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【インタビュー】楠木ともり「レコードってこんなクリアなんだ!」—―初アナログ・レコード盤『PRESSED FLOWERS』で気づいた自作曲の新たな魅力【seigura.com限定】

楠木ともりさんが、初のアナログ・レコード盤『PRESSED FLOWERS』を6月17日にリリースする。
これまで彼女が発表してきた8曲をレコードというメディアで聴くことで、楽曲の新たな魅力に気づくこともあるだろう。
どんな想いで8曲をセレクトしたのかなど、たっぷりと話を聞いた。

レコードで聴くという体験をベストなものにしたいと思ったんです

――レコードにはどんな思い出がありますか?

私は世代ではないのですが、父がレコードプレーヤーを持っていて、タンスの奥にレコードを眠らせていたりしたんです。でもそれを私より音楽好きの姉が全部持っていってしまったので(笑)、私はほとんどアナログ盤には触れずに育ってきました。姉がレコードの掘り出し物を探しに行くときについていったりしたことはあるんですけど、ちゃんとした環境でレコードを聴いたことはなかったので、自分で作ってみて「どうなるんだろう」という楽しみがありました。

――レコードについて学びながら制作に入っていったんですね。

そうですね。もちろん、なんとなくは把握していたんですけど。曲を入れる順番や曲数に制約があったので、曲選びも最初はギリギリの10曲で攻めてみようと思ったのですが、相談した結果、音質も含めて全8曲にとどめることになりました。

――時間で決まっているのではなく、音質も関係するんですね。

溝を入れられる幅は決まっているので、曲数を増やして収録時間が長くなると音質がブレやすくなるらしいんです。低音をしっかり出したりレンジを広くしたりするのであれば、曲数を少なくしたほうがいいみたいなので、そちらを選びました。

――溝の幅や深さによって音質が変わるというのも、レコード好きじゃないとわかりづらい話ですよね。

なかなかわからないですよね。でも、溝を顕微鏡みたいなもので拡大して見せていただいて、この音はこのあたりですねと解説してくださったのが面白かったです。あと、レコードの最初のほうに盛り上がる華やかな曲を入れて、終盤にかけて音数が少ない曲にしたほうが音質的には良いと聞きました。

――レコードは最初に盤のいちばん外側に針を置きますからね。そこに情報量が多い曲を配置するというのもわかります。

だから曲順はその視点でも選んでいるんです。となると(音が華やかな)「バニラ」を最後にして大丈夫かな?と思ったんですけど、結果的にはいい形になりました。CDだと、ライブのセットリストみたいな組み方をして、盛り上がる曲をこの辺でとか、考えやすいんですけど、レコードは音質も考えて曲順を決めないといけないので、そこはCDとは違う点だなと思いました。

――音質はどう感じましたか?

レコードって勝手なイメージで、ノイズが入っているのがいいのかな?と思っていたんです。温かみがあってレトロな雰囲気もあるから、ちょっと丸い音というイメージがあったんですけど、私がチェックの時に聴いた環境がすごく良い環境だったんですよ(笑)。なので、ノイズ一つないし、なんならCDより臨場感があったというか。レコードって、こんなクリアに聴こえるものなんだ!と思うくらいで。CDとは決定的に違うんですけど、古びた感じもないし、むしろすごくよく聴こえる感じだったのが印象的でしたし、驚きでした。

――それはかなりいい音響だったんでしょうね。

今までさんざん聴いてきた曲でもレコードで聴くと、「あれ、ここでこんな音が鳴っていたんだ!」みたいに、急に飛び込んでくる感覚もあって。何が違うのかを言語化するのは難しいんですけど、明らかに違う感じはありました。

――となると、既存曲が収録されている『PRESSED FLOWERS』を買う意味がありますね!

