大塚剛央

大塚剛央のたけおさんぽ 第25回

大塚剛央

このコラムでは、大塚さんの日常を写真とコメントでまったりと紹介します。

「普通」ってなんだろう?と、時々考えることがあります。

日常で普通に使っていますが、よくよく考えると便利なようでちょっとずるい言葉でもあるような。……ここからめちゃくちゃ難しい話題に首を突っ込みますが、よければ最後までお付き合いください(笑)。

普通、一般的、平均、ノーマル、etc……。時と場合によって表し方はいろいろありますよね。ご飯の量とか学校の成績とか。こう書くともはや答えは出てるように思えますが、違うんです! なんか、こう、そんな簡単な話じゃないと僕は思うんです! おそらく、多くの方が「普通」の解釈にズレを感じたことがあるんじゃないでしょうか。「えっ、こんなにあって普通盛りですか!?」、「このCPU“ふつう”にしては強くない!?」。僕はこんな感じです(笑)。そのお店やゲームの尺度が間違っているとかではなく、それがそこにおいては「普通」なんですよね。それにしても、ゲームの難易度をプログラミングする人ってすごくないですか? いつも大変楽しませていただいております! ありがとうございます!

さて話を戻して、「普通」の見方ですね。少し飛んでしまいますが、僕は「普通じゃない」という言葉も面白いなと思います。ここまでを踏まえると、ものすごく主観的に聞こえますね(笑)。これを言われて傷つくこともありますが、逆に褒め言葉のときもあります。たとえばの話、「普通」ってなんだ、「普通じゃない」ってなんだという疑問は置いておいて、全く他意はなく冷静に考えたときの話をします。僕の場合は「声優」をやっています。これは、就職を考えた時、世間一般的に見れば「普通じゃない」職業だと思います。収入も安定しませんし、生き残れる保証もありません。この感覚は僕もわかります。でも、「普通じゃない」からといって、諦めなかったのがこの僕です(笑)。決して「普通」だ!と開き直ったわけではありません。それは今回の話題でいちばん怖いことのような気がします。「普通じゃない」かもしれないけど、「可能性がある」ならやってみたい! ……おぉ、なんかこう書くと、漫画の主人公みたいでかっこいいな。実際はそこからが大変なんですがね!

あー、頭が痛い(笑)。うん、まあ、結局全てに通用する答えは多分なくて、「普通」も「普通じゃない」もその人それぞれの感覚によるところが大きいんですよね。育ってきた環境とか、立場とか、それこそ国が違えば言わずもがな。何より決めつけがいちばん良くないことだと思います。可能性を見つける前に潰してしまうわけですから。だからって開き直りはダメですよ! 客観的な視点は必要です! 善悪の判断はきちんと! でも、それは本当に善なのか……悪なのか……? ああーーーわからなくなってきた! きっと普通はこんなに難しく考えることじゃない!(笑)。

次回の「大塚剛央のたけおさんぽ」は、1月9日(土)に更新! お楽しみに!

大塚さんに質問!

Q:大塚さんが信じているジンクスやおまじないはありますか?(大阪府・瑠夏)

夜中に爪を切るとか、ご飯に箸を立てるというような、縁起の悪いことはしないようにしています。

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    おおつかたけお
    10月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』(タキオ)、『魔王城でおやすみ』(ポセイドン)、『風が強く吹いている』(蔵原走)、『Dimensionハイスクール』(緑ヶ丘流星)、劇場アニメ『詩季織々』(『上海恋』・リモ)ほか。