小茅楓

小茅楓「自分の好きな作品に関われていることがすごく幸せ」【声優図鑑 by 声優グランプリ】

小茅楓

キャラクターの裏に隠された声優たちの素顔に迫る、インタビュー企画『声優図鑑 by声優グランプリ』。

キャラクターの裏に隠された声優たちの素顔に迫る、インタビュー企画『声優図鑑 by声優グランプリ』。
今回は、『Tokyo 7th シスターズ』の一ノ瀬ミオリ役や音楽×仮想世界プロジェクト『十五少女』の戌井ラブリ役で注目を集める小茅楓さんが登場。幼い頃からダンスを経験し、A-POPと出会った彼女がいかにして声優の道へと進んだのか。これまでの声優人生で転機となった作品や声優として目標としていることを語っていただきました。

小茅楓

小茅楓
こがやかえで●10月12日生まれ。東京都出身。クロコダイル所属。主な出演作は、ゲーム『Tokyo 7th シスターズ』(一ノ瀬ミオリ)、メディアミックスプロジェクト『十五少女』(戌井ラブリ)ほか。

X:https://x.com/kogaya_kaede

●声優を目指す原点となったA-POP

——声優を目指したきっかけはA-POPだったそうですね。もともとどういう経緯で知ったのでしょうか?

もともとアニメが大好きでいろいろなコンテンツを調べていたら、A-POPと呼ばれるものがあると知って、ダンスを習っていたこともあって取り入れてみることにしました。声優さんのことはあまり詳しくなかったのですが、A-POP界隈では声優好きの方もいらっしゃったので、その方たちからお話を聞くようになっていろいろと調べていくと、声優さんって声のお仕事だけではなくて、アーティストとしても活躍されているのを知って自分もやってみたいなと思うようになりました。

——A-POPと聞くとあまり馴染みのないジャンルなのですが、具体的にどのようなことをするのでしょうか?

アニソンだったり、ボカロだったり、ゲームソングだったり、そういった二次元コンテンツを使ったダンス表現です。でも、すごく面白いのが、A-POPダンスの中でもいろいろな方がいて、オタ芸をやってる方だったり、フィギュアを食べる人とかもいたりするんですよ(笑)。それはA-POPならではなのかなと思います。でも基本的には他のダンスとはあまり変わらないですね。

——小茅さんがA-POPダンスを披露する時にはどのような独自性を?

私はフィギュアを食べたりはしなかったんですけど……(笑)、大好きなアニメソングを使って楽曲をどう表現するのかみたいなことは考えていました。

——A-POPを知ったきっかけがアニメというお話もありましたが、どんな作品が好きだったんですか?

私は魔法少女が大好きで、特に『カードキャプターさくら』の木之本桜に憧れていました。そこから声優の丹下桜さんを知って、こんな声優さんになりたいと思うようになりましたね。

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●初めて名前がある役をもらえた『22/7 音楽の時間』が転機に

——そこから高校卒業後に養成所のボイスラボトーキョーを経て、現在のクロコダイルに所属していますが、進路に迷いはなかったんですか?

まったくなかったですね。実は高校卒業の進路を決める時に声優の専門学校を考えていたんです。でも、専門学校に入る前に一度オーディションを受けてみたいと思って。私が受けたオーディションがドラフトみたいな形で、クロコダイル以外にも何社かいらっしゃったんですよ。私は『Tokyo 7th シスターズ』が大好きで、そこで出演されている声優さんがたくさんいるクロコダイルにどうしても入りたいと思っていたんです。まさか本当に所属できるとは思っていなかったので決まった時はうれしかったですね。

——念願叶っての所属だったんですね。ちなみにボイスラボトーキョーではどのようなことを学ばれたのでしょうか?

私は演技経験がなかったので基礎から教えてもらったんですけど、発音記号みたいなところから、演技の姿勢や体を使ったお芝居、ダンスレッスンなどいろんな経験をさせていただきました。最初はついていくのに必死だったのですが、だんだんと要領を掴めてきて、卒業するまでには基礎が身についていたので本当に通って良かったなと思います。

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——声優としての初めてのお仕事は『ACTORS -Songs Connection-』ですよね。デビュー作ということで緊張はありましたか?

『ACTORS -Songs Connection-』は最初の出演作ということで印象に残っていますね。やっぱり最初のお仕事で、ブースに入るのも初めて、マイクの前に立つのも初めてですごく緊張しました。ベテランの方から私と同じ新人までいろんな方がいる現場だったのですが、ベテラン声優の方の迫力に圧倒されてしまって……。実際に自分が出演した映像を見た時にあまりに感動してしまって、母親にクレジットに載っている私の名前を撮ってもらいました(笑)。

でも、最初は上手くできないことも多くて、一人でよく反省会をしていましたね。私はかなりネガティブな性格なので、「今日はここダメだったな」とか、「こんなに練習したのにここ噛んじゃった」とか後になってからクヨクヨ考えてしまうんです。今でもよくやるんですけど、最初の頃は反省会ばかりの毎日でした。

——これまでいろんな作品に出演されていますが、これまでの活動の中で転機となった作品はありますか?

