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『Anison Days Festival 2024』イベントレポート! 森口博子、寺島拓篤、前田佳織里、大黒摩季、織田哲郎らの共演に1600人が大盛り上がり!

アニソンの“不朽の名曲(マスターピース)”を世代を超えたアーティストが歌い紡ぐ!

7月20日、BS11にて毎週金曜日よる8時に放送されている音楽番組『Anison Days』のリアルライブイベントである『Anison Days Festival 2024』が東京・LINE CUBE SHIBUYAにて開催された。毎年豪華なアーティストが登場している同イベントは今年で5回目を迎える。番組でMCを務める森口博子さんと酒井ミキオさんに加えて、angela、オーイシマサヨシさん、大黒摩季さん、織田哲郎さん、スピラ・スピカ、寺島拓篤さん、前田佳織里さんという錚々たるアーティストが登場。ここでしか見ることのできないカバーソングやコラボパフォーマンスで会場に集まったファンを熱狂の渦に包みこんだ。

「アニソンの“不朽の名曲(マスターピース)”を世代を超えたアーティストが歌い紡ぐ!」をテーマに掲げた今回のライブ。このテーマを元にキャストが選んだ「アニソンの”不朽の名曲”(マスターピース)」をメドレー形式で披露。そんなカバーメドレーの1曲目は、オーイシマサヨシさんによるアニメ『セクシーコマンドー外伝 すごいよ‼マサルさん』オープニングテーマの「ロマンス」。これを皮切りに、スピラ・スピカが「Fight!」、寺島さんが「さぁ 」、前田さんが「星間飛行」、angelaが「Successful Mission」、織田さんが「Install x Dream」、大黒さんが「煌めく瞬間に捕らわれて」、そして森口さんの「Gの閃光」と、往年の名曲たちを歌い繋いでいった。

angelaが登場すると、会場から大きな声援が。代表曲「Shangri-La」を筆頭に、「緋色の空」(カバー)、「全力☆Summer!」とアッパーチューンを立て続けにパフォーマンスし、会場のボルテージを上げていく。パフォーマンスの最中には客席に下りて、ファンの眼前で歌唱したり、ファンを煽っていったりと、フェスならではの熱いステージが展開された。『とある科学の超電磁砲』のオープニングテーマ「only my railgun」(カバー)では、スピラ・スピカとangelaがコラボレーション。背中を合わせながら息のあった掛け合いを見せた。

続いて、angelaからバトンを受け取ったスピラ・スピカが「燦々デイズ」、「AURORA」(カバー)、「イヤヨイヤヨモスキノウチ!」の3曲を立て続けにパフォーマンスすると、前田佳織里さんは新曲『常識外れヒューマン』からはじまり、『カードキャプターさくら』の初代オープニングテーマでもある「Catch You Catch Me」(カバー)で笑顔溢れるフレッシュなステージを届け、「光ったコインが示す方」では会場を一気にモノにしていく。森口さん、atsuko(angela)さん、スピラ・スピカ、前田さんの女性4人によるここでしか見られないコラボレーション『けいおん!』のエンディングテーマ「Don’t say “lazy”」(カバー)に、会場からは大きなどよめきが起こった。社会現象となった『けいおん!』が現在もなお、アニメファンの記憶に強く残っていることを感じさせた。

中盤のパートでは「Anison Days」でサブMCを務めるシンガーソングライターの酒井ミキオさんが登場。「Reckless fire」「Drastic my soul」「Wonderful Life」を歌唱し、「ここに来てくれたみなさんは人間国宝です」といった言葉を残して会場を笑いに包んだ。続けてオーイシさんと寺島拓篤さんによる『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』オープニングテーマの「STORM」(カバー)。初の歌唱コラボとなる2人のパフォーマンスは、お互いの魂がぶつかり合うような熱いステージに。寺島さんはそのまま『コードギアス 反逆のルルーシュ』オープニングテーマ「COLORS」(カバー)をはじめ、「Nameless Story」「ヒカリハナツ」の3曲を披露し、エモーショナルなムードを作り上げていった。

オーイシマサヨシさんは白い衣装で登場すると、『アズールレーン』の6周年記念ソング「黄金航路」で幕が上がった。MC中、オーイシさん対して「帰れ」コールが巻き起こる中、披露されたのは森口さんとのコラボによる『【推しの子】』の劇中歌「サインはB」。男女の混合のボーカルで歌われる「サインはB」(カバー)はいつにも増してキュート。そして『道産子ギャルはなまらめんこい』のオープニングテーマ「なまらめんこいギャル」ではオーイシさんらしい高音を響かせてアーティストとしての存在感を見せつけた。

バンドセッションを挟んだ後は、シンガーソングライターの織田哲郎さんが登場し、TETSU名義でリリースした『装甲騎兵ボトムズ』の主題歌「炎のさだめ」を情感たっぷりに歌い上げ、『ドラゴンボールGT』の主題歌「DAN DAN 心魅かれてく」(カバー)をバラード調で披露した。そして「徹底的に場違いなやつを歌おうと思います」と語り披露されたのは『きらりん☆レボリューション』主題歌「恋☆カナ」(カバー)だ。織田さん自身が作曲した同曲を弾き語りで披露するという貴重なステージに見惚れていると、途中から前田さんを呼び込んでコラボパフォーマンス。続けて「チャンス!」(カバー)も歌い上げ、力強さと瑞々しさを併せ持つ歌声は観客を釘付けにしていた。

織田さんは続けて大黒摩季さんとともに『SLAM DUNK』のエンディングテーマ「世界が終るまでは…」(カバー)を歌い、織田さんが去った後は大黒さんが「あなただけ見つめてる」「マイ フレンド」(カバー)という『SLAM DUNK』の主題歌を力強いボーカルで届けた。大黒さんが「一緒に歌ってくれる?」と呼びかけて披露された「ら・ら・ら」では、angela、スピラ・スピカ、前田さんもステージに登場した。大黒さんの合図で客席とアーティストが一緒に大合唱。会場が一体となった瞬間だった。

トリを任された森口さんは、「1990年代の名曲が続きましたが、もっと古い曲を歌っちゃいます!」と「サムライハート」「悲しみよこんにちは」といった80年代の楽曲を続けて披露。『機動戦士ガンダムF91』テーマ曲の「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」で本編を締めくくった。

アンコールでは出演者全員が登場し、『ドラゴンボールZ』のオープニングテーマでもある「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を熱唱し、フェスの興奮を観客とともに分け合った。全員が楽曲に思いを乗せて歌っていく光景は胸を熱くさせられた。豪華なアーティストの共演で、大いに盛り上がりを見せた『Anison Days Festival 2024』。熱狂の3時間半はいつまでも記憶に残り続けるだろう。