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数々の豪華コラボが実現したミニアルバム『シスターシティーズ』の全曲を早見沙織さん本人が解説!

早見沙織

2020年にアーティスト活動5周年を迎える早見沙織さん。3月25日にリリースされたミニアルバム『シスターシティーズ』は、各界で活躍するサウンドクリエイター5名とのコラボレーションによる全5曲を収録。その聴きどころに迫るインタビューをお届けします。

 

――「姉妹都市」という意味の『シスターシティーズ』。なぜこのタイトルにしようと思ったのでしょうか?
 今回はいろいろな方とコラボしたミニアルバムになるというところからスタートしています。そこから「新しい何かを吸収してクリエイトしていく」という過程が、姉妹都市や友好都市に足を運んでその土地で得たものを自分の人生に生かしていくようなイメージに近いのかなと思い、このタイトルにしました。

――作詞は全楽曲ご自身が手掛けられていて、テーマは「旅」と「自由」になっているそうですが、早見さんの「旅に出たい」という気持ちも込められているのでしょうか?
 旅、出たいです(笑)。でも、いろんな気持ち……憧れもそうだし、夢見る気持ちもそうだし、自分が実際どこかへ出かけたときに感じているような気持ちを1曲1曲にギュッと込めている感じです。

――1曲目の「yoso」は、ちょっと変わったタイトルですね。
 タイトルのとおり“よそ”の土地に行ったときの感覚を書いたものです。自分の今いるフィールドじゃない所に行ったときに感じるようなことを、楽曲がもつ華やかなんだけど、ちょっと物寂しい雰囲気にシンクロさせて書きました。

――作曲・編曲はKenichiro Nishihara(西原健一郎)さんが担当されています。
 2019年の初め頃に自分がいっぱい聴いた曲のリストを作って音楽ディレクターさんにお渡ししたのですが、そこからディレクターさんが「西原さんがよいのではないですか」とご提案してくださり、お声掛けしたところ快く引き受けていただけました。

――2曲目「mist」の作曲・編曲は横山克さん。
 横山さんは『四月は君の嘘』や『彼方のアストラ』といったアニメ作品でご一緒させていただいており、個人的にはとてもなじみのある方です。横山さんのお作りになられる劇伴の世界観は本当に美しくて素敵ですし、機会があったら1曲作っていただきたいなと思っていて、すごく楽しみにしていました。

――歌詞は具体的なイメージをもって書かれているというよりは……。
 ふんわりしていますよね。横山さんとは実際にお話もさせていただいたんですけど、そのなかでキーワードがいくつか出ていて。それこそ霧っぽい感じだとか、火より水みたいな感じだとか、とても抽象的なものだったのにもかかわらず横山さんがスッと汲んでくださって、そこから曲ができたという感じです。なので、私もそのイメージをもったまま歌詞を書きました。

――3曲目「ザラメ」の作曲・編曲はNARASAKIさん。
 2017年から2018年頃にかけてNARASAKIさんの曲をたくさん歌わせていただいたこともあり、私の歌声や人となりみたいなものはすっかり伝わっていたようで、この曲ではNARASAKIさんから見た私の印象を存分に入れてくださったとうかがいました。

――それを受けて歌詞を書かれたわけですね。
 なので、私は私で「この曲をNARASAKIさんが歌ったら歌詞はこんな感じかな」と、勝手に脳内コラボレーションさせていただいて(笑)。

――この曲に限らず、今回のミニアルバムの歌詞は全体的に懐かしい印象があるように思うのですが、それはやはり早見さんより年上のクリエイターさんとコラボすることによって引き出されているものなのかなと。
 もしかしたら人生経験を積んだ方のほうが、それをよりいっそう感じられるのかもしれないですね。旅というものは瞬間的な旅もあるけど人生的な意味での旅もあって、私より先輩というか、経験を積まれた方のほうがいろいろ思いを馳せるところはあるのかなと。そういうふうになったらいいなとも思いましたし、私がこれを10年前に聴いたら、10年後に歌ったらどんな気持ちになるかな?ということも何となく考えました。1年後、2年後、3年後と、歌うタイミングによって自分でも受け取り方が変わってくるのかなと思っています。

