中川梨花

【声グラ限定】中川梨花生誕祭2024『Ribbon -今までとこれからをキミと- 』第1部レポート&インタビュー

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中川梨花さんバースデーイベントに声グラが密着!

中川梨花生誕祭2024『Ribbon -今までとこれからをキミと-』が2024年4月21日(日)にシアターマーキュリー新宿で開催された。第1部【RIBBON】ではMCのサツキとともに、中川さんの夢を叶える企画に挑戦した。

第1部ではTVアニメ『推しの子』の楽曲「サインはB」からスタート。観客とのコール&レスポンスで会場を盛り上げると、MCを務めるサツキが登場。

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今回のイベントはなんと中川さん本人が企画とプロデュースを担当しており、オープニングの映像についてマネージャーさんが撮影した映像をご自身で編集していたことを明かすと、サツキの2人も驚きの表情を見せていた。今回のイベントタイトル『Ribbon -今までとこれからをキミと-』については、「今まで出会ったみなさんとの御縁を大切にしていきたいし、この先出会ったことのない人たちともたくさん繋がっていきたいという思いで、気持ちや出会いを結ぶという意味でつけさせていただきました」と中川さん。オープニングトークでは初めてのサツキとの共演時のエピソードや中川さんの本イベントへの思いに花を咲かせた。

最初のコーナーは「りかりんの夢叶えたろか」。中川さんが叶えたい夢をイベント内で叶えていく。中川さんが叶えたい夢の1つ目は「サツキさんと漫才をすること」。その理由について、中川さんは「サツキさんの漫才をリアルで見たいし、なんなら一緒にやりたい」と目を丸くして語った。しかし、サツキの門脇のりやさんは「りかりんとやるのは緊張するな」とやや緊張気味。続けて中川さんは「初めてやる漫才が大滑りしたらトラウマになっちゃうじゃないですか。なので面白くなくても笑ってください」と観客に呼びかけると、大きな笑いが起こった。

お馴染み『M-1グランプリ』の登場曲とともに、3人が登場すると拍手で迎え入れられた。自己啓発本に書かれた偉人の言葉を中川さんが読み上げ、どの偉人の言葉なのかを当てていくという漫才では、ムネタさんが「ムネタです!」とボケると会場は笑いに包まれた。初めての漫才とは思えぬ息のあったコンビネーションに、中川さんも「めちゃくちゃ緊張したけど、楽しかった!」と満足していた様子。間近で見ていた門脇さんも中川さんのアドリブには「素晴らしかった!」と驚いていた。

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続いて、中川さんが夢として挙げたのがサツキさんと大喜利をやること。中川さんがサンミュージックに入った理由として小島よしおさんの存在を挙げると、サツキの2人は驚嘆。小さい頃にテレビで小島さんを見ていて憧れていたことを明かした。「りかりん絶対酔ってるな〜なんて呟いた?」というお題について、中川さんは「あ〜やべ、IQOS切れちった」と答え、この日一番となる盛り上がりを見せた。らしからぬ数々のパンチラインを生み出した中川さんは「忘れてください(笑)」と笑顔で呼びかけた。

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3つ目は「マネージャーさんからプレゼントが欲しい」のコーナー。中川さんも何をプレゼントされるのか分からない中で、突然バースデーソングのBGMが流れ、バースデーケーキが手渡される。これには中川さんも「マネージャーさん、ありがとうございます!」と感謝した。そして恒例となる会場のみなさんとの集合写真を撮影し、次のコーナーへ。

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グッズ紹介のコーナーでは、ランダムブロマイド、アクリルスタンドキーホルダー、スペシャルブック【RIKA NO SUBETE】、ちびりかキーホルダーの全てを中川さんが監修しているそうで、一つひとつを思い入れたっぷりに語った。ここで中川さんから、今年1月にオープンしたばかりのオフィシャルFC『りかちゃんはうす』の会員限定イベントの開催決定がサプライズで発表。ファンとの距離感が近いイベントが予定されているという。

