キャラクターの裏に隠された自分自身をありのままに語る、seigura.comの恒例企画『声優図鑑 by声優グランプリ』。今回登場するのは羊宮妃那さん。2023年1月から放送スタートするTVアニメ『アルスの巨獣』で初主演することが決まっている注目の声優だ。丁寧に向き合うSNSに隠された本心や、可憐な容姿からは想像できない意外な趣味など、ここだけのプライベートトークは必見!
羊宮妃那(ようみや・ひな) 青二プロダクション所属 オフィシャルサイト:https://www.aoni.co.jp/search/yomiya-hina.html Twitter:https://mobile.twitter.com/hina_youmiya ★羊宮さんの手書きプロフィール公開中! https://ch.nicovideo.jp/seigura/blomaga/ar2132560
ツイートのたびに何十回も下書きします
──今回の取材にあたってTwitterを拝見したんですが、コメントの一つひとつがすごく丁寧で、かなり真摯に向き合っているのが伝わってきました
実は文章を書くのが苦手で、ツイートを見た方がどう受け止めてくださるのか気になってしまうので、ツイートするたびに何十回も下書きしています。「語尾はキラキラ? それともびっくりマーク?」とか「“光栄です”は堅苦しいから“うれしいです”なら親近感もってもらえるかな」とか。あと、ツイートする時間帯も気にしてます。
──時間帯というと?
できるだけ、20時半にあげるようにしてます。「私は変わらないよ」ってことを伝えたいから、いつも同じ時間なら安心して見守ってもらえるかなと。私が今ファンの皆さんのために考えてできることって、それくらいなので。もともと自分に自信がなくて、文章も得意ではないけど、自分の考えていることはちゃんと伝えたいんです。
コロナ禍で何もできないことが悔しくて…
──安心して見守ってくれているファンの方は多いと思います! アニメの初主演が決まり、ますます多忙だと思いますが、お休みの日は何をしていますか?
絵を描くのが好きで、漫画っぽいものやクレヨンを使った絵など、いろいろ描いてます。作詞や絵本も好きなので、作詞から派生した物語を作って絵本みたいに仕上げたり…。おいしいものを食べ歩くのも好きで、いいお店を自分で調べてお出かけすることもあります。
──最近食べておいしかったものは?
スイーツの中では最近さつまいもにハマっています。そのまま食べるのが好きですね。食べられない日も、さつまいもスティックや干し芋を買って、毎日食べるくらいハマってます。一年中食べているのはチョコレート。生チョコがお気に入りです。カロリーが気になる時はカカオ72%のビタータイプを選んだりして、週5〜6回は食べてますね。これだけはやめられません(笑)。
──一度ハマると凝るタイプなのでしょうか。
そうですね(笑)。趣味もそうですけど、興味があればすぐに行動して、ハマるタイプです。
──作曲やアコギの弾き語りなど、音楽の趣味もあるようですが。
コロナ禍で何もできないことが悔しくて、自分ができることを探していた時に出会ったのがアコギ。鼻歌で作ったメロディをアコギで弾いてみる……という感じで、ワンコーラス作るところから始めました。発信するのは苦手だけど、歌や音楽の力を借りて想いを伝えられたらいいなと。まだ表に出していないものですが、いつかどこかでお仕事につながれば…と思ってます。
──ダンスも特技だそうですね。
恥ずかしいんですが、小さい頃、お店で流れる音楽に合わせて体を動かしたり、ダンス動画をまねして踊っていたりしたので、お母さんがスクールに通わせてくれて。小学5年から中学3年の途中まで習ってました。今はさすがにお店で踊ることはありませんけど(笑)、家で気持ちを切り替えたいときに体を動かすことがあります。
グロテイストの映画が好きで…… 意外って言われます
──読書や映画にも親しんでいるそうですが、最近面白かったのは?
読書はもっぱら絵本なんです。映画で面白かったのは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。何度見返しても泣いちゃいます。恋愛モノや学園モノも好きですけど、半分くらいはグロテイストの映画で。
──それは意外ですね。
よく言われます(笑)。衝撃だったのは『グリーン・インフェルノ』。人を食べる種族のいる島に飛行機が不時着するお話なんですけど、この作品を観てから、どんなに刺激的な作品でも受け入れられるようになりました(笑)。ほかにも、『今際の国のアリス』『Mr.タスク』など、いろいろ観てきましたね。
──すごく刺激的なラインナップです。ホラーも得意なほうですか?
