三ツ矢雄二

声優・三ツ矢雄二さんのレッスンが動画を観ながら受けられるVOD型オンライン教育サービスColoso(コロソ)

三ツ矢雄二
三ツ矢雄二さんが声優のノウハウをたたき込む特別レッスン!

業界における最高レベルの専門家たちのノウハウを、オンライン講座を通じて学べる場所を提供し、各々の教育格差・情報格差をなくすことを目標に作られたVOD型(ビデオ・オン・デマンド)オンライン教育サービスのColoso(コロソ)

Colosoではイラスト、映像デザイン、視覚デザイン、ゲーム制作、作曲、声優、造形、製菓など、ジャンルを問わず幅広く学ぶことができ、自分の求める講座を何度も動画視聴することができる。そんな多くの講座の中でも高い人気を誇るという声優講座「三ツ矢雄二の声優予備校」に声優グランプリ編集部が挑戦! 声優として第一線で活躍し続ける三ツ矢雄二さんから、貴重な業界の知識と技術を学ぶことができる講座の一部をレポートしていく。

声グラ編集部がレッスンを受けてレポート!

声優グランプリ編集部が実際に「三ツ矢雄二の声優予備校」を受講したレポートをお届け! 最後まで読んでくださった方には限定クーポンをプレゼント!

三ツ矢雄二さんの声優人生を知る

「皆さーん! ようこそ、声優予備校へ!」というはつらつとした、三ツ矢雄二さんの声で最初の講座が幕を開けた。「頑張るからね! みんなもついてきてくださいよ~?」という声かけに早くも安心感を覚える。

最初の講座では、講師である三ツ矢雄二さん自身についてご本人の口から語られた。幼い頃から子役として活躍していたという三ツ矢さん。しかし、高校3年生の時に身長という壁に突き当たってしまい、俳優の道は挫折することに。芸能界には触れていたいとの思いで演出や脚本を学ぶ専門学校で勉強をしたが、それまで人生の大半を大人の社会で生きていたため、人間関係の少なさや普通の生活をしていなかったことに苦悩する。その後、専門学校をやめて大学に進学し、4年間でさまざまな経験を積むこととなった。

そんななか、大学2年生の時に知り合いに誘われて声優のオーディションを受け、人形劇に出演することに。プロの声優に囲まれながら収録をし、出番がある日には現場に行き、ない日はサンドイッチ屋でアルバイトをする日々が続いた。最終話に出番はなかったため、打ち上げへの参加を遠慮してアルバイトをしていたが、サンドイッチ屋の社長に「打ち上げも仕事のうちだから参加してこい」と言われ、急きょ会場へ向かった。その際、たまたま隣に座っていたのが、『サザエさん』の磯野波平役など数多くの作品に出演している永井一郎さんであった。酔っぱらった永井さんに「変わった声をしているからいけるよ。オーディションが明日あるから受けてこい!」と言われるがまま、翌日にアニメのオーディションを受けることに。勢いのままに受けたオーディションで見事合格し、『超電磁ロボ コン・バトラーV』の主役に抜擢された。完成された作品を観て、もう声優の仕事は入ってこないだろうと思っていたが、アニメの仕事が次々と舞い込み、『キャンディ・キャンディ』をはじめ、大学に行けないほどの仕事をこなした。その時に所属していた事務所から「声優事務所に入ったほうがいいよ」と言われ、声優事務所に所属することになったという。

サンドイッチ屋の社長の一言がなければ、永井一郎さんが隣に座っていなければ、今の自分はいないと三ツ矢さんは断言する。この講座では、声優として生きていくと決め、演技の基礎を学び直した際の知識を教授していくと述べる。正しい日本語を話せるようなレッスンをするため、海外の受講生も気軽に受けられるだろうとのことだ。

音響監督や舞台の脚本、舞台『テニスの王子様』の楽曲制作も担当したことがあるため、教えることには慣れているが、演技は教えることができないという三ツ矢さん。演出家によって受け取り方がさまざまで、指示も変わってくるからだという。