中川さんは「お腹いっぱい。この1年でやってみたいなと思っていたことがもう叶っちゃいました」とイベントを振り返り、「私の思いとしては私が出演する作品については全てみなさんに届けたいと思っていますし、一つひとつを見てほしいなという気持ちはあるのですが、みなさんも日々たくさんのことがあると思うので、どうか自分を一番大切にして、これからも自分のペースで応援してくれたら嬉しいです」と語った。そして最後に披露されたのは有馬かな(CV:潘めぐみ)の「 Full moon…!」。一つひとつの言葉を噛みしめるようにメッセージを届け、イベントを締めくくった。

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中川梨花さん第1部インタビュー

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――今回の生誕祭も中川さんが全てプロデュースされているということですが、元々イベントをご自身で作るのが好きだったんですか?

そうですね。昔から私はイベントに出ることよりも、イベントをやりたいという気持ちの方が大きかったです。ファンの方に今までの感謝を伝えたり、喜んでいただきたいので、イベントの構成やグッズを考えたり、なるべくみなさんが見やすいように座席の配置を決めたりということを2022年に初めて開催した単独イベント「ひとなつの恋なんてやだよ?」からずっとやっています。

――今回も1部と2部で座席の配置も違いましたもんね。

そうなんです。もちろん一緒でも問題ないと思うんですけど、部ごとに人数が違うので、その人数に合わせて、みなさんがなるべくストレスのない空間にしたくて。スタッフさんは大変だったと思うんですけど、なんとか対応していただきました。

――打ち合わせの様子を見させていただいていたんですけど、中川さん主導で打ち合わせもやられていて。演者が打ち合わせを仕切るって中々ないことなので驚きました。

そうですよね(笑)。イベントの構成を考えるだけではなくて、書類関連も作っているので、ここで照明こういう風にしてくださいとか、ここで上手から出はけしますとか、ここで効果音入れてくださいというのも全て私が考えているので、私から共演者やスタッフの方に伝えていますね。今回は朝9時にスタッフさんと同時に入ったのですが、スタッフさんに座席を配置してもらっている間に、私は音響さんや照明さんとリハーサルをしていました。

――スペシャルブックを読ませていただくと、中川さんは全て自分の手でやることにやりがいをすごく感じているのかなと。

そうですね。全ての根源にはファンのみなさんの存在があるので、言わば全部が自分事というか。ファンの方が座る椅子だし、ファンの方が手に取るグッズということを考えたら、無関係なものは多分一つもないと思うんです。なので、全て自分が責任を持ってやらなきゃいけないなという気持ちがありますね。

――では、改めて今回の生誕祭のコンセプトを教えていただけますか?

私は芸歴で言うと長く、いろんなお仕事をジャンル問わずやってきたので、アニメや舞台から入ってきてくれた人もいれば、旅番組から入ってきてくれた人、バラエティ番組から入ってきてくれた人さまざまいるんですけど、全ての方を大事にしていきたいですし、今までやってきたこととこれから進んでいく道は絶対に繋がっていると思っているので、今まで出会った人とこれから出会う人を結んでいきたいなと思って、「Ribbon」というタイトルにしました。キービジュアルや衣装にもリボンが必ず入っています。

――今、お話にも出ましたけど当日の衣装もとても素敵でしたよね。

実はそのお洋服自体は私が中学生ぐらいの時に母に買ってもらった服なんです。芸能のお仕事を始めたばかりの頃に買ってもらったのですが、当時はあまり着る機会がなくて。でも、素敵な服だったのでいつか着ようと思って大切に取っておいていたんです。今回は生誕祭ということで、母に感謝という気持ちも込めて着ることに決めました。

――でもよく残っていましたね。

本当にそうなんですよ。買った当時のことをよく覚えていて。北海道のお洋服屋さんで買ってもらったのですが、東京と北海道を行き来していた時期だったので、思い入れがありますね。

―――では、第1部の内容をお聞きしたいのですが、オープニングはTVアニメ『【推しの子】』の劇中歌「サインはB」でしたね。選曲理由を教えていただけますか?

