前途有望でフレッシュな声優の現在、過去、未来を年表形式で紹介していくこのコーナー。今回は津田美波さんが登場! 声優として踏み出すことになったキッカケから、今後の役者人生の展望まで、じっくりたっぷり語っていただきました。はたして津田さんが描く未来予想図とは?
Profile
つだみなみ ●6月8日生まれ。青二プロダクション所属。
主な出演作は、TV『ゆるゆりシリーズ』船見結衣、『ゆゆ式』櫟井 唯、『ファンタジスタドール』ささら、『フラクタル』フリュネ、『