さまざまな企画で振り返る20年間の道のり
声優アーティストの水樹奈々が、自身の歌手デビュー20周年を迎える12月6日(日)当日に、「S.C.NANA NET ファンクラブイベントⅧ」をオンラインで開催。さいたまスーパーアリーナから生配信で、水樹の20年間の歌手活動を振り返るさまざまな企画が行われた。
配信が開始されると早速会場の外にいる水樹へ中継がつながる。ファンクラブイベントのMCとしてはおなじみ、キングレコードのプロデューサー三嶋章夫とともに、楽屋口から会場へ入り、普段はなかなか見ることのできない裏側を案内しながらステージへと向かう。途中、水樹が使用している楽屋や、ライブ前の気合い入れ場所などを紹介。気合い入れを行なっている場所に着くと水樹考案のキャラクター「ナネットさん」やさいたまスーパーアリーナのキャラクター「たまーりん」、水樹が所属するレーベル(キング・アミューズメント・クリエイティブ)のキャラクター「きんくりん」が2人をお出迎え。実際にこの場で「123456奈々―!」の掛け声とともに気合入れを披露し、水樹のタイトルコールでいよいよイベントがスタート!
これまでのファンクラブイベントをダイジェストにしてまとめたオープニングムービーが明けると、画面はテレビのワイドショー番組風にセットされたステージへ。本日12/6(日)に歌手デビュー20周年を迎えた水樹だが、これまで自身のライブやイベントで通算25回、最も多くステージへ立った場所でもある本日の会場、さいたまスーパーアリーナも今年20周年とのこと。77歳まで歌い続けると公言している水樹はMCから「77歳になる頃にはここでの公演回数もかなり増えてそうだね」と聞かれると「50回くらいは目指したいですね!」と意気込んでみせた。
するとどこからか聞き覚えのある声が。水樹の後輩・福圓美里の友人を名乗る声の主は、イベントの趣旨説明にやってきたという。天の声に導かれ、MCと水樹の間にあるセットの幕を外すとそこに「7777秒」と表示されたモニターが現れる。
天の声によると、本日のミッションとして「7777秒」、時間に換算すると2時間9分37秒でイベントを終了させなければならないとのこと。「絶対溢れると思う・・これ過ぎたら罰ゲームとかじゃないですよね!?」と焦る水樹。さっそくカウントダウンがスタートし、時間が刻々と進んでいく中、モニターには本日のラインナップ『水樹奈々7大事件簿』『水樹奈々に77の質問』『水樹奈々史 テルミドールの反動』『S.C. NANA NETのサポーターが選ぶ!NANAソン ランキング TOP77』『スペシャルコーナー』と多種多様な項目が並んだ。
ラインナップの発表を終えると「私ケツがありまして!ここで失礼しますー!」と言って去っていく天の声。ここからは進行を三嶋に移すと、本日最初のコーナーへ。
「スペシャルコーナー」では、水樹の歴代ライブ衣装を紹介。客席にはずらりと並んだ衣装、その数なんと162着。デビューから2010年まで衣装が並ぶエリアへ向かうと「最初のツアーよ!懐かしい〜!」とはしゃぐ水樹。“初めて弾き語りした時の衣装”や“初めての武道館できた衣装”などを見て当時を懐かしみながら思い出を語った。
ここで同じレーベルの後輩である内田雄馬、蒼井翔太、水瀬いのりの3名からデビュー20周年を祝うコメント動画が到着。後輩たちからのメッセージに水樹は「嬉しいですね!みんなの一生懸命な気持ちが伝わってきました」と笑顔で感謝を述べた。
そして続いては「水樹奈々 7大事件簿」。デビューから20年の歩みを振り返り、その中でも重大な出来事を7つ抽出し事件簿としてまとめたコーナーだ。
ゲストに同じ事務所の後輩・福圓美里と、彼女のライブでおなじみのバックバンド”Cherry Boys”から福長雅夫、そしてダンサーズ”team YO-DA”からYUMEKOの3人が登場。モニターには『初のオリコン1位獲得!』『声優界初!NHK紅白歌合戦出場!』『波乱万丈!?ライブ公演200回突破!』『文化放送の最長狙う!スマイルギャング もうすぐ1000回!』『ミュージカル初出演にして初主演!ビューティフル』『演じた役は????人!声優生活23年!』『アラフォーの星!水樹奈々ついに結婚!』の7大事件タイトルが表示され、ゲストとともに事件当時の出来事を裏話も交えながら振り返った。
次のコーナーは「水樹奈々史 テルミドールの反動」。水樹の20年のアーティスト人生を、VTRで振り返る。スタッフがあまりにも力を入れすぎた結果、前編・後編に分けて作成されたという大作だ。VTRでは考古学者としてangelaのKATSUが登場。KATSUの「声優音楽とは何か・・」という語りから始まり、声優音楽業界において大きな功績を残したという「水樹・クレオパトラ・奈々世」の半生を、大熊 英司のナレーションで遡る。
続いて上坂すみれ、小倉唯、angelaからのお祝いコメントが流れると、この時点で既に残り約1,300秒となっており、残り時間の少なさに慌てふためく水樹とMC。
次のコーナーは一問一答形式で水樹が質問に答えていく「水樹奈々の77のこと!」。「年齢は?」というライトな質問から、「初恋はいつ?」「30周年はどうなってる?」といった全77の問いに、MCとの掛け合いも楽しみつつ回答に対するエピソードを交えながら答えていった。
ここで残り時間が残り77秒となってしまい急いでコーナーを締めて「水樹奈々史 テルミドールの反動 後編」のVTRがスタート。前編から引き続き、「水樹・クレオパトラ・奈々世」の半生について語られる。バラエティに富んだ内容に、チャット画面では視聴者から多くのコメントが寄せられ、大きな盛り上がりをみせた。
次ページ:イベントは終盤へ。デビュー曲「想い」をピアノ弾き語りで披露