草尾毅さん

誰もが知るあの人気作品に出演している超豪華ベテラン声優50名のインタビューを1冊にまとめた『声優道 名優50人が伝えたい仕事の心得と生きるヒント』
大人気アニメのオーディションやアフレコ秘話、共演者とのエピソードなど、ここでしか聞けない貴重なお話も満載。声優戦国時代を生き抜いてきた名優50人に「選ばれる」仕事術、そして「声で生きていく」道の厳しさを語っていただいたこの1冊は、すべての声優ファン&声優志望者必読のバイブルとなっている。

そんな『声優道 名優50人が伝えたい仕事の心得と生きるヒント』に掲載されているインタビューを少しだけお見せしちゃいます!

それぞれの“声優”という仕事を始めたキッカケとは……。

 

「技術だけの声優がぶち当たる壁」

大学受験の失敗で自分の将来を考え直した
▼養成所に通ってわかった「声優」という仕事の真実
▼声優事務所に所属したのに、声の仕事が来ない!
▼メインキャラクターに抜擢されるも右も左もわからない日々……
▼声優ユニットの走りとなった『N.G.FIVE』の思い出
▼自分なりに試行錯誤して役作りしたので ファンからの励ましの声はうれしかった
▼言葉が通じなくても想いは伝わっていく
▼「演じるとは何か」の土台を作らないと 声優として生き残ることはできない

【プロフィール】
草尾毅(くさお たけし)
11月20日生まれ。青二プロダクション所属。主な出演作は、『鎧伝サムライトルーパー』(真田遼)、『NG騎士ラムネ&40』(馬場ラムネ)、『ドラゴンボール』(トランクス)、『SLAM DUNK』(桜木花道)、『幻想魔伝 最遊記』(紅孩児)、『D・N・ANGEL』(クラッド)、『Yes!プリキュア5』(ココ/小々田コージ)、『戦国無双シリーズ』(真田幸村)、『CHUCK』(チャック)、レオナルド・ディカプリオの吹き替えほか多数。

■声優名鑑
https://seigura.com/directory/483/

大学受験の失敗で自分の将来を考え直した

僕が声優という仕事を知ったのは小学生の頃です。その頃はちょうど『宇宙戦艦ヤマト』から声優ブームが起きて、いわゆる声優と呼ばれる方々が雑誌に顔を出されたりして、「子供の頃に観ていたテレビ漫画のあのキャラクターは、こんな人が演じていたんだ」とびっくりしてみたりといったことがありました。その後、中学のクラスメイトで隣の席になったサイトウくんが、今でいう、アニメマニアだったんです。
彼が、当時創刊されたばかりのアニメ雑誌を学校に持ってきたりして、いろいろ教わるうちにアニメに詳しくなってました。彼は非常に絵もうまくて、授業中に必死でノートをとっているのかと思ったら、マンガを描いているんですね。それを見て、「マンガってこう描くのか」と感心して僕もまねしたりしてました。サイトウくんとは1年でクラスが別になり、その後は付き合いもなくなってしまうんですが、そんな経験が、僕が声優になりたいと思った原点かもしれません。

直接的なきっかけは、大学受験ですね。高校時代の多感な草尾少年は、学級委員もやっていたりして外側は優等生だったんですが、内面はけっこうねじ曲がっていて、「何で勉強をするんだろう」なんて考えていたんです。将来の目標があるなら、それに必要な分野だけ勉強すればいいのに、国語や数学など全部の教科を学んで総合点なんかで競ってみても、自分の将来にどうつながるのかわからなくなってしまったんです。そういう勉強の意義を見失ってからはいっさい勉強しなくなって、成績は学年でもかなり下のほうをさまよっていました。やる気はあるんだけど、何をしていいかわからなくて、エネルギーが空回りしているような高校生だったんです。

そんな感じでまったく勉強をしなかったもので、大学受験をする段になって友達と同じ大学を受けてみたんですが、見事に落ちました。そこで就職するっていう道もあったんですが、この機会に自分の将来をどうするかきちんと考えてみようと思い、1年間浪人することにしたんです。そのときに思いついたのが、「10代のメモリアルになるようなことをしたい」でした。

 

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