あると思います。聴いたら新しい体験になるんじゃないかな。

――それと、A面とB面という概念もなくなってきていますから、それを味わうことができるのも醍醐味かなと思います。

今でも両A面シングルはありますけど、両A面ってなんだろう?という人は増えていますよね。私も知識としては知っていますけど、レコードが主流だった当時とは感覚的に違うのかなという気はしています。

――昔はカセットテープもA面とB面でひっくり返して聴かなければいけなかったし、アナログ盤もすぐ聴き終わってしまうので、ひっくり返しに行かなければいけないんですよね。それが面倒で(笑)。

たしかに、あっという間ですよね。だからこそ大事に聴こうとは思います。

――そうなんです! 音楽を聴こうと思って聴く体験がいいんです。では、ここから選曲理由について、じっくり聞いていこうと思うのですが。

はい。まず、アナログ盤を出すことになって、父と姉に「レコードを出すんだけど、どの曲が面白いと思う?」と聞いたんです。そうしたらけっこう候補を出してくれて、その中から収録できる分数になるように私が絞っていったんですけど、今までのCDだとコンセプトを考えたり、一枚の空気感を大事にしていたんです。でも今回はアナログ盤で、今後こういう機会があるかもわからないし、今回きりかもしれないから、コンセプトや流れというよりはレコードで聴くという体験をベストなものにしたいと思ったんです。だから、音数が多いものから少ないものまで、生音のものから打ち込みのものまで、歌い方なら、ちょっと激しいものからブレッシーなものまで、私が持っている曲の中でもトガッているというか、突出した特徴がある楽曲を選んでいきました。

――代表曲と考えるならば、「ハミダシモノ」とか、アニメの主題歌も入ってきそうですが、そうではないんですね。

アニメタイアップ曲は、音が満ち満ちしている印象があって、それよりは余白がある楽曲のほうがレコード向きだと思ったんです。音の波形がビターッとなっているものではなく、ある程度強弱がある曲のほうが、レコードで聴いたら楽しいんじゃないかなって。それで必然的に音の密度が高いものは外しています。

――レコードで聴くのに適した曲、というのが第一だったのですね。その結果、全曲楠木さんが作詞・作曲をした曲になりましたが、編曲者はバラけているんですよね。

そうなんですよ! やっぱりトガるってそういうことなんだなというのは感じました。(あらためてクレジットを確認しつつ)でも、かなりバラけていますね! あらためて見て、びっくりしました。

――「アカトキ」から始まるというのは、やはりこの曲だろうという感じだったのですか?

リストアップした時に、いちばん華やかではあったので、1曲目はこの曲かなと思いました。あと、針を置く瞬間のことを考えたときに、この曲がいいなって。

――歌詞が〈針が重なる〉から始まりますしね。時計の針なのかもしれないですけど。

たしかに時計かも(笑)。でも、レコードの針を置いたときに、あのイントロが鳴ったら、ドキドキ感とワクワク感をみんなに届けられると思ったんですよね。なので「アカトキ」がSIDE Aの1曲目というのは、けっこう即決でした。

――歌詞に、〈コーヒー〉が出てきたりするんですけど、レコードとコーヒーって親和性があるので、すごくぴったりだと思いました。

歌詞までは考慮していなかったけど考えていたことにしておこうかな……。はい、考慮していましたよ。〈針が重なる〉ってぴったりだなぁと思ってました(笑)。

――あははは(笑)。

でも実は「アカトキ」を作っている時、ちょっとレトロな空気感を考えていた時期でもあったんです。当時はアナログ盤を出すなんて思っていなかったですけど、その時から親和性は高かったのだと思います。きっとアレンジの多田三洋さんもレコード世代でしょうから。

――デビュー前から一緒に音楽をやっていた多田さんのアレンジ曲が1曲目というのも、個人的にアツかったんです。

アツいですよね!

――そしてこの曲は、ライブでみんなで歌う人気曲でもあるので、華やかさもありますね。

曲自体も生音だし、楽器の数がいちばん多いのも「アカトキ」なんですよね。パーカッションでもけっこうマニアックな楽器も入れていたりして、聴いていると面白いんです。となると、やっぱりレコードで聴いたとき、“こんな音聴こえた! こんな音が入っていたんだ!”という発見もあると思うので、レコード向きだと思っています。

――「DOLL」は、いちばん意外な選曲でした。亀田誠治さんのアレンジ曲です。

これは実験枠で入れたところがあって、「MAYBLUES」もそうなんですけど、入れたらどうなるのかなという面白さから選びました。「DOLL」はバンドサウンドなので音数的にはそれほど多くないんですけど、ボーカルも含めて質感が独特だし、楽器のバランスも特殊だったりするんですよね。あとレコードは、たしか低音が出づらいんですよ。「MAYBLUES」も「DOLL」もキモは低音なので、それがレコードでどうなったのかは聴いてみてのお楽しみですね。