転機になった作品でいうと、私の中では『22/7 音楽の時間』というゲームアプリに出演させていただいたことですね。私は岬心彩役で出演させていただいたのですが、名前のある役が初めてだったので、私の名前が広まったきっかけの作品だったんじゃないかなと思います。

——そこから小茅さんが大好きな作品である『Tokyo 7th シスターズ』にも一ノ瀬ミオリ役で出演しました。

本当にうれしくて、オーディションのお話をいただいた時から「これは絶対に受かるぞ!」とやる気に満ち溢れていました。私は感情が高まると泣いてしまうタイプなんですけど、オーディションの時も感極まってしまってずっと泣いてしまって……。すごくテンパってました。でも、一ノ瀬ミオリという素敵な役をいただけてすごくうれしいです。

——本作ではRiPoPとしてキャラクターソングのリリースやライブにも出演されましたね。実際に初めてステージに立ってみていかがでしたか?

私はファンとして見ていた側だったので、いつも見ている景色と違いすぎて感動しましたし、ここまで来ることができたんだといううれしさもありました。でも、マネージャーさんやファンの方から「顔が緊張してたよ」って言われてしまうくらい顔に出ていたみたいで。プロデューサーさんからは「最初しか見られない表情だから大丈夫だよ」と言ってもらえたので安心しました。

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——幼少期からダンスで人前に立たれていると、人前に出るのは得意な方なんじゃないですか?

いや、実はそんなことはなくて……。人前で表現するのは大好きなんですけど、やっぱりいつでも緊張はします。

——ダンスでステージに立つのと声優としてステージに立つのは違いましたか?

ダンスは自分と観客の間だけで完結するのですが、声優として立つ時はやっぱりキャラクターとして演じ切らなきゃいけないですし、見てくれている方も作品が好きで、キャラクターのパフォーマンスを見に来てくださっていると思うので、自分だけの表現ではないところが違いますね。私もナナシスが好きな人間として作品のイメージを壊さないように大切に表現しました。

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●いつか声優アーティストとしてステージに立ちたい

——プライベートなお話もお聞きしたいのですが、小茅さんはXで「#ラーメン大好き小茅さん」をよく投稿されていますね。

見てくださってありがとうございます! ラーメンは私の生きがいになっていますね。実は、つい先日初めて蒙古タンメン中本に行ったんですよ。ずっと行ってみたいと思っていたんですけど、今まで辛いものが得意ではなくて行く勇気がなかったんです。でも、最近になって辛いものを食べられるようになったので、とある企画で一番辛い北極ラーメンを食べました。初めて食べるものとしては辛すぎたんですけど、とても美味しかったです。

——ちなみにラーメンはどのくらいの頻度で食べるんですか?

ほぼ毎日食べています(笑)。カップラーメンとかインスタントラーメンも大好きなので、家でもラーメンを作って食べますし、常にGoogleマップで行きたいラーメン屋さんにピンを指しているので、仕事場が近かったりするとすぐに行っちゃうんですよ。

——好きなスープの味はありますか?

醤油でも味噌でも豚骨でもなんでも好きです。でも、特に好きなのが二郎系ラーメン。私、かなりの大食いなので、量を食べることができて、野菜も取れる二郎系ラーメンにハマっています。最近だと「豚山」によく行くんですけど、「豚山」は初心者にも優しいですし、秘密のトッピングなんかもあってとても楽しいんです。

——初めて小茅さんを知った方は小茅さんが二郎をがっつり食べているとは思わないですよね(笑)。

よく言われます。お店に行くと店員さんから「え?」みたいな顔をされるんですけど、普通に食券買って出して、野菜増しでお願いしますって言うと、必ず「食べられますか?」って聞かれます。そのたびにお心の中で「存じ上げております」とつぶやいています(笑)。

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——休日はどんなことをして過ごされることが多いですか?

最近はずっとポケモンのゲームをやっていますね。昔からポケモンは好きなんですけど、ゲームは一度離れてしまっていたんです。最近になってポケモンの新作が面白いという話を聞いてから欲しくなって買ってみたら案の定ハマってしまって。今のポケモンってポケモンとピクニックができたり、授業を受けたり、先生と仲良くなれたりできるので、先生と親交を深めるために毎日やっています。最近はポケモンかラーメンのことしかつぶやいてないですね(笑)。

——声優同士で仲の良い方はいますか?

いろんな方と遊ばせていただいているのですが、ナナシスで一緒になった天希かのんちゃんや同じ事務所の先輩の山田麻莉奈さんとはよくご飯を食べに行っています。今まではソロ活動が多かったんですけど、最近になっていろんな方から誘ってほしいという言葉をかけていただくので、私から積極的に誘わせていただいています(笑)。

最近だとやっぱり天希かのんちゃんがすごく仲良くしてくれていて、去年のクリスマスに表参道にイルミネーションを見に行って、ずっと気になっていた紅茶ラーメンを食べました。そして最後に予算を決めてプレゼント交換もして、クリスマスを満喫していました(笑)。

——仲良しですね! ではこれから声優としての目標を教えてください。

ずっと魔法少女が大好きで、今でも魔法少女になりたいなと思っていて。いつか魔法少女アニメに出てみたいです。あとはナナシスをやっていて歌って踊る楽しさに気づくことができたので、いつか声優アーティストとしてステージに立つこともできたらいいなと思っています。

——最後に読者の方にメッセージをお願いします!

ようやく多くの方に知ってもらう機会が増えてきたので、この調子で皆さんにもっと知ってもらいたいですし、何よりも自分の好きな作品に関われていることがすごく幸せなので、自分の好きな作品をもっといろんな方に好きになってもらえるようにこれからも頑張っていきたいと思っているので、引き続き応援していただけたらうれしいです!

小茅楓

撮影=石田潤、取材・文=川崎龍也

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