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【声グラ限定レポート】イケボ商事に癒やされる♥『ようこそ妄想営業部へ♥Season4』第2部レポート

ようこそ妄想営業部へ

男性声優による、即興ドラマバラエティ『ようこそ妄想営業部へ♥』が、6月26日に東京・日経ホールにてイベントを開催した。ここでは、第2部の様子をレポートする。

妄想力を試す劇からスタート! 甘いフレーズも続々

『ようこそ妄想営業部へ♥』は、2019年に始まったプロジェクト。出演声優たちは「イケボ商事」で働く社員に扮し、ステージ上で即興ドラマを披露する。ドラマは選択肢を選ぶことで展開していくのだが、選ぶのは会場に集まった観客や配信で観ている視聴者たち。ファンが物語を動かし、それに即興で対応していく出演者たちのアドリブ力にも注目が集まるイベントとなっている。今回は「Season4」と題し、以下のメンバーが出演した。

妄想営業部

伊東健人さん(伊東ケント役)、西山宏太朗さん(西山コータロー役)、吉田尚記さん(吉田ヒサノリ役/※イベント進行兼務)

 

経理部

駒田航さん(駒田ワタル役)、榊原優希さん(榊原ユウキ役)、寺島惇太さん(寺島ジュンタ役)

 

広報部
白井悠介さん(白井ユースケ役)、濱健人さん(濱ケント役)、高塚智人(高塚トモヒト役)

 

研究開発部
神尾晋一郎さん(シンイチロー・神尾役)、仲村宗悟さん(仲村シューゴ役)

 

シーズンごとに出演キャストが少し異なっており、今シーズンでは白井さんが初参加。濱さん演じる濱ケントは、人事部から異動後初めてのイベント参加となった。

今回の物語は、広報部に所属する白井、濱、高塚が伊東たちを呼び出す場面から始まった。広報部は、社長命令で「イケボ商事」の企業紹介映像を制作することになったのだ。しかし、4つのカットで構成されたコンテ案は、社員たちがふんどし姿で海に入り海外を目指すというものから、宇宙で撮影するといった非現実的なものまであり、さすがに了承できない……。そこで、みんなでカット1~4までの案を順に練り直すことになった。ここからが、即興パートだ。

「イケボ商事」の妄想力の高さを伝えるカット1は、「タイムスリップしてみたい」「石油王と結婚したい」「守護霊に会ってみたい」「バーで『あちらのお客様からです』をされたい」の4つのシチュエーションを提案。代表者がその場で実演することになった。一番手となった西山は、観客が選んだ「守護霊に会ってみたい」を実演。西山自身が守護霊となり、「初めて目があったね。ずっと、見てたよ……」と細かすぎる思い出を羅列。とにかく見ていた旨を伝え、「守護とは……?」と会場中をザワつかせた。また、寺島は「石油王と結婚したい」に挑戦。石油はいつか枯渇するけど、愛は永遠だと伝え、ロマンチックなプロポーズを演出した。

「タイムスリップしてみたい」を担当したのは仲村。「ヴゥン!」と、時を越えてきたSEを自ら加え登場すると、かの国民的アニメの猫型ロボットとして「実はさ……未来から追い出されちゃって。行くとこないんだよね」と、寂しげにポツリ。一緒にいてほしいとおねだりした。そして、高塚はバーのくだりを実践。「あちらのお客様からです」とお酒を差し出された高塚は、「ここ、日高屋だと思ってた……」と思いがけない告白。「お酒は飲めないけど、今日は君に酔ってみようかな」という甘いフレーズを繰り出した。

初参戦・白井悠介さんが持ち前の度胸で華麗に乗り切る!