そのうえで、声優を目指すにあたって、まずはニュートラルな自分を知り、それから自分のバリエーションを広げていくことが大事であると強く訴えた。第一に自分の声を録音して、自分の声を知り、自分の声がどんな役に適しているかを判断する。その次に自分の声のレンジを知り、その幅でどんな役ができるかを研究していくことが第一歩であると言う。本講座でも、日常生活で使っている自分の声でレッスンを受け、余裕があったら作り声でも訓練してほしいとのことだ。

そして、アニメの声優になりたい人が多いと思うが、アニメはどのようにして作られているのかという内容に。シナリオの打ち合わせから始まり、絵コンテの作成、作画を経てアニメは出来上がっていくが、声優の仕事というのはBGMや効果音を付ける前の、最後から2番目の仕事である。昔の声優が行うセリフ入れという仕事は、台本をもらい、スタジオでリハーサルをして、次の日に本番を行うものだったが、現在は台本と一緒に映像をもらうことができる場合が多く、家でリハーサルをしてからスタジオでラストテストを経て本番を行う。その後、別録りを行う箇所と録り直しの収録をしガヤを録る。ガヤは主役から脇役まで全員で行い、アドリブで声を入れる。スタジオでは、マイク3、4本を全員で使うためマイクワークはとても大切だと言う。

第一回目の講座では、「三ツ矢雄二」という声優をより深く知ることができ、声優を目指すための第一歩としてやるべきこと、アニメ制作の一員としての声優の仕事について学ぶことができた。ご自身の経験や例え話を多用したり、実際の台本を見せながら丁寧に説明をしてくれる三ツ矢さんのお話によって、声優という世界がより鮮明に見えてきた。次の回からはどんどん実践に入っていく。「バイバーイ! 声チェックを忘れずに!」という三ツ矢さんの元気な声で講座は締めくくられた。

基礎レッスン

呼吸法と母音、発声やセリフについて

実践的なレッスンのいちばん最初は、基礎中の基礎となる腹式呼吸について。この呼吸法は、お腹に息をためるのではなく、横隔膜を下げて肺に入る空気の容量を多くするということが目的である。肩が上がったり胸が開くのではなく、お腹だけが膨らむことを意識する。実際に声を出してお腹が膨らんでいることが確認できたら、次は短い音を出す練習。正解がわからなくなったら、仰向けに寝ると必ず腹式呼吸になるため、その呼吸法の感覚をつかむとよいという。三ツ矢さん自身も実践をしてくれるだけでなく、お腹の状態を拡大しながらさまざまな角度から見せてくれるため非常にわかりやすい。

次は、口の開け方について。日本語は母音が5つしかないため、この5種類をマスターすると日本語はきっちりと話せるという。「あ」はあくびをするように大きく。「い」は横に引っ張って。「え」は、「あ」と「い」の中間。「お」は、「あ」と「う」の中間。開け方の練習では、「え・い・あ・い・え」、「う・お・あ・お・う」、「い・え・あ・え・い」としっかり顎が動くように意識することが重要である。口を大きく動かすと、声色がカラフルになるので、声に豊かさをつけることを目指して、口を動かす訓練をしていく。母音の後は五十音を同じように意識しながら練習する。ラ行は、RではなくL。海外の方はこの違いを気をつけて練習することで、よりきちんとした日本語が発音できるようになるだろうと三ツ矢さんは言う。横からのアングル、口元のアップとさまざまな角度から観ることができ、受講者も鏡を隣に置きながら見比べやすいだろう。

次は口周りのストレッチ。「う・お・あ」、「い・う・い・う・い・う」とつなげて発音したり、唇を突き出して左右に動かしながら「ん」を発音することによって筋肉がほぐれていく。プルルルと口を震わせることができればなお良し。朝起きたときやシャワーを浴びながらでも実践できる。

実践的なレッスンの次は、五十音を詳しく見ていく。三ツ矢さんに続いて、表を用いた発音練習をする。鼻濁音と濁音の違い、鼻濁音、濁音を使う言葉の違いや、鼻濁音を使うと上品に聞こえることも教えてくれた。唇を意識して使う際は、発音前に三ツ矢さんが一声かけてくれるので意識しながら練習に取り組める。最後は無声音についての説明。無声音が有声音になりやすいとの指摘があり、特に西日本に住んでいる人は無声音が苦手とされているので注意が必要ということだ。

