中学生のころは保育士さんになりたいと思っていた平川大輔さん。声優になろうと思ったきっかけは・・・・・・
プロフィール
ひらかわだいすけ……6月4日生まれ。フリー。主な出演作はアニメ『ネオアンジェリーク Abyss』(ベルナール)、『イタズラなKiss』(入江直樹)、映画『ロード・オブ・ザ・リング』(オーランド・ブルーム)ほか。
本気で声優を目指すのなら「なりたい」ではなくて「なる」と信じることが大事!
声優になりたいと思ったきっかけを教えてください。
小さい頃、テレビっ子だったんです。アニメもそうですが、海外ドラマが好きでよく見ていましたね。その頃、外国人がしゃべっている声が、アニメの声と一緒だって耳で気づいて、声優という仕事があるんだってことを知ったんです。当時は『ナイトライダー』、『特攻野郎Aチーム』、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』、『新スパイ大作戦』なんかをよく見ていました。声優になってから、当時見ていた作品の役者さんやスタッフさんと一緒に仕事をさせていただく機会があって、とても感慨深かったですね。
小さい頃から声優になることが夢だったのですか?
いえ、中高生の頃は、保父さんになりたいと思っていたんですよ。でも、ある日突然「あー、役者になろう」って思っちゃった。なんでそう思ったかはよく覚えていないんです。子供のときに芝居をやっていたわけでもないんですけど、ポッとそう思っちゃったんですね。
保父と声優、まったく違う仕事のように思えますが……。
今思えば、アニメって、子供がすごく喜んで見るものじゃないですか。そう思うと、保父になりたかった気持ちとも通じるものがあったのかなと思います。まあ、後付けなんですけど(笑)。子供向けのアニメを初めてやらせていただいたときは、すごくうれしかったですね。
声優を目指す若い人にメッセージをお願いします。
声優は、「なりたい」よりも「なる」と思っている人がなれる職業だと思います。「なりたい」と思っている人は今とても多いから、ただそう思うだけじゃ負けちゃう。本気で目指しているのだったら、「なりたい」ではなくて「なる」と信じることが大事。そうすれば、自ずとやらなければならない事が見えてくるはず。応援しています。