星谷美緒さん、立石凛さん、長月あおいさんがキュートな魔女に大変身!
声優グランプリが主催するハロウィンイベント『声グラハロウィーン2025-CuteWitches’Party-』が、2025年10月25日(土)に開催された。声グラハロウィーンは今年で4回目となる恒例大人気イベント。今回は「魔法学校」をテーマに、キュートな魔女姿でトークやゲームのほか、例年からは初となるオリジナルボイスドラマも。本記事では星谷美緒さん、立石凛さん、長月あおいさんの3名が出演した昼の部をお届け!
怪しげな音楽と共にイベントがスタートすると、ステージ中央に現れたのは担任教師役の星谷さん。「ようこそ、ホボワーツ魔法学校へ!」と高らかに宣言し、会場の生徒(観客)を魔法の世界へと誘う。しかし、入学初日にもかかわらず、まだ席についていない生徒がいるようだ。そこに慌てた様子で立石さんが舞台袖から駆け込んできた。「間に合ったー!」と息を切らす立石さんに、会場からは温かい笑いと拍手が送られる。遅刻を咎められつつも自己紹介を済ませた立石さんに続き、もう一人の生徒、長月さんも登場。
なんとこの3人、今回がほぼ初対面とのこと。「初めまして軍団でやらせていただきます!」と星谷さんが言うように、まずは互いの呼び方を決めることに。立石さんは「りんちゃろ」か「ちゃろ」、長月さんは「あおちゃん」、星谷さんは「みおた」と呼ばれることが多いと明かし、それぞれのニックネームが決定。和気あいあいとした雰囲気でイベントは幕を開けた。
一息つくと、まずはキャスト各々がセルフコーデした魔女衣装の紹介へ。立石さんはイベント時期を考慮した長袖トップスに、可愛らしさを意識したミニスカートを合わせたスタイル。本人曰く、「大人っぽいロングスカートも考えたけど、今回は可愛らしさで」とのこと。一方、長月さんは普段あまり着ないという黒を基調としたコーディネート。夏に衣装を選んだため半袖になったが、ピアスや靴下などの小物でハロウィンらしさを演出したというこだわりも。しかし、撮影時に用意していた手袋を忘れ、この日の本番にも持ってくるのを忘れたというおっちょこちょいな一面も覗かせた。最後に星谷さんは、魔女の定番カラーである黒をあえて避け、青いチェック柄の衣装を選択。なんと連れているトラのぬいぐるみからコーデを組み立てていったとのこと。三者三様の個性あふれる魔女姿に、会場からは大きな拍手が送られた。
続いては、コーナー企画「授業」の時間へ。最初の科目は「トーク学」。BOXから引いたトークテーマに沿って3人が語り合うコーナーだ。初めにひかれたテーマは「この秋やりたいこと」。長月さんは「秋のかき氷が一番おいしい!」と熱弁。芋栗かぼちゃ系がお気に入りで、この秋は50杯食べることを目標に、すでに32杯を達成しているというかき氷愛を炸裂させる。あまりの熱量に立石さんと星谷さんも興味津々で、「かき氷フレンズになりたい」という長月さんに「ぜひ行きたい!」と乗り気な様子。一方、立石さんは「料理をしたい」と意気込む。普段はあまり料理をしないそうで、「普段はもずくばかり食べてる」といった衝撃(?)の事実を告白。しかし、秋らしいスープや鍋料理に挑戦したいという意欲を見せた。星谷さんは「あんまんをいっぱい食べたい」と簡潔ながらも強い願望を語った。
次のテーマは「もしも魔法が使えたら」。立石さんは「空を飛びたい」と回答。高いところが好きで、ジェットコースターのように自由に空を駆け巡りたいという夢を語る。さらに「動物に変身したい」とも話し、好きな作品のキャラクターに影響されて狼になりたい願望も明かした。長月さんは以前「スイッチが欲しい」と話していたが、ついに自力で購入できたことを報告。魔法が叶ったと喜びを爆発させた。対照的に、星谷さんは「宝くじの当たりをお~くれ」と現実的な(?)願いを語り会場の笑いを誘った。