カット2では、2人1組になり、決められた3つのワードを使ってドラマを成立させることに。「ケーキ・スケッチ・ひざまずく」で挑戦した駒田&榊原ペアは、ひたすらケーキ用を作り続けるケーキの神・駒田と、駒田が作ったケーキを食べ続ける榊原が登場。ずっとケーキを食べていたいと榊原が神にひざまずくが、神にはケーキの才能がないためスケッチでイメージを伝えてほしいという流れを作り出した。

続く伊東&西山ペアは「ネクタイ・お願い・落ち着いて」。「お願いお願いお願い!!!!」とジタバタする西山を、伊東が「落ち着いて!」となだめ、ネクタイをプレゼントするというドラマを成立させた。コンパクトでわかりやすい展開に、観客からも大きな拍手。西山は、満足げな表情を浮かべた。


また、「ボタン・ドーン・イケボ」で挑戦した神尾&仲村ペアは、「ドーン!」が口癖になった男(仲村)の奇行を神尾がボタンを押して止め、イケボで名前を名乗らせるという展開。白井&濱ペアは、「ベッド・捧げる・妄想」で実演し、ベッド役の白井が濱を寝かそうと誘惑してくるという妄想上の出来事を披露した。

カット3では、研究開発部所属の天才科学者・神尾が開発したという4つの怪しいアイテムを使い、即興劇を作り上げた。伊東は、「意のまマイク(※相手を思ったとおりに操れる)」で、高塚を操ることに。「今日(舞台上に)いるみんなの良いところを言って」という指令を受けた高塚は、「ハマケン! いつも明るく、歌がうまい!」「シューゴ! 元気!!」「伊東ケントくん! ベースをずっと貸してくれてます……」と、各人各様の言葉で褒め称え、観客から大きな拍手がおくられた。ちなみに、4番手・白井のときにも「意のまマイク」が選ばれた。操る対象には榊原と仲村を選んだ……かと思いきや、マイクを仲村に託して白井は自らプレイヤー側に。深い海の底、1980年代の村と、シーンが大きく移り変わる物語に翻弄される榊原と、全く動じない白井というコントラストも見せつつ、最後はラップでシメ。ハイカロリーな劇をやりきった白井は、コーラをグイッとあおっていた。

「なろうリング(※異世界に転生できる)」を使うことになったのは、寺島。指輪を使って飛んだ先で、駒田演じるマッスルくん、西山演じるダンサーのミキという謎の人物と出会い、寺島はもとより観客たちも「ここは本当に異世界なのか」と困惑……。最後に、神尾演じる神らしき男が本当に転生できる条件を提案し、なんとか異世界モノとして成立した。そんな神尾は、続いて「王さマント(※王様になれる)」を使用。高塚と濱に「こんな妄想営業部はイヤだ。どんなの?」という大喜利のお題を出題。負けた濱は、地元の方言(土佐弁)で愛をささやき、観客を喜ばせた。これを受け、大いに恥ずかしがった濱。暑くなったようで、ジャケットを勢いよく脱いでいた。

そして、カット4は“落ち込んだ人を救うシチュエーション”。「チケット取れなかった! 会場で見たかった!」「またダイエット失敗! 自分がイヤ!」「大失恋した! もう恋なんてしない!」という人に対し、部署ごとに分かれ言葉をかけた。ラストを飾った妄想営業部の伊東&西山は、「チケット取れなかった!~……」に対して、「僕も何度でも君と会えるように努力する。そのときまた来てくれよな」(伊東)、「君の家でもう一回公演をやる! 1対1の僕の妄想営業、聞いてください!」(西山)と投げかけた。リアルに響くフレーズに心を打たれた観客は、特大の拍手で感謝を伝えた。

甘く優しい言葉で癒やしてくれるだけでなく、突飛な発想で大いに沸かせてくれた「イケボ商事」の社員たち。次はどんなメンバーがどんな妄想の物語を作り上げるのだろう。

 

取材・文/松本まゆげ

『ようこそ妄想営業部へ♥Season4』が2022年8月1日(月)18:00からレンタル配信開始!
出演:伊東健人、西山宏太朗、駒田航、榊原優希、寺島惇太、神尾晋一郎、仲村宗悟、白井悠介、濱健人、高塚智人、吉田尚記
【第1部】 2,250円(税込)
【第2部】 2,250円(税込)
【第1部】【第2部】セット 4,000円(税込)

詳しくは▼
https://apvod.animax.co.jp/feature/p1_moso_eigyoubu4