――4曲目「遊泳」は堀込泰行さんが作曲されています。
 私は堀込さんの曲がすごく好きで、よく聴いているというのもありつつ、接点が全然ないので引き受けてくださるのかな?というドキドキ感はあったのですが、これもまた自分にとってこのアルバムでしかできない特別なことだと思ったので、思い切ってお声掛けをさせていただいた結果、西原さんと同じく快諾してくださって、実現しました。

――もともと好きだったという堀込さんの曲が上がってきたときのお気持ちは?
 夢みたいというか、正直あまり現実感がありませんでした。でも、曲を聴いてみたら私がずっと聴いてきた堀込さんのカラーみたいなものを感じて、そこでようやく現実味が湧いきて。1回聴いて、もう一面、二面あるんじゃないかと思わせてくれるような曲だったので、歌詞もわかりやすくストレートに……というよりは、水面下でいろいろ起こっているようなイメージのほうが面白いかなと思って書いています。

――5曲目「PLACE」を作曲した田淵智也さんはアニソンファン、声優ファンの間でもよくお名前を知られている方ですね。
 田淵さんのお名前はもちろん私も存じていますし、UNISON SQUARE GARDENさんやQ-MHzさんでの活動も知っているので、私の曲を書いていただけたらどんな感じの空気になるのかなというのが楽しみで、お願いさせていただきました。

――結果、面白い曲が出来上がってきましたよね。
 初めてデモを聴かせていただいたときにニヤニヤしました(笑)。皆さんが想像するような田淵さん節を、この曲を聴いた方にも感じていただけるような気がしています。

――ジャケットはイラストレーター・ITSUMOさんによる描き下ろしイラストで、これもまたひとつのコラボですね。
 ITSUMOさんは物語性のある絵を描かれる、私が昔から好きな作家さんなんです。アルバムのイメージは話しつつも「こういう構図にしてください」というのはあまり言わずに、話し合いのなかで「旅支度な感じがあっても面白いですよね」というアイデアが生まれました。私が旅支度をしている場面を写真に撮っていただき、それを絵に起こしてくださったので、絵の中で着ている洋服は私の私物ということになります(笑)。さらに細かくいえば、トランクの中の水筒やTシャツはスタッフさんが持ってきてくださった2019年の“JUNCTION”ツアーのときのグッズです(笑)。

――ツアーといえば、5周年記念ライブツアー「早見沙織 5th Anniversary Tour “Your Cities”」の開催が決定しました。
 5月末から7月までのツアーで、初めて行く土地も多いので、ちょっとドキドキしています。

――行く場所は全部おいしいものがある土地ですね(笑)。
 それは楽しみでしかないですね(笑)。今回は『シスターシティーズ』の曲はもちろん、これまでの5年間の活動のなかからいろいろな曲をチョイスしています。1st、2ndツアーのことも思い出せるような、集大成的な内容にできたらいいなと思っているので、ぜひ、共においしいものを食べる旅をしましょう!

取材・文/仲上佳克

<プロフィール>
はやみさおり●5月29日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はアニメ『鬼滅の刃』(胡蝶しのぶ)、『新サクラ大戦 the Animation』(クラリス)、『魔入りました!入間くん』(アザゼル・アメリ)、『ソマリと森の神様』(ウゾイ)ほか。

 

早見沙織ミニアルバム『シスターシティーズ』
2,500円(税込)
発売中
※初回生産分のみ、2020年5月より開催予定 の5周年ライブツアーチケット先行購入申込抽選券封入。

<収録曲>
1:yoso
2:mist
3:ザラメ
4:遊泳
5:PLACE

<早見沙織 公式サイト>
https://whv-amusic.com/hayamisaori/

<早見沙織 Official YouTube Channel>
https://www.youtube.com/channel/UCtUcK6HrhD024CkPDsURBwg

<「シスターシティーズ」全曲配信中>
http://hayami.lnk.to/SisterCities