高塚智人

『アイドルマスター SideM』の渡辺みのり役が決定した高塚智人さんは、この役でデビュー! オーディションに落ちまくっても、持ち前のプラス思考で前に前に進み続けました。役が決まった瞬間の裏話や、今後の目標などを伺いました。 今後の活躍に大注目の高塚さんの応援メッセージをチェック♪

プロフィール

高塚智人 たかつかともひと……8月25日生まれ。ゆーりんプロ所属。
主な出演作は、ゲーム『アイドルマスターSideM』(渡辺みのり)、ナレーション『ターナーフィルムVP』、舞台「ゆーりんプロデュース公演」『君姫』、『眠れる森の美女』 他

ゆーりんプロ

よこざわけい子声優・ナレータースクール

Vol.1 ようやく僕の恩返しが始まる

声優になりたいと思ったきっかけは?

僕は、アニメが好きでよく見ていました。高校2年生の頃、同じ趣味の友人の前で、アニメの声真似とかをやっていたんですけど、「声を出すのが好きなら声優を目指してみたら?」と言われたのが「声優」を意識したきっかけです。

それまで単純に楽しんでいたアニメも、「声優」を意識してからというもの見方が変わってしまいました。この人の芝居がうまいな、とか考えちゃって…(笑)。

声優を目指すと決めたらすぐに行動しました。幸い、親も僕の夢を応援してくれたので、自分で学校とかいろいろ調べて、その年にはもう高校に通いながら、夜間で声優を学べる学校に入学していましたね。

すごい行動力ですね!

今思えば、そうですね。僕は飽きっぽい性格でもあるんですが、やりたい! と思ったら結構のめりこんじゃうほうなんですよ。好きなことに対する行動力はかなりあると思います。自分で調べるのも大好きですし、まずはやってみよう、と。

その夜間の学校では、厳しい先生に学ばせてもらいました。これから先いろんな意見をもらうだろうけど「自分がいい」と思うことだけ吸収しろ、と言われました。自分の中で芯がしっかりしていないとブレてしまいますからね。

ゆーりんプロ所属のきっかけは?

高校卒業後、専門学校に通っていたのですが、その学校では卒業後の進路を決めるオーディションがあるんです。たくさんのプロダクションの方たちがいらっしゃって「所属」か否かを決めるものでした。
僕の中にはビジョンがあったんです、そのオーディションでプロダクションの人たちに選んでもらって、所属になる、っていう…。でも、一切声がかからず…。
そこで初めて現実を知りました。これまで根拠のない自信があったんですけどね(笑)。
その後、そのオーディションで僕を見ていてくれたゆーりんプロから連絡をもらって、もう一度オーディションのチャンスをいただいたんです。かなり落ち込んでいたので、希望の光が見えた気がしました。

そのオーディションはいかがでしたか?

今でも、鮮明に覚えています。オーディションってどうしても真顔で見られることが多いのですが、ゆーりんプロの方々は、ずっと僕のことを見てくれているんです。やっていることにもちゃんと頷いてくれて、すっごくやりやすくって、どんどん楽しくなってきました。ここに入りたい、とそのとき本当に思いましたね。

声優デビューはいつごろですか?

『アイドルマスター SideM』渡辺みのり役、ですね。

同期は皆アニメとかゲームとかで少しずつ仕事していたんですけど、僕自身に全然焦りはなくって(笑)。絶対、大きな役でデビューしてやるって思っていたんです。実際、そういうチャンスをいただけて、すっごく嬉しいです。

その時のオーディションは、初めてのスタジオオーディションだったんですけどあまり緊張しないで楽しめたんです。審査員の皆さんが、緊張しないように気を使ってくださったというのもあると思うのですが、「渡辺みのり」という役が自分とよく似ていたっていうのもあるのかな、と思います。オーディションでも、なんかしっくりきた感じがしましたね。

どういう部分がご自身と「渡辺みのり」が似ていると思いますか?

そうですね…。みのりはアイドルが好きで、僕自身も声優が好きっていう共通項はあるんですけど、母性もあるところも似ていると思います。

友人の家に遊びに行ったら必要な場所に必要なものがないんですよ。それで僕、気になっちゃって…。次、遊びにいったときに「はい、これ」ってお風呂の足ふきマットとかタオルとかそういうの、用意して渡したんです、男だけだと、マット類なんてあまり気にしないですからね。そしたら「お母さん」って(笑)。僕、そういうの無意識でやっていたんですよね。

「渡辺みのり」役が決まった時どうでしたか?

僕の所属しているゆーりんプロは、すっごくアットホームなんです。「渡辺みのり」役が決まった時も盛大にサプライズしてくれました。これは僕の人生で一番嬉しかったことです。

事務所に「別のオーディション用にテープを出すから」と呼ばれて行ったら、渡辺みのりの資料を渡されて、「あれ? みのりじゃん…」って思ったらその資料の上に、「おめでとう、あなたが『渡辺みのり』です。」って書いてあって、クラッカーでお祝いしてくれて…。もうね、号泣でしたよ。 役が決まったってことは、まだまっしろで自分の中で分かっていないんですけど(笑)、ひとつの役が決まったことで、こうしてサプライズしてくれて、よこざわけい子先生も含めて、事務所の方々皆に本当に感謝で、嬉しくってたまりませんでした。 僕は、事務所に入ってからずっと仕事もなかったので、恩を返すこともできませんでした。

これまでいっぱい見てもらって、頑張ってきたことをようやく皆に伝えることが出来る、お返しすることができるんだと思いましたね。

Vol.2 幸せなスタート。満足することなく、プラス思考で頑張ります!

