大塚剛央

大塚剛央のたけおさんぽ 第39回

大塚剛央

このコラムでは、大塚さんの日常を写真とコメントでまったりと紹介します。

日本に生まれてよかった

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)という映画をご存知ですか?トム・クルーズさんが主演で、「ギタイ」と呼ばれるエイリアンと戦う作品なのですが、その作戦中に主人公のウィリアム・ケイジは、死亡すると、ある時点まで記憶はそのままに時間が巻き戻る体質になってしまいます。所謂、タイムループですね。そうやって何度も何度も同じ時間を繰り返しながら、エイリアン攻略を試みます。とても面白くておすすめの映画なのですが、この作品なんと、日本のライトノベルを元に作られています。原作とは設定など変わっているところも多いようですが、初めてこの映画を観たあとにそれを知って妙に納得したのを覚えています。同じ時間を繰り返しても飽きない作りになっているのもすごいです。是非観てみてください!

日本でもアメリカや韓国の作品をリメイクしたドラマは、よく目にしますよね。そういった中で僕が最近知ったのは、『世にも奇妙な物語』です。厳密にはリメイクではなく、アメリカの『ヒッチコック劇場』や『トワイライト・ゾーン』を参考にして制作されたそうです。なぜ最近知ったのかというと、この『トワイライト・ゾーン』(2019)の7話に吹き替えで参加させていただいたからです。台本と映像をチェックしながら、「このタモリさんみたいな立ち位置のストーリーテラー……なんだか奇妙な物語……ん?どっかで……」と、割とすぐに思い当たりました(笑)。『トワイライト・ゾーン』はかなり前からある作品なのですが、僕はお仕事をいただいて初めて知ったので、まさか『世にも奇妙な物語』に繋がるとは、という驚きと嬉しさで興奮しました。配信もされているので、こちらも是非ご覧ください!

こうして沢山の作品が良い形でリメイクされるのは素晴らしいことですよね。日本も先程挙げた『オール・ユー・ニード・イズ・キル』だけじゃなく、『ポケットモンスター』や『バイオハザード』、『モンスターハンター』なんかもハリウッドで実写化されていますし、他にも数多くの作品が世界中で親しまれています。本当に誇らしいですよね。これからもどんどん発信されていくのだろうと思うと、楽しみであるのと同時に、一役者、一声優としては、そういった作品にひとつでも多く関われるよう、精進しなければという思いです!

次回の「大塚剛央のたけおさんぽ」は、3月5日(土)に更新予定! お楽しみに!

大塚さんに質問!

Q:今年発売の気になるゲームを教えてください!(東京都・まるお)

軌跡シリーズはもちろん気になりますが、こちらもシリーズ全部やってきたこともあって『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』が特に楽しみです!

大塚さんへの質問を大募集!

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    おおつかたけお
    10月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』(タキオ)、『魔王城でおやすみ』(ポセイドン)、『風が強く吹いている』(蔵原走)、『Dimensionハイスクール』(緑ヶ丘流星)、劇場アニメ『詩季織々』(『上海恋』・リモ)ほか。