鷲見友美ジェナ

『声優グランプリPresents 鷲見友美ジェナバースデーイベント2023』イベントレポート

鷲見友美ジェナ
「ジェナ」だけでなく「ジャッキー」まで連呼されたその理由とは?

『ケムリクサ』のりな役や『プロジェクトセカイ』シリーズの白石杏役などで知られる、鷲見友美ジェナさんが、2023年9月8日(金)にバースデーイベントを開催。ゲストの小坂井祐莉絵さんやファンとともに、特別な時間を過ごした。

鷲見友美ジェナ

■小坂井さんと一緒にゲームに挑戦! “ジェナの強さ”で競え!

ゲスト・小坂井さんによる、プロレスさながらの入場コールでステージに現れた鷲見さん。なんでも、昨年も同じ会場でバースデーイベントを行ったそうで、「1年後にも同じ会場でできるとは」と嬉しそうににっこり。せっかくなら…と昨年と同じ膝上丈のスーツを着てきたことを明かし、「50歳になっても同じ衣装を着られるか試してみたい」と意気込んだ。

小坂井さんを呼び込んでからは、お互いの印象などが語られた。昨年6月の朗読劇で初共演し、同年12月に愛知県で行われたイベントで再会したという2人。現在に至るまでプライベートでも2度ほど会っているそうだが、実はそれ以来なのだとか。そのため、まだ“仲良し”と言うのははばかられる様子だが、「でも、始めて会ったときからゆりっぺのことがすごく好き。ふんわりとしていて、すべて包み込んでくれそうな雰囲気があって」と鷲見さん。小坂井さんもこれには嬉しそうで、「朗読劇のとき、立ち位置が一番遠かったのにわざわざ来て『好きです』と言ってくれた」という裏話も明かした。

今回のイベントは、2人の心の距離を縮める意味合いもある様子。「さっき、お寿司を食べに行く約束を取り付けたんです!」と、楽屋裏で早速進展があったことを小坂井さんが伝えると、客席からは「よかった!」とばかりに熱い拍手が響いた。また、X(旧Twitter)に届いたファンからの質問に答えるコーナーでは、「2人の願い事は?」「子供の頃の誕生日の思い出は?」といった質問に解答。鷲見さんは「フィリピン(※鷲見さんの母親の出身地)では18歳のときに成人式のようなパーティーを開くんだけど」と、現地の文化を紹介。鷲見さんも実際に経験したといい、「ドレスアップして踊った」という思い出話で小坂井さんを驚かせた。

続くコーナー「マジック・ザ・ジェナリング」は、今回のイベントのブロマイドを使ったカードゲーム。山からカードを引き、手札のなかで特に“強い”と思うほうのブロマイドを出し、戦わせた。判定は観客だ。

強いカードを引く運だけでなく、カードの魅力を伝えるプレゼン力も試されるゲームとなったが、「メガネ窓際ジェナ」(鷲見さん)や「おはよう! スープ冷めちゃうぞ!ジェナ」(小坂井さん)など、各々カードにキャッチーなタイトルを付けてシンプルかつわかりやすくプレゼン。結果、小坂井さんが2本先取。「ジェナの戦いでジェナが勝てないだと…!!」と、悔しそうな鷲見さんも見どころとなった。また、「(一戦終わったら)カードは一旦戻しジェナで」「それ、さっき私が出そうか迷いジェナしたカードだ!」など、事あるごとに「ジェナ」を付ける特有のノリも生まれていた。

小坂井祐莉絵

■■ジャッキー? NOジャッキー? 愛が伝わるクイズに挑戦!

桃月なしこさんのビデオメッセージを経て、「クイズ!ジャッキー!」にも挑戦した。これは、鷲見さんが敬愛するジャッキー・チェンにまつわるクイズコーナー。体の一部などがアップになった写真を見て、その写真に写っているのが「ジャッキー」か「NOジャッキー」か答えていく。

これが、思いのほか難題! 主に、「ジャッキー」か「内村光良さん(※ジャッキーファンで、過去には番組でパロディをしていた)」か判別するクイズとなっていて、序盤こそスムーズに正解していたが、5問目、写真のなかで銃を向けられている人物が、ジャッキーなのかわからない……。鷲見さんは「ジャッキー」の札を上げたが、正解は内村さんであえなくパーフェクト失敗! さらに6問目、巨大な時計台の針に手をかける人物も、「ジャッキーの映画にこういう名シーンがあるんですけど……」と、鷲見さんは「ジャッキー」の札を上げたが、正解はその名シーンを再現している内村さんで「NOジャッキー」! これには、鷲見さんも「そのパターンがあると気づくべきだった……!」と顔を歪めた。

ともあれ、ジャッキー愛は小坂井さんとファンに改めて伝わった様子。観客の中には、鷲見さんファン兼ジャッキーファンまでいて、小坂井さんは「まさかファンの人までジャッキーが好きだなんて!」と、驚きっぱなしだった。そして、ライブパートを経てエンディング。ライブでは、『モザイクロール』(DECO27)、『君の知らない物語』(supercell)、『なんでもないや』(RADWIMPS)が披露され、観客からは大きな拍手がおくられた。

最後のあいさつでは、「今日は天気が悪かったから、誕生日とはいえどのくらいの人が来てくれるんだろう? と思っていたけど、こんなに来てくれて嬉しい!」と、改めて喜びを伝え微笑んだ鷲見さん。その無邪気な笑顔が、ファンの心を癒やした。

鷲見友美ジェナ

文・松本まゆげ