――亀田さんはベーシストですし、きっと低音へのこだわりも強いでしょうね。

それは亀田さんご本人に聞いてみないとわからないところですけど、ファン心理としてはやっぱり亀田さんのベースは聴きたくなりますよね!(笑) あと「DOLL」はボーカルもCDと違う印象を受けたんですよ。

――たしか、ウィスパーめに歌ったんでしたよね。

ウィスパーで、なおかつどの曲よりもあえてかすれさせて歌っているんですけど、それって微妙なニュアンスじゃないですか。それがレコードでどこまで聴こえるかなと思ったんですけど、私が聴いた感じでは、丸みがあるというか。CDはソリッドな感じがあったんですけど、レコードではまとまりがあって、これはこれで素敵だなと思いました。

――続く「眺めの空」も、納得の選曲ですね。

曲としてもアイコニックというか。私のデビュー作(1stEP『ハミダシモノ』)に収録されていて、初めて作詞・作曲した思い出深い曲であり、曲としてもサビは音圧があるけど、ほかが意外と穏やかだったりするので、曲の抑揚はしっかりしているんです。そこがレコードに合いそうだね、という話になりました。

――実際、良かったですか?

すごく良かったです! イントロがバーンと来るところが、本当に風が吹いてきたような、しっかり向かってくる感じがあって。レコードってこんな迫力も出せるんだ!と感じました。ただ、今回の取材で難しいのが、私がレコードを聴いた環境がめちゃめちゃベストな環境だったということなんです(笑)。ここで音の感想を話しても、その環境で聴ける人はあまりいないと思うから、このインタビューを読んで家で聴いてみたら「ん?」となるかもしれないんですけど、私はそこがレコードの面白さなのかなとも思っていて。CDってイヤホンやスピーカーで音質に差は感じつつ、元のデータはいいからある程度は同じ範囲内でカスタムする感じに近いと思うんです。でもレコードって環境によって本当に聴こえ方が違うので、それを自分で探っていったり違いを楽しんでもらえたらいいのかなと思いました。

――こだわればこだわるほど奥が深い世界ですからね。そしてA面のラストが「バニラ」です。

先ほど話したように最後にするか迷いつつ、結果、最後にして良かったなと思いました。何とかギリギリ入りました。

――これはファンや家族への感謝を歌った曲で、ライブでもよく歌われているのでラストにはふさわしいですね。

そうですね。聴こえ方も良かったです。ちゃんと低音が鳴ってくれている感じがしたのと、「バニラ」ってCDの時点で丸みを帯びた音から始まり、サビでガツンとくる曲なので、そのどちらの良さも出ているような感じがしました。

自分でもこのSIDE Bのセレクトは気に入っているんです

――B面は、個人的に大好きな4曲だったんですけど。

わかります! SIDE Bが好きと言ってくれる人が好きです(笑)。SIDE Aはポップスというか、メロディラインが華やかで、わかりやすく聴きやすい楽曲を集めているんですけど、SIDE Bはどちらかというと空気感重視。世界観が確立されている楽曲で、ほかと被らず、なおかつ曲に幅があるものを選んでいるので、いかにもB面って感じがしますよね。

――楠木さんもB面好きそうですからね。

B面好きです(笑)。それに自分でもこのセレクトは気に入っているんですよ。

――1曲目の「narrow」も、レコードで聴きたくなる曲ですしね。

弦楽器が生で入っていて意外と音もリッチなんです。空気感も独特で、針を置いた瞬間に冬っぽい音が流れてくるのがすごくロマンチックだなぁと思い、1曲目にしました。

――「twelve」は、arabesque Choche(Chouchou)さんのアレンジなので、アナログ盤で聴きたくなりますね。

この曲に関しては、明確に父が「『twelve』がいいんじゃない」と言っていたのを覚えているんですけど、曲の構成もだいぶ独特で楽器もハープが入っていたり、ほかとまったく被っていないんですよね。それと男性のコーラス……、arabesqueさんのコーラスが入っているのも新鮮なのかなと思いました。あとは空気感が本当に素晴らしくて、流れ始めた瞬間に場を掌握するパワーがある曲なので、レコードで聴いたらたまらないだろうなと思いました。途中で砂の音が、しゃらしゃら~って聴こえるところがあるんですけど、それがレコードだとどうなるんだろうと思っていたらすごかったです! 本当に目の前で砂をサラサラ~ってやられたような臨場感がありました。