声優になるためにどんな勉強をしましたか?

今でもずっとやっていることがあるんですけど、新人の声優さん、特に男性声優がアニメとかに出ていたら、「この人は誰だろう」ってすぐ調べることです。

どこの事務所の方で、どこの学校に通っていて、っていうその人にルーツ? みたいなものを気になったら即調べます。だから、『声グラ』に載っている男性声優さんは、わからない人はいないかも…?

調べるのはもともと好きなんですけど、ただそれだけではなくって、こういう道をたどるといいのかな、とかこれからの自分のビジョンを考えるときの目標、勉強にさせてもらっています。 実際、調べていた方と現場でお会いすることもあるので、かなり役立っていると思います。

これから声優としてどういうことをやっていきたいですか?

小さい頃から歌が大好きでした。僕は、アニメも好きだし、ラジオもライブもやっていきたい。 「声優」という仕事には、僕のやりたいことが全部詰まっているんです。

今回、ありがたいことに『アイドルマスター SideM』の一員として関わらせていただき、やりたいと思っていたこと全部やらせていただく機会を与えていただきました。

大げさじゃなく、本当に世界が変わったんです。だからこそ、意識も大きく変えていかなくちゃいけないと、心から思います。

ゆーりんプロに所属して2年目ですが、幸せなスタートを切らせていただきました。これで満足することなく、どんどん頑張っていきたいと思います。

仕事をする際に心がけていることは?

「楽しむこと」ですね。

事務所所属も、『アイマス』のオーディションも、自分で楽しめたなって思えたオーディションは、いい結果につながっているんです。楽しんでいると、きっと自分の芝居がちゃんと出来ていたのかなって思います。

まだ自分にとって初体験なことが多いので、自分の得意を探しています。自分で得意じゃないと思っていたことが評価されたりするので、いろんなことにチャレンジしていきたいです。

声優になってよかったと思うのはどういう時?

声優を目指してからの僕の目標は、作品に名前を残すこと、でした。

好きな作品を見ていて、「この作品に参加したかった! もっと早くから声優を目指していたらチャンスあったかもしれないのに」と悔しい気持ちになったこともあるくらいです。

でも今は『アイマス』という大好きな作品に声優として関わることができて、とっても幸せです。

また、役が決まってからファンレターをいただきました。本当に本当に嬉しかったんです。僕、感動してすぐ泣いてしまうんですけど、見るたびに、こう…、泣きそうになります。本当に、ファンレターってあるんだって思いました(笑)。嬉しいですよね…。

現場での失敗談を教えてください!

漢字が苦手なんです。緊張しちゃうと、さらに読み間違えちゃう…(笑)。

自分でも、どうしてこの漢字をこう読んでしまったんだろうと謎なこともありますね。笑い声が聞こえてくることも…。「これ、違うよ~」と言われて、「えっ? …あ~すみません!」って (笑)。

今後の目標は?

役柄など考えずに、一つでも多くの作品に関わっていきたいと思っています。やってみて初めて分かることや、感じることがあると思うので、なんでもやっていきたいです!

あと、歌とかも含めて声優としてできることはすべてやりたいです。現場って、本当に成長できる場だと思うので、これからどんどん成長していきたいです!!

自分ではどんな性格だと思いますか?

かなりプラス思考だと思います。落ち込むってことがあまりないですね。

これまで、いい方ばかりに出会えてきたと思います。

もしかしたら、人によっては「嫌だな」って思う方もいたかもしれません。ただ、それはすべて捉え方次第なのだと思っています。

以前、アルバイト先である人に助言をもらったことがあるんです。僕は、「なるほど~」って思って聞いていたんですが、近くで聞いていた友達に「あの人は、あんなことを言うなんてひどい人だね」って言われたんです。僕は逆に「え?」って思って、同じ言葉を聞いても捉え方でこうも違うのかと驚きました。だから、プラスに考えるってすっごく大事なことなんだなって改めて思いました。 あと、歌とかも含めて声優としてできることはすべてやりたいです。現場って、本当に成長できる場だと思うので、これからどんどん成長していきたいです!!

声優になりたい人にメッセージをおねがいします。

僕もようやくスタートラインに立てました。

根がプラス思考なので、ネガティブな発言は全くしないんです。根拠のない自信っていうか…。どんなにオーディションに落ちまくっていても、「これは僕に合わなかっただけだ、絶対に合うのがある!」って思っていました。もちろん、改善すべき課題はありますけど、落ち込むってことはありません。だってめげている時間がもったいないじゃないですか。 ただ、運もすごく大事だと思いますし、くじけずに頑張っているから絶対結果がついてくるって世界ではないと思っています。それでも心持ちだけは、絶対にプラスにしていたほうがいいと思います。

僕自身、これからもっと大変になってくると思うので、物事をプラスに考えてこれからも頑張っていきます!