスト・反田葉月さんを呼び込んだ。

「えりちゃん」「はーちゃん」と呼び合いながら、にこやかに会話を楽しむ2人は、昨年上演された舞台『D4DJ』で出会ったそう。当時を振り返り、反田さんが「えりちゃんは(D4DJで)生徒会長役だから怖いイメージがあったけど、ありえないくらい優しかった!」と語ると、石飛さんはにっこり。「私は本番中、はーちゃんと見つめ合うシーンで、(反田さんの顔が綺麗すぎて)ニヤけそうになったよ!」と反田さんにお返しし、褒め合いタイムに突入。観客は、そんな2人を見て大いに癒やされていた。ちなみに、トークの合間には電車の遅延に巻き込まれ、遅れて会場にやってきた観客を労う一幕も。そこまでにあった出来事をダイジェストで伝える石飛さんの手厚さに、会場内は大いに沸いた。

その後は、「もっと知りたい、知ってほしいクイズ!」「漢字読み読み対決」といったコーナーも。「漢字読み読み対決」は漢字が苦手な2人におあつらえ向きのコーナーだが、この日の石飛さんは「愛猫」「雹」「蕩ける」など、漢字の読みを次々言い当てていき、圧勝! 「遵守」も、観客から「ギャルマネ(※石飛さんのマネージャーの愛称)の推し!」というヒントをもらい、「志尊淳さんってこと……? あっ、“じゅん”か!」と、「遵」の読み方を導き出して見事に正解していた。ともあれ、反田さんもファインプレー連発。「『雹』って『包』が入ってるから、中華っぽいなと思った。シュウマイみたいな」と言ったり、「強か」の読みを当てる際「○○な女」というヒントに対して「さそり……?」と呟いたりと、端々に可愛らしさをにじませて、またまた観客を癒やしていた。

イベント終盤では、昨年同様にTikTok撮影を行い、ライブパートへ。第1部では、ClariSの『ひとりごと』と『コネクト』を歌唱した。石飛さんから、スタンディングとコールがOKと伝えられると観客は嬉しそうに声を上げ、ペンライトの明かりと熱い声援をステージに送っていた。

さらに、その後はサプライズで反田さんが再登場し、誕生日ケーキとプレゼントが贈られる場面もあった。「今まで誕生日をお祝いしてもらうことはあっても、ケーキがでてきたことはなくて……!」と自虐的に語り、「だから今、すごくうれしいです」と微笑んだ石飛さん。観客からの「おめでとう!」という言葉には、ひときわ優しい笑顔を返していた。

■■会場に集ったファンと「ぷよぷよ」で対戦!結果は……!?

第2部は、黒のミニドレスで登場。可愛らしい衣装で、前日に起こったという電波障害に巻き込まれたエピソードを語りだし、「バーイベの頭で愚痴っちゃった!」とポツリ。オープニングトークもそこそこに、ゲスト高橋花林さんを呼び込んだ。

『アサルトリリィ』での共演を機に知り合った、石飛さんと高橋さん。2人が会うのは久しぶりだったようで、高橋さんは昨年渡せずじまいだったものも含めて2つのプレゼントを壇上で手渡しした。また思い出トークとして、高橋さんが舞台『D4DJ』のアフタートークに出演する日なのに、石飛さんが高橋さんに同作の観劇のお誘いをしてしまったというおっちょこちょいな出来事も明かされ、観客を沸かせた。

序盤から息のあったトークを繰り広げる2人だが、意外にも正反対な一面もある様子。石飛さんが「おうちが好き。帰ってすぐにベッドにダイブすることがあって」と語りだすと、「あ、私、それできないんだよね。気持ちいいのはわかるんだけどね」と高橋さん。お風呂に入ってからじゃないとベッドに入りたくないと強いこだわりを明かし、「じゃあ……一緒に住めないかもね……」と、2人でしょんぼりした。しかも高橋さんは、「家を出る前と、帰ったあとのスリッパが違う」とも。「アフレコブースでは靴を脱ぐことも多いから」という、声優ならではのこだわりでもありそうだが、これには石飛さんもびっくり。「まじで住めないですね!」と断言し、わずかに残っていたルームシェアの可能性が消え去った。ともあれ、高橋さんからすると「こんなに美しく麗しい女の子がちょっとズボラって、逆に好感持てるよね」と惹かれたようだ。

その後は、「石飛バーイベ杯! ぷよぷよ対決!」。石飛さんと高橋さんは、くじで選ばれた3人の観客と4人対戦で競った。公式大会でMCを務めるなど、「ぷよぷよ」とは何かと縁がある石飛さんにとっては、なんとしてでも1位を勝ち取りたいところだ。

しかし……石飛さんの視力の問題で(?)モニターが見えづらかったり、たまたま選ばれた観客がかなり手慣れたプレイを見せたりと、さまざまな要因が重なって苦戦! 途中から、観客に背中を向けステージ後方のスクリーンを見ながらプレイする本気モードに入ったが、間に合わず……あえなく2位に終わった。また、高橋さんvs観客3人の対戦でも、手練れの観客が翻弄。「やめてー!」という高橋さんの絶叫と、「花林ちゃんがやめてって言ってるよ!」という石飛さんの加勢によって、初心者ながら3位に食い込んだ。熱戦に次ぐ熱戦となった「ぷよぷよ対決」。観客参加型だったこともあって、一体感がより強まったひとときだった。ちなみに、「石飛ちゃんのプレイ、どう思った?」と高橋さんから問われた観客たちは、「へたくそだった」ときっぱり。石飛さんが「絶対にセガの人には言わないで」と訴えると、場内は大いに沸いた。

そうして、記念撮影を経て石飛さんによるライブへ。第2部で披露したのは、田村ゆかりさんの『Fantastic future』、『秘密の扉から会いにきて』。石飛さんにとっては、カラオケでずっと歌い続けている楽曲だそうだが、「(ライブでの)コールとかはみんなのほうが知っているだろうから、自由に乗ってほしい」と言って歌唱すると、会場がたちまちピンクに染まり、熱く甘いコールが轟いた。

昨年に引き続き、今年もトーク、ゲーム、ライブと盛りだくさんの内容で自身の誕生日を彩った石飛さん。観客の「楽しかった!」という声を聞き、満足感と安堵の入り混じった温かい表情を浮かべていた。

文・松本まゆげ