――そういう自然の音はレコード向きかもしれないですね。

砂の音は実際に録っているんですよね。何度か砂を落としたけど、ちょっと音が足りないから木を混ぜてまた落として録ったみたいなことを聞いたので、レコードとはだいぶ相性がいいと思っています。本当はarabesqueさんのアレンジシリーズで、「sketchbook」や「山荷葉」も入れようと思ったんですけどね。

――アナログ盤の最初の一枚となると、バラエティに富んだほうがいいでしょうからね。

そうなんです。いつでもアナログ盤をリリースできるのであれば、いろんなコンセプトを考えられたんですけど、今回は、アナログ盤のベストみたいな選び方なので。

――「MAYBLUES」は実験枠と話されていましたが、打ち込みが印象的な楽曲なのでレコードに入れるんだ!という意外性もありました。

「MAYBLUES」は、本当はクラブリミックスを作りたかったんですけど、それが叶わずでそのまま入っています。「MAYBLUES」って、音楽好きの方に「良い」と言ってもらえてプレイリストに入れていただいたり、すごくいろんなところに飛んでいってくれている曲なんですよね。そういう意味で、音楽により深く入り込める部分としてレコードに入れておきたいというのと、どの曲よりも低音がキモになっているので、その低音がレコードでどこまで聴こえてくるのかが挑戦でもありました。レコードのカッティング(音の情報を盤に刻む行程)をする前にレコード向けのマスタリングをしているんですけど、それをしてくださった方もいちばん難しそうな感じでした。

――低音の処理をアナログ盤でどう再現するのか難しそうですね。この曲はたしかに名曲で、音楽としてすごくいいんですよね。アニメや声優と関係なくても聴かれているのもうなずけます。

だから「もっと聴いてくれてもええんやで」と思っているんですけどね(笑)。海外の方がよく聴いてくれていたり、姉の周りの音楽好きの方たちにも好評だったりするんですよ。ジャンル的には、UKガラージというのに入ると思うんですけど、UKガラージが好きな方も多いし、自分のこういうブレッシーな歌い方にも合っていると思うんです。だからもう少しこういうジャンルをやりたいなと思っています。

――ダンスジャンルだから、リミックスされていろんなところで流れたら面白そうですけどね。

もっともっと広がってほしいなと常々思っています。リミックスもぜひ誰かやってほしいですね(笑)。

――「タルヒ」は、やぎぬまかなさんのアレンジで、やぎぬまさんともデビュー初期の『バンめし♪』からの関係性もあるのでアツかったです。

「タルヒ」も、それこそもっと聴いてほしい曲で、ドリームポップでCDだとちょっとまろやかかつノイジーで、シューゲイザーっぽさがある曲なんです。それがレコードになるとどうなるのかな?と思ったのですが、正直この曲は良い環境で聴いたらきれい過ぎて、ただ「いいなぁ」という感想になったんですしかならなかったんです(笑)。だから逆に、環境が良すぎないところで聴くと、また違った良さが出る気がしています。だから皆さんの好きな環境で聴いてほしいです。「タルヒ」もギターはめっちゃ本数を重ねていますけど、バンドサウンドなので音数自体は少なくて最低限なんです。でも、すごく良い曲だと思うんですよね。

――「タルヒ」は本当に名曲だと思いますよ。

私も大好きなんですよ、この曲!

――あらためてこの8曲を聴くと、曲がものすごくいいんですよね。

こうやって並べてみると、アレンジャーさんってやっぱりすごいんだなと思いました。自分で作詞・作曲をした曲というプライドもありますけど、やっぱりアレンジがないとより良い曲にならないし、SIDE Bはそれが顕著というか。アレンジでものすごく個性が出た感じがしたので、あらためてレコードで楽しんでほしいです。

――それもわかりますが、やっぱりメロディが良くないと良い曲にはならないと思うんです。なので、あらためてメロディの良さが感じられました。

うれしいです。それは一番の褒め言葉ですね(笑)。

――自分で作る曲って、やっぱりその人にすごく合っている気がするんです。

それはレンジもあるかもしれないですね。自分が歌いやすい、歌い慣れているレンジをうまく使えている曲が書けているのかもしれないです。あと、自分が作る曲ってある意味、自分が聴いてきた音楽の蓄積じゃないですか。自分が吸収してきたメロディから生まれてくるものだから、やっぱり親和性は出てきますし、歌い方だってこれまで聴いてきた曲から影響を受けてきたものなんですよね。

