第5回 峯暢也さん

前途有望でフレッシュな声優の現在、過去、未来を年表形式で紹介していくこのコーナー。今回はホーリーピーク所属の峯暢也さん。声優を目指すキッカケはアニメではなくじつはゲームだったとか、挫折を味わったなどの話も飛び出した。さて、峯さんの将来の目標は!?

Profile

みねのぶや ●9月30日生まれ。フリー。
主な出演作品は、TV『イナズマイレブンGO』飛鷹征矢、『THE UNLIMITED 兵部京介』犬神初、『夢色パティシエール』ホセ・ドミンゴ、『遊戯王GX』アモン・ガラム、『FAIRY TAIL』、『デュラララ!!』、『RAINBOW 二舎六房の七人』、映画『劇場版イナズマイレブン 』『最強軍団オーガ襲来』飛鷹征矢、『機動戦士ガンダムOO-A wakening of the Trailblazer-』 ほか。
峯暢也公式ブログ 峯暢也の炭酸日記

峯暢也’s LOOK INTO THE FUTURE

師匠・三ツ矢雄二を目指して勉強する毎日です!

Nobuya’s PAST

7歳
小学校に入学、外で遊ぶ毎日

ゲームを持っていなかったので、サッカーなど毎日外で遊ぶ日々。ただ小学4年生から塾に通うなど勉強家の一面も。この頃からマンガが好きになった。ちなみに故郷の石川県ではアニメの放送がほとんどされておらず、アニメはほとんど見なかった。

13歳
中学生で声優の存在を知り、将来の夢に

友人から中古でセガサターンを購入。『EVE burst error』のおまけで付いていたドラマCDを聞き、初めて声優という存在を知る。これがキッカケで将来の夢として声優を志すようになった。

18歳
高校卒業後、東京に上京

東京のアニメの放送の多さに驚く。養成所とアルバイトの日々。しかし、翌年の入所オーディションに落ちてしまい、その後3年間は芝居と離れる。当時は同じ養成所出身の友人とキャッチボールばかりの日々だった。

22歳
人生一度目の転機

同年代のアルバイト仲間が就職すると聞いて、将来について焦り出す。改めて「俺は声優になるために上京してきたんだ」と、自らの夢を再確認。『声優グランプリ』の記事でたまたま見つけた三ツ矢雄二さんのワークショップに参加し、3年ぶりに芝居をする。そこで目をかけてもらい、翌年のオーディションで合格。声優希望にもかかわらず、劇団に入所。

23歳
劇団と声優のキャリアが同時にスタート

三ツ矢さんに勧められて受けたオーディションで、幸運にもアニメ『capeta』の石原裕太役でデビューすることに。同時に劇団では役者としての基礎を教えてもらい、それが今の基盤に。劇団を辞めたあとは、今の事務所に入所。

2009年
人生2度目の転機

『イナズマイレブン』で飛鷹征矢役に選ばれる。技の掛け声、ボールを蹴る声など自分の演技不足に悩むも、「失敗してもいいんだ」というセリフに励まされる。現在も、共演者からの刺激を受けつつ、猛勉強中!

Nobuya’s FUTURE

1年後
できるだけはやく飛躍したい

レギュラーを2,3本持っていられるような役者になるのが目標。吹き替えにも挑戦してみたいし、できるだけ早い段階でいろいろな経験を積んでおきたい。歌うのは苦手で、個人アーティストとして活動することはないかもしれないけれど、キャラソンには挑戦するかも?

30歳前半
後進を育てるポジションに

現在、個人的にサークル活動をやっており、声優希望の子に触れる機会が多く、刺激をもらっている。講師になり、そういった後進を育てるサポートについてみたい。そのあたりになれば、レギュラー本数が少なくなってもかまわない……かな。

42歳
アニメ初主演へ

「こんな遅くに!?」と思われるかもしれませんが、42歳でぜひアニメ主演をやりたい。今は、脇を固める確固たるバイプレイヤーとしてありたいので、41歳まではそのキャラクターを確立。『カウボーイビバップ』や『ガングレイブ』のような男のアニメで渋い役柄を演じてみたい。また演出家としても作品にかかわっていけるようになっていたい。

50歳
最終的には不動産王になる!

