『機動戦士ガンダムNT』の大ヒットを記念して、シリーズ前作にあたる『機動戦士ガンダムUC』の豪華キャスト陣登壇の「UCスペシャル舞台挨拶」が開催!
1979年にTV放送された富野由悠季監督の『機動戦士ガンダム』を原点に、広がり続けてきたガンダムシリーズ。その宇宙世紀シリーズ最新作にして、大ヒットシリーズ『機動戦士ガンダムUC』のその先を描く、宇宙世紀サーガの最新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が、11月30日より全国90劇場でロードショー中です。富野監督が描いた“ニュータイプ”という概念に対し、果たして本作はどのような答えを見出すのか・・・。
物語は、『機動戦士ガンダムUC』より、一年が経過した、宇宙世紀0097年。世界的な商業ネットワークを構築する華僑の商業集団、ルオ商会が調整し、実戦投入した新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」。果たして彼らの真の目的とは何なのか?
UCスペシャル舞台挨拶
◆日 程 :1月11日(金)
◆場 所 :TOHOシネマズ上野
◆登壇者 :内山昂輝(バナージ・リンクス役)、藤村歩(ミネバ・ラオ・ザビ役)、
浪川大輔(『ガンダムUC』リディ・マーセナス役/司会)
福井晴敏(脚本)、小形尚弘(プロデューサー)
『機動戦士ガンダムNT』大ヒットを記念して行われた「UCスペシャル舞台挨拶」と題されたイベントに、脚本の福井晴敏、プロデューサーの小形らとともに、シリーズ前作にあたる『機動戦士ガンダムUC』に続き、『NT』にも登場しているバナージ・リンクス役の内山昂輝、ミネバ・ラオ・ザビ役の藤村歩と、『UC』リディ・マーセナス役で、『NT』の宣伝隊長を務める浪川大輔が司会として登場した。内山が久しぶりのガンダムのトークイベントへの参加をうけて「ガンダムファンの皆さん、ご無沙汰しております。」と挨拶すると、観客のテンションも急上昇。
今回、前作の『UC』に続き『NT』に自身のキャラクターが登場すると決まったときの感想を聞かれると、内山は『UC』をepisode 7までやらせていただいて、ひとつやりきったなという感じだったので、どのように登場するのかと思っていましたが、最後おいしいところを持って行く役どころで驚きでした(笑)」と語った。『UC』の1年後を描く『NT』であるが、1年後のキャラクターを演じる上で気を付けたことや意識したポインントについて、「年々episode 1あたりの声を再現するのが難しくなってきたのと、あれほどの色々な経験を積んだから1年後でもだいぶ大人になっただろうとのことで、一気に年を取らせることにしました(笑)。大人になったバナージ2.0バージョンになっていますね。」と内山が語ると、藤村も声をあてる上で、自身の年齢とキャラクターの年齢の幅が大きくなることでの苦労に触れながら「ミネバも2.0になっています(笑)」と同意した。
作品ごとに名ゼリフを生み出してきたガンダムシリーズだが、『NT』の名ゼリフについての話題になると福井は、「ゾルタンは意図的に“これを言ったら面白い!”という台詞を集中的に書いていました。」と個性的なキャラクターとして多くの人の印象に強く残ったゾルタンのキャラクターと名ゼリフの制作秘話を明らかにした。
その後も各々が『NT』への想いを語る中、浪川が音楽について触れ、『UC』は重厚感のある曲調であったのに対し、『NT』は軽やかでスピード感・疾走感のある曲調になっていることに触れると、福井は「監督の吉沢さんと相談して、(物語の内容が)重いため、音楽は軽やかに飛ばしていくイメージにしようと決めました。」と説明。音楽とストーリーの関係性を知った登壇者や観客からは、感嘆の声が漏れた。また、藤村はミシェル・ルオを気になるキャラクターとしてあげ、「色々考えているけれどそれを表に出さないクールなキャラクターだけど、本当はすごく人間らしくて、物語後半になるにつれて共感と切なさを覚えました。」とミシェルに対する想いを語った。
そのミシェルの声を務めた村中知と藤村は、本作ではレコーディングが一緒になることはなかったが、「よろしくお願いします!」とLINEでやりとりしたことも明かした。
また、バナージとミネバと同じく『UC』に引き続き登場したジンネマンやタクヤの1年後の姿について触れた際に、「タクヤも出たのに・・・・」と恨み節をほのめかしていた『NT』には登場がなかったリディ役の浪川であったが、なんと2月26日に発売される『機動戦士ガンダムUC』のBlu-ray BOXに、『UC』完結後のリディが主人公として登場するシナリオが特典としてついてくることが明かされた。本シナリオは『UC』の直後から描かれ、『UC』と『NT』の間に何が起こったのかを知るのに最適なテキストとなっているそうで、この発表に対し、「リディの人間くさい、ドラマのあるキャラクターが好きなので特典のストーリーも楽しみです。リディ2.0が観たいです」と内山も期待感をあらわにした。
イベントも終盤となる中、小形は「『UC』が皆さんに応援していただけたおかげで、『NT』の今があると思っています!」とガンダムファンへの感謝を述べた。また、「今後、このお三方の声を聞けるのもそう遠くないはずです。」と福井がまたもガンダムの今後の作品についてほのめかすと、「今後も何らかの形で素晴らしい作品に携われそうな予感がしていて、楽しみです。」と藤村も応えた。
最後は、内山が「バナージ・リンクスとこんなに長い付き合いになるとは思っていなかったですし、時を経て『NT』にも登場させていただけて人生何が起こるかわからないと思いました。一視聴者としても、戦闘シーンも素晴らしいし、とっても楽しませていただけた作品でした。」と自身とキャラクターとの縁に加えて本作の魅力を語り、大盛況の中イベントは幕を閉じた。
<クレジット表記>
作品名:『機動戦士ガンダムNT』
公開表記:大ヒット上映中!
コピーライト:©創通・サンライズ
配給:松竹