――たしかに。だからその人が歌う自然さがあるのかもしれないですね。そしてジャケットのお話も少ししたいのですが、今回もこだわりを感じますね。

こんなにピンクのジャケットは、CDではやらないかもしれないですね(笑)。ジャケもこだわっていて、まずいろんな人のレコードを見てどうしようかなと考えました。で、さすがに顔のどアップはちょっとしんどいなと。

――ジャケットのサイズ自体が大きいですからね。

でも、私が映っていないのもそれはそれでということで、自然な印象かつレコードが普及していた70年代ぐらいの雰囲気を意識しました。ファッションもちょっとヒッピーっぽい感じで、パンツのシルエットとか色は少しレトロだけどカラフルさがある雰囲気にしていただきましたし、ヘアメイクもそれに合わせていただきました。あと、私がジャケットを調べていた時、写真の上に手描きでバーって模様を描いているアーティストさんがいたんです。それがすごく良くて、私もやる!って決めて、写真自体にスペースを作ってもらって、その上に私が絵を描き込んでいきました。

――これまでもグッズやCDの盤面にイラストを描いていますけど、このテイストはもう得意分野になっていますね。

仕事を始める前からずっとこういう絵を描いているので、だいぶ手慣れてきました。

――レコードから何か生み出されている、というイメージなんですね。

いちおう音を草花で表現するみたいな感じにしていて、ギターやレコードプレーヤーからニョキニョキと生えたものが部屋全体に広がっていくみたいなイメージです。手に持っていただいて細かい絵を見てくださるのも楽しいし、置いても飾ってくださってもうれしいので、そういうデザインになっていたらいいなと思っています。

――そして『楠木ともり Billboard Live 2026』が9月6日に横浜、9月13日に大阪で開催されます。きっとやりたかったライブですよね?

やってみたかったです! ファンの方からも「いつかBillboardでライブをやってください」と言われていましたし、インディーズの時にアコースティックでライブをしていたことがあるので、いずれやってみたい舞台ではあったんです。空気もちょっと大人ですし、私もそれができる年齢になってきたのかなと思うので、少し感慨深いですね(笑)。

――客席もすごく近いですよ。

わー、緊張する(笑)。でも、これまでみたいに音圧でバーンといくライブよりはアコースティックな感じになると思うし、全体的に穏やかで、BGMとして聴けるくらいのライブにしたいと思っているんです。ライブでいつもやる激しい曲も、アレンジでまったく違った雰囲気になるのかな?

――ビルボード横浜は音が良いですし、ビルボード大阪もすごく雰囲気があってきれいなので、ぜひ楠木さんの音楽に酔いしれてほしいですね。

あ、でも一つだけ言っておくと、『PRESSED FLOWERS』を引っ提げたライブではないので、『PRESSED FLOWERS』の曲が全部聴けるわけではないんです。どの曲をお届けするかわからない、何も引っ提げていないライブは久々のような気がするので、どの曲がどんなアレンジをされて歌われるのかをドキドキ楽しみにしていてもらえたらと思います。

取材・文/塚越淳一

Profile

楠木ともり●くすのきともり
12月22日生まれ。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。主な出演作は、アニメ『正反対な君と僕』(本田/イエティ)、『チェンソーマン』(マキマ)、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』(レン)、ゲーム『ヘブンバーンズレッド』(茅森月歌)、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』(宵崎奏)ほか。

information

楠木ともりさんの初となるアナログ・レコード盤『PRESSED FLOWERS』は好評発売中。
楠木さんが作詞・作曲を手掛けた楽曲から“アナログで聴いてほしい”8曲をセレクトした完全生産限定盤のコンセプトアルバム。

『PRESSED FLOWERS』
5,500円(税込)

[収録内容]

■SIDE A
01. アカトキ(作詞:楠木ともり・鳴海夏音 作曲:楠木ともり 編曲:多田三洋)
02. DOLL(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:亀田誠治)
03. 眺めの空(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:重永亮介)
04. バニラ(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:野村陽一郎)

■SIDE B
01. narrow(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:重永亮介)
02. twelve(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:arabesque Choche( Chouchou))
03. MAYBLUES(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:KBSNK)
04. タルヒ(作詞・作曲:楠木ともり 編曲:やぎぬまかな)

 

○楠木ともり 公式X
https://x.com/tomori_kusunoki/

○楠木ともり 公式サイト
https://www.kusunokitomori.com/

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