ビルを建てて地下はスタジオ、上の階には養成所などを作り、ゆくゆくは不動産にも……(笑) 。趣味では、奥さんとふたりで昔ながらの喫茶店を経営。スクールでは講師として若手を育てて、スタジオも有効活用。たくさんの声優を送り出したい。

死ぬまで
もちろんずっと役者であり続ける!

師匠の三ツ矢さんもつねにレギュラーが1本はある状態。それを目指して、死ぬまで役者であり続けたい!

峯 暢也を知る10の質問

兄弟の構成を教えて!

姉がふたり。ふたりは3歳、6歳上なんですが彼女たちが男勝りの性格だったせいか、一緒に遊んだ思い出がなぜかまったくありません。むしろ今のほうがご飯に行ったりして、仲がいいかな。

 

思い出のアニメは?

東京に上京してくる前に放送していた『ラーゼフォン』です。石川では夕方放送だったんですが、東京は深夜に放送していて驚いたのを覚えています。かなりハマって、今もDVD-BOXを持ってます!

 

では、今ハマっているマンガは?

ハマっているマンガはありすぎるんですが……。曽田正人先生の『MOON』。『昴』というマンガの続編にあたる作品で、じつはマンガを読んで初めて鳥肌を立てたのがこの『昴』というマンガなんです。本屋で立ち読みしていて、これはヤバイと思ったときには全巻大人買いしていました。

 

思い入れのあるキャラは?

全部のキャラクターにあるんですが、やっぱり『イナズマイレブン』の飛鷹。僕と似ているわけでもなく、不良ですし、思っていることを声に出さないし、表現が難しく、毎回悩みますが、だからこそ心に残るキャラです。

 

ファッションのこだわりは?

僕の体のラインを強調できるような服にしています。昔から好きなブランドは「ATELIER SAB」。モノトーン系でまとめて、おしゃれに見えるように心がけています。

 

得意料理はなに?

自分で作っていちばんおいしいなと感じたのがゴーヤチャンプルです。『太一×ケンタロウ 男子ごはんの本』に掲載されていたレシピで作ったら本当においしくて。その夏は5回くらい作りました。

 

落ち込んだときの解決法は?

一度寝たらリセットできちゃう。僕はB型だから、熱しやすく冷めやすいのかも(笑)。すぐに怒ったりしますが、寝る前に忘れてしまうことが多いですね。だから、寝ることが落ち込んだときの解決法です。

 

好きな映画は?

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です! 最近出たBlue-rayがテレビ版の声優で収録されていたので買っちゃいました。子供のころに気づかなかったことが分かったりして本当に面白い! たとえば? そうですね、「これは特殊メイクだったんだ!」みたいな(笑)。

 

読者をデートに誘うとしたら?

リアルに言ったら食事に行きます(笑)。これから始まる関係だったらランチ。もう少し仲がよくなっていたらディナーかな。『舞浜夢の国』の方がファンタジックですかね?(笑)。

 

目標とする声優は?

三ツ矢雄二さん、子安武人さん、山寺宏一さん。とくに三ツ矢さんは師匠でもありますから。とにかくエネルギーが半端ない! バイタリティもあるし、サービス精神も旺盛だし。台本も書くし作詞もするし、演出もやるし。それでいて自信満々に演技するし。簡単に言うと天才なんです(笑)。

From 峯暢也

峯 暢也

たまに実写で顔を出しているので知っている方もいるかもしれませんね。僕としては先に声優として有名になりたいとも思っているのですが……。また、個人的に舞台をやっていますので、ぜひ見に来てください! まだまだ未熟者ですが、これからどんどんメディアに出られるようがんばりたいと思いますので、どうぞ応援をよろしくお願いします!