最後のテーマは「今悩んでます」。ここで長月さんが「3年前に教習所にお金を振り込んだのに、まだ一度も行っていない」という悩みを告白。行くと期限が発生してしまうため、なかなか足が向かないという。星谷さんは自身の教習所でのユニークな体験談を交え、「気分転換だと思って行ってみては?」と優しく背中を押した。
続く2時間目の授業は「魔法のほうき術」。とんがり帽子を使った輪投げと、ほうきを使ったゴルフゲームのタイムアタックに3人で挑戦する。まずは星谷さんがお手本を見せるが、輪投げは苦戦、ほうきゴルフはまさかの空振りで、早くも暗雲が立ち込める。トップバッターの立石さんは、輪投げはすぐにクリアしたものの、ほうきゴルフで大苦戦。ボールがうまく飛ばず、挙句の果てにはほうきが折れてしまうハプニングが! 急遽ほうきを交換し、星谷さんと長月さんのアシストを受けながら、なんとかカップインに成功した。続いて長月さんが挑戦し、輪投げ、ほうきゴルフともにスムーズにクリア。最後に星谷さんの挑戦でも見事クリア! 結果はギリギリ合格となり、3人は安堵の表情を見せた。
3時間目の授業は「呪文学」。相手を意のままに操る禁断の呪文を使って、お題のポーズを当てるというゲーム。まずは星谷さんがお手本として立石さんに「甘いセリフ」を命令すると立石さんは「皆を魔法でメロメロにさせちゃうぞ」と応え観客は言葉通りメロメロに。長月さんには「昨日の晩御飯を可愛く言う」という魔法をかけ、「横浜家系ラーメン」と告白。そうして望む本番、3人は観客のポーズを見てお題が何かを当てる。「相撲」「競馬」と順調に正解を重ねるが、3問目の「セクシー」で大混乱。観客のポーズがあまりにも多様で、「胸元を隠す人」「アピールする人」「可愛いポーズの人」など多種多様な「セクシー」が乱立。戸惑いながらも「セクシー」と回答し正解すると、会場からは大きな笑いが起こった。4問目はさらに難易度が上がり、目薬を差すようなポーズやかゆがるようなポーズなど、ヒントが錯綜。最終的に「織田裕二(目薬のCM)」が正解だとわかると、3人は「難しすぎる!」と声を揃えた。
最後の授業は「卒業試験」。3人によるオリジナルボイスドラマの朗読。物語の舞台はもちろん「ほぼワーツ魔法学校」。グラスを割る魔法に苦戦する長月さん演じる魔法学校の生徒・アオイ。星谷さん演じるミオ先生の厳しい指導のもと授業が進むが、アオイは時間を巻き戻す魔法「オーラ・インヴェルサ!」を使い、失敗を誤魔化してしまう。そこへ立石さん演じる転校生リンが登場。「人に本音を言わせる魔法なんだ」とあっけらかんと自身の魔法を明かし、「アオイの得意魔法を教えて。エクラ・ヴェリタス!」とアオイの秘密を聞き出してしまう。その後も「趣味は?」「チャームポイントは?」と魔法を連発するリンに、タジタジになるアオイのコミカルな掛け合いに会場からは笑いが起こる。魔法の多用を心配するリンに、アオイは魔法を使わないことを約束する。ミオ先生が繰り出す伝説の魔法「ハヤク・オワラセタクナール」(語の終わりに向かいたくなる魔法) により終盤へと進んだ物語は、本音を引き出す魔法を使い続けたリンが占いタレントとして大ブレイク、魔法を封印したアオイは普通クラスに落ち着くという、まさかの展開に。会場は再び爆笑の渦に包まれた。
イベントはあっという間にエンディングへ。締めの挨拶では、立石さんは「配信とかでも中々仮装することがなかったので、初めてのハロウィーンイベント参加で楽しかったです。また皆さんとお会いしたい!」と笑顔で語った。長月さんは「人生初のハロウィーンイベントの思い出が作れて嬉しい。距離が近くて皆さんと絆が深まった気がします」と感謝の気持ちを述べ、星谷さんは「初めましての3人ですが、協力する企画が多くて距離が縮まりました。コーナーでの思い思いのセクシーも印象的でしたが、観客の皆さんの協力も嬉しかったです」とイベントを振り返り、温かい拍手の中でイベントは幕を閉じた。
