大塚剛央

大塚剛央のたけおさんぽ 第24回

大塚剛央

このコラムでは、大塚さんの日常を写真とコメントでまったりと紹介します。

ちなみにぷよぷよも苦手

先日ゲームをしていたら、先に進むためには五目並べで敵に勝たなければいけない、という状況に遭遇しました。僕こういう読み合いみたいなものがとても苦手なんです。将棋、チェス、囲碁、オセロ……などなど。先の展開をしっかり考え、相手の裏をかき、自分に有利な盤面を作っていく。そういうのダメなんですよね〜。頭を使うのは好きですが、得意かどうかはまた別の話です(笑)。

話を戻しますが、その五目並べで戦うCPUがまあ滅法強い! こんなに強くしなくてもいいじゃないか!というくらい強いんです。遊び方がシンプルなだけに、勝つための定石がいくつかあると思うんですが、きっとそれをフルに活用しなければ敵わないくらいの相手で、よわよわな僕は数え切れないほど負け続けました。

そして、心をバキバキに折られた僕は、「よし、CPUとCPUを戦わせてみよう」という結論に至りました。つまり、目には目を、強いCPUには強いCPUを、というわけです。やり方は簡単。フリーゲームの五目並べで、対戦相手を上級レベルに設定し、そこで行われる戦いをそのままゲームに落とし込む。プライドを捨てるだけのいたって単純な作業です。さてさて、その結果どうなったかというと……見事勝利!! 先に進むことができました! いやー、こんなに達成感のない勝利はなかなかないですよぉ! こういうのを、試合に勝って勝負に負けたって言うんですかね(笑)。

これはまた次元の違う話ですが、現代ではほとんどのボードゲームでAIがプロを超えていて、将棋やチェス、囲碁の世界で最強と言われる方たちでさえ負けてしまうそうですね。今回、僕はそのAIにめちゃくちゃ感謝していますが、見方を変えれば、AIの操り人形と化していたことになるんでしょうか。AIが人間を支配する。そういう皮肉な世界も、夢物語で終わらせる場合じゃなくなっているのかもしれない。そこまで考えたら急に「アイ,ロボット」を思い出し、Huluで見つけて久しぶりに観ました。ご存知ない方はぜひ観てみてください。ウィル・スミスかっこいいです。

便利な世の中は素晴らしいですが、僕AIには絶対勝てないので、研究者の皆さんその辺は何とかいい塩梅でお願いします!(笑)

次回の「大塚剛央のたけおさんぽ」は、12月5日(土)に更新! お楽しみに!

大塚さんに質問!

Q:秘密を何か一つ教えてください!(徳島県・みんみん)

実は……手が小さいんです。サッカーボール片手で掴めるくらい大きくなりたかった(泣)。

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    おおつかたけお
    10月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』(タキオ)、『魔王城でおやすみ』(ポセイドン)、『風が強く吹いている』(蔵原走)、『Dimensionハイスクール』(緑ヶ丘流星)、劇場アニメ『詩季織々』(『上海恋』・リモ)ほか。