ホラーは逆に、自分の生活に置き換えられるから怖いんですよ。グロテイストの映画は作り物だとわかっているから「どうやって撮影したんだろう」って考えると興味深いし、ハラハラドキドキできるので。「そんなことあるかい!」って突っ込めるくらい振り切ったほうが好きですね。
アニメに登場するかわいいキャラクターが好き
──2019年に『サクガン』のオーディションでファイナリストになったことがきっかけで、今の事務所に所属したとか。声優というお仕事はいつから知っていましたか?
中学3年の時、『FAIRY TAIL』というアニメで主人公のナツが放った言葉にぐっときて、声優という存在が気になるようになりました。アニメは私というより友だちが好きで、その子とお話しするために観るようになって、それからアニメ自体にハマっていきました。
──自分も声優になりたいと思ったのはいつ頃?
高校受験が終わったあたりからです。でも、もう高校が決まっていたので、今からでは遅いだろうなと。しばらく心に秘めていたんですけど、家族にポロッと話したら「なればいいやん」と言ってくれて。聞いたら、お母さんの妹さんがもともと声優のお仕事をしていたらしくて。それから独学で学び始めました。
──身近にそんな方が。声優のどんな部分に憧れたんですか?
アニメはもちろん、ラジオや朗読劇に触れるとリアルに“生きてる”って感じがして、こんな世界もいいなって思いました。かわいいキャラクターも好きでした。『ニセコイ』で花澤香菜さんが演じていた小野寺小咲ちゃんが大好きで、ゲームやCD、当時コラボした『ヴァイスシュヴァルツ』のトレカなどにハマりました。守ってあげたくなるかわいさなんですよね。
──そんな憧れの世界に入って、驚くことや失敗してしまったことはありましたか?
初めてレギュラー出演させていただいたアニメ『SELECTION PROJECT』では緊張してしまって……。息を吸って吐くだけの呼吸がマイクに乗ってしまうんじゃないか、と思うくらいでした。
巡り合った役といろんな世界を見ていきたい
──それから約1年、すでに2023年1月期で2本のアニメ出演が決まっています。『転生王女と天才令嬢の魔法革命』ではレイニ・シアン役を。
謎が多いキャラクターですが、内に秘めた想いをくみ取りつつ、アフレコでいただくディレクションを大切に受け止めながら演じています。ワクワクするような魔法の世界を楽しんでいただけたら。
──そして、初主演となるアニメ『アルスの巨獣』ではクウミ役を演じますね。
すごく出たかったので、オーディションの結果が留守電に入っていた時は、思わず声が出てしまって。しばらくは信じられませんでした。オリジナル作品なので、クウミちゃんがどんな世界で生き、どんなふうに成長していくのか私も楽しみです。一緒に楽しんで観ていただきたいです、本当に。
──これからのご活躍も楽しみです。まずはこの2作品ですが、これから演じてみたい役はありますか?
こんな役を演じたいというより、演じさせていただく役と一緒にいろんな世界を見たいっていう気持ちが強いんです。自分一人で表現するのは不安だけど、キャラクターと一緒だと笑顔になれるし、隣にいれば喜怒哀楽を共有できるんですよね。キャラクターに寄り添って表現していられる今の環境を大切にしつつ、いろんな役に巡り合っていけたら。
──一つひとつのキャラクターを大事にしている誠実さが伝わってきました。最後に、この記事を読んでくれた方にメッセージを。
応援してくださる皆さん、リプライやお手紙からいつも力をもらっていますし、皆さんの言葉で元気になっています。いつもありがとうございます。まだまだ支えていただかないと前に進めない私ですが、一つひとつ成長していけるように頑張ります。温かく見守ってくださるとうれしいです。
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撮影=石田潤、取材・文=吉田あき、制作・キャスティング協力=吉村尚紀「オブジェクト」