実は、夏にゲスト出演したライブで一度歌ったことがあったのですが、それは合同ライブだったので私のファンはあまり見られていなくて。その時のライブが結構盛り上がっていたので、私のファンの方にも届けたかったんです。スペシャルブックの中にアイドルになりたいみたいなページがあったと思うんですけど、ずっとアイドルへの憧れがあって、今もみんなのアイドル的な存在でいたいという想いも込めて、この曲を選びました。

――そして第1部ではサツキさんと一緒に漫才も披露しましたが、元々漫才はやってみたかったんですか?

私は意外かもしれないんですけど、面白いこととかバラエティっぽいことが大好きで、新しいことにも果敢に挑戦していきたいタイプなんです。改めて誕生日を迎えたこのタイミングで今後挑戦していきたいことはなんだろうと考えていた時に、漫才は人生で一度もやったことがないなと思って挑戦することに決めました。あと、サツキさんは最初のイベントからずっと司会として出演してくださっているので、サツキさんと一緒に何かやってみたいなと思っていたので、よい機会だなと思ってお願いしました。

――実際やってみていかがでした?

すごく楽しかったです!ファンのみなさんが優しくて笑ってくださるので、途中からノリノリになって、前に出る場面じゃなくてもマイクの前に出ちゃったりして(笑)。本当にその場の空気感で楽しませていただきました。

――初めての漫才とは思えないほど、完璧な仕上がりでしたよね。事前に準備などはされたんですか?

元々芸人さんの出ているお笑い番組を見るのが好きでしたし、今回やることが決まってからはサツキさんの漫才動画を見させていただきました。今回は「ムネタです」という言い方を「梨花です」と言い換えて披露したので、そこを入念に研究したりして(笑)。実際にいろんな動画を見て感じたのは、笑いそうになる場面でも真顔を貫くことが大切なんだなということに気づいたので、自分が笑わないように気をつけてやりました。

――生誕祭でも話題に出ていましたけど、『M-1グランプリ』に出る可能性はありますか……?

やりたいです!本当はサツキさんと3人でやりたいけど、サツキさんに断られてしまって……(笑)。でも1人でやるのも面白そうだなと思いました。お笑い芸人さんがすごく多い事務所なので、声優さんの事務所とは系統が違ううちの事務所の良さみたいなのも出していきたいなと思います。

――中川さんはお話も上手なのでピンでもやれると思います。

いけるかな〜。なんか本当にやってみたくなってきました(笑)。終わった後にXでみなさんの反応を見ていたんですけど、漫才が本当に面白かったと言ってくださっていたので、今後も考えていきたいですね。

――そして大喜利もかなり盛り上がりましたね。

結構頭使うなと思いました。面白さも大事だけど、なるほどね!みたいな回答もありなんだなって。

――でもよく瞬時にIQOSというワードが出てきましたね。

酔っている時につぶやく内容だから、自分のイメージにないことを言った方が良いと思ったので、タバコってきっと私のイメージにないものなので、言ったら面白いかなと。そしたらXでりかりんとIQOSが並んでいて「やばいやばい!」って思いました(笑)。

――1部の最後にはこれも『【推しの子】』から「Full moon…!」を披露しました。

長く芸能をやっているといろんな感情が生まれてきて、今まで応援してくれていたファンの方の期待に応えられているのか心配になる時があって。「Full moon…!」はそういった不安や、それでもみなさんの中の輝く存在であり続けたいという今の自分の気持ちを素直に表している歌詞なので、披露させていただきました。

――すごく素敵なパフォーマンスでした。

ありがとうございます。歌と踊りはずっとしてきたことですし、素直に言えない気持ちなども曲にのせると伝えられるので、これからも歌い続けていきたいです。

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取材・文/川崎龍也

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「声グラ+」:https://emii.photo/seigura/