総動員数58,584名! 過去と今と未来、すべてが詰まった最高の合同ライブ
キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト・BanG Dream!(バンドリ!)のバンド・Roselia(ロゼリア)とRAISE A SUILEN(レイズアスイレン:以下、RAS)が、11月30日(土)・12月1日(日)の2日間、幕張メッセ国際展示場4~6ホールで合同ライブを開催した。未だ興奮さめやらぬライブの様子をまとめたレポートが到着!
「Rausch und/and Craziness」オフィシャルレポート
◇11月30日(土) DAY1
ショパンの幻想即興曲に合わせ、Roseliaのメンバーが登場すると、それまで静かだった会場から大声援が沸き上がった。ライブの開始を告げる「R」のイントロが流れると、再び大歓声が巻き起こる。観客の大合唱を伴って相羽が華麗に歌い上げた。初の合同ライブのオープニングとして最高の立ち上がりだ。続けて「LOUDER」をドロップ。寒さを吹き飛ばすオーディエンスの熱量で、会場は一気にヒートアップした。
メンバー紹介を挟み、相羽の「Roseliaに魅了される覚悟はある?」の声から、訴えかけるように「Neo-Aspect」を披露すると、会場中から「肯定」ともいえる大声援。間を入れずに志崎のしっとりとしたキーボードの音色から始まる「Ringing Bloom」、そして「Re:birth day」とメッセージ性の強い曲を連続し、観客のハートを完全に掌握してしまった。
再びMCに入り、「みんなの声を聴かせて」と煽ると、会場が一つとなって大声援でそれに応える。それまでMAXだったボルテージは、さらに一段上へと昇り天井を突き抜けんばかりとなった。アニメ『BanG Dream! 2nd Season』のオープニング楽曲「BRAVE JEWEL」では、櫻川が軽快なドラミングでリズムを刻み、観客のハートに火をつけると、それをさらに燃え上がらせるかのように「FIRE BIRD」へと曲をつなぐ。会場を埋め尽くしたファンたちは気持ちの昂ぶりを示すかのように、手にしたペンライトを赤く灯した。
MCでの「伝説といえば…」のセリフを受け、ライブ初披露の「Legendary」へとつなぐ。間髪を入れずこちらも初披露となる「PASSIONATE ANTHEM」をキャスト。この曲の歌詞は、ライブにおいて他のバンドとの重なりを示唆するもの。まさにこの合同ライブにて披露するにふさわしい曲だ。会場とキャストが一体となり、このライブをさらなる高みへと押し上げていった。「最後の歌はRASへのエール」として「ONENESS」を熱唱し、Roseliaのステージは最高潮のまま幕を下ろした。
幕間の映像を挟み、軽快なエレクトロニカサウンドとともにRASのメンバーが登場。幕間で一度落ち着いた空気が一気に頂点へと駆け上がる。
いきなり次のNew Single表題曲である「DRIVE US CRAZY」を投入。続けて倉知が踊るようなキーボードテクニックをいかんなく披露する「A DECLARATION OF ×××」と惜しみなく人気曲を投入。留まることを知らないRASの勢いそのままに、疾走感のあるナンバーに観客は一気にヒートアップ。
MCでも夏芽がドラムのみのビートでオーディエンスの感情をガッチリキャッチ。「UNSTOPPABLE」をたたみ掛けると、会場はRASカラーであるブルーグリーンへと染め上がった。
メンバー紹介でも、それぞれがテクニックを披露。それぞれの紹介のたびに会場が騒然となるようなソロを魅せる。これこそがRASの真骨頂だ。
初披露のカバー曲となる「ヒトリノ夜」から続けて、ハロー、ハッピーワールド!の「ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!」、Pastel*Palettesの「もういちどルミナス」を軽快に歌う。『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』に登場する他バンドの楽曲が聴けるのもRASライブの醍醐味だ。
続けてはオリジナルの「Takin’ my Heart」。激しいビートのオリジナルから、テンポの違うカバー楽曲まで歌いこなせるRaychellはさすがというほかはない。
楽曲の合間に、それぞれのパートが主役となる演奏を挟み、新曲「HELL! or HELL?」を刻む。RASサウンドを凝縮したような楽曲を叩きつける。カバー曲「1/3の純情な感情」を挟み、オリジナル楽曲「EXPOSE ‘Burn out!!!’」を決めてフィナーレを飾った。
映像を挟み、アンコールを受けてRASメンバーが登場。合同ライブのアンコールともあってRoseliaメンバーを招き入れる。
両バンドの合同で、Roseliaの原点「BLACK SHOUT」、RASの原点「R・I・O・T」を演奏。この合同ライブでしか聴けないコラボレーションに、オーディエンスの喜びが爆発。最高のエンディングを迎え、お互いをたたえ合いながら初日の公演を終えたのであった。
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