さらに中盤の講座では、「感情を伝えるためのセリフ練習」や「ナレーション」「朗読」の基礎にも触れており、感情の起伏を声でどう表現するか、抑揚や間の取り方をどう工夫するかといった技術も丁寧に指導してくれた。キャラクターの年齢・性格に合わせて声を作り分ける訓練もあり、ボイスサンプル制作に向けたアドバイスも豊富だった。

アテレコ実習

三ツ矢さんの膨大な経験と知識が詰め込まれた講座の数々

この講座では、アニメのアテレコ実習に入る前の基礎知識を学んでいく。まずは挨拶について。この業界では、昼夜問わず「おはようございます」と挨拶をするが、元気に挨拶をすることが何よりも重要であると三ツ矢さんは言う。副調整室と呼ばれる、音響監督やプロデューサーなどがいる部屋にも挨拶を忘れずに。最近では、新人声優が一人ひとりに挨拶をするため、ずらっと列ができることもあるそうだ。また、返事も重要で、名前や役名で呼ばれたら必ず「はい!」と元気よく答えることを心掛けるのが大切だ。

次に収録する際の動きについて。マイクからは拳2、3個分離れて立つようにする。また、台本の持ち方や音が鳴らないページのめくり方も実践しながら教えてくれた。

そして、本番前に行っておくべき準備について。自分のセリフに必ずマークを付ける。台本をしっかり読み、どのような流れで自分の役柄が発言するのかを理解することが何よりも重要だそう。映像を観て、絵と合わせるために、ブレスの位置とセリフの長さを確認する。三ツ矢さんは、一筆で書ける記号を用いており、ゆっくり話すところにスローのS、速く話すところにクイックのQを書いているそうだ。アクセントにも印を付け秒数を入れる。「泣く」や「笑う」といったキャラクターの感情もメモしていく。

次にセリフ以外のテクニックについて教えてくれた。飲み物を飲むときは喉を鳴らす、おぼれたときは指で唇を震わせながら、洋画に多いキスの音を表現するときは手を使って、タバコをくわえながらしゃべるときは指をくわえて表現する。舌打ちは、洋画の場合はリアルにやらなければならないため実際に舌を鳴らすが、アニメの場合は「チェッ」と言っても大丈夫だそうだ。このようなテクニックは現場で覚えていくので、先輩を観察してまねしていくといい。また、声を乗せるだけでなく、臨場感を出すために体全体を使うことが大切で、走るとき、叫び声を上げるとき、飛び上がるときも筋肉を使って声を出す。重い物を押すシーンも、台本を持っていないほうの手を握りしめながら声を出す。そのため、戦闘物をやると体がくたくたになるそうだ。どのように体が動いているのか絵を見てイメージしながら、ウソつき演技にならないようにしっかりと表現していく。女の人の悲鳴も体を使って。

それ以外にも、現場で起きるさまざまな事例についての対策を教えてくれた。息が強すぎてボコッという音が入ってしまうことをマイクを吹くと言うが、そうなった場合は顔を斜めに向けて、マイクと距離を離しながらセリフを話すといいとのこと。

最後に、新人のうちは焦ったり口パクが合わなかったりするが、それに臆さずに頑張ることが大切だと教えてくれた。慣れてくると、絵の口パクをきちんと見れば合わせられるようになる。ただし、絵の口パクだけを見ていると役を忘れて演技がおろそかになってしまうので、演技の気持ちを持ったうえで、ブレスの位置を合わせていくことが非常に大切であるとのことだ。「ガヤも慣れだし、口パク合わせも慣れ。だけど慣れじゃないのは演技。演技だけはいつでも新鮮に自分の心を動かして相手役とキャッチボールをする。秒数に合わせるだけだと言葉のキャッチボールができないので、セリフがスムーズに流れなくなってしまう。相手のセリフをよく聞くことも大切」と語っていた。

芸歴が50年近く、声優だけでなくさまざまな場面で活躍されている三ツ矢さんの言葉には、今までの経験が詰め込まれた重みがある。声優予備校では、そんな三ツ矢さんのレッスンをスクールや学校に通えない方、海外に住んでいる方でもオンラインで気軽に受けることができ、自分のペースで声優について学ぶことができる。また、視聴期限がないため繰り返しの学習が必須となる、発声方法や発音練習を何度も三ツ矢さんの実演を見ながら学ぶことができる。

受講したのは全体のほんの一部だが、それでもボリューム満点の内容であった。声優を目指す受講者にとって、これほど有意義なレッスンはないだろう。

冒頭の挨拶

講座概要

講座名:三ツ矢雄二の声優予備校
料金:Colosoは毎週・月曜日午前00時に講座の料金が上昇するシステムで講座を販売。そのため早めの購入がお得!
時間:全25講 合計9時間32分
言語:日本語
講義資料有り

▼お申込みはこちらから
https://bit.ly/4cFPHLw

三ツ矢雄二さんが声優のノウハウをたたき込む!

合計9時間32分、全25講にもわたるこの講座では、声優になるための基礎から実践まで、三ツ矢雄二さんの長年の経験で培われたノウハウを学ぶことができる。

講座の特徴

三ツ矢雄二さんによる声優の考え方やノウハウを公開
子役出身で、声優として第一線で活躍し続ける三ツ矢雄二さんから、貴重な業界の知識と技術を直接学べます。 腹式呼吸、滑舌、アクセント矯正といった基礎的なトレーニングから、アテレコ実演、ナレーション、オーディション対策まで、声優に必要なあらゆるスキルを網羅している。

期間制限なしで受講可能
自分のペースで納得いくまで繰り返し学習ができる。

声優になるための役立つ資料提供
講義内容をさらに深めるための資料も提供される。

講座内容

発声法と呼吸法の習得方法
腹式呼吸の基本から口の開け方、50音の発声練習、鼻濁音や無声音の特殊発声まで、声優に必要な基礎スキルを実践的に学びます。

三ツ矢雄二
滑舌を向上させる方法
各行ごとのフレーズ練習や鼻濁音・無声音の発声を通じて、明瞭な発音と滑舌を効果的に鍛えます。実践的な例文を使い、滑舌の強化を目指します。

三ツ矢雄二
アクセントの矯正方法
平板化が進む現代アクセントに焦点を当て、昭和アニメを例に正しい発音を身に付けるトレーニングを行います。具体的なフレーズ練習を通じて、標準語のアクセント感覚を強化します。

アテレコ演技の実演方法
新人の声優を交え、アニメーションへのアテレコ実演の様子を公開。音響監督として注意を与えながら、アテレコへの理解を深めていきます。

三ツ矢雄二
シチュエーション別のナレーション方法
シリアスなニュースや明るいCMナレーションの読み方などを学び、それぞれの感情表現やトーンの使い分けを実践します。声質に合ったスタイルを見つけることで、ナレーションの幅を広げていきます。

オーディションの対策方法
声優を目指す方が避けては通れない、配役オーディションや養成所のオーディションでの合否の基準について紹介します。

声優業界への理解
「声優豆知識」のコーナーでは、声優として必要となる立ち居振る舞いや、さまざまな知識やテクニックを身に付けると同時に、業界への理解を深めることができます。

▼お申込みはこちらから
https://bit.ly/3HbnQaP

シークレットクーポンで安くなる!

三ツ矢雄二様の声優講座 専用クーポン」
・割引額:8,500円(先着100名様)
・クーポン適用可能な講座:三ツ矢雄二の声優予備校
・クーポンリンク:https://bit.ly/40X9Gk9
・使用期間:2025年8月23日~2025年9月23日 23:59まで

三ツ矢雄二からのメッセージ

三ツ矢雄二

はじめまして、声優の三ツ矢雄二です。子役出身で声優の世界に入り、これまで活動を続けてきました。自慢は子役時代から、セミレギュラーを含め、今まで仕事のレギュラーが切れたことがない点です。
40代までは演じる側でしたが、42歳からはアニメの演出の仕事、すなわち音響監督の仕事もするようになりました。それ以降、若手の演技指導にも力を入れ、数々の声優をデビューさせてきました。そんなノウハウを今回はColosoのオンライン講座を通して、皆さんに伝授できればと思っています。
まずは、きちんとした標準語の発音ができるようになることに重きを置いて、レッスンを進めていきます。一緒に高みを目指してレッスンしていきましょう。

お試し動画

8月8日より松本梨香の声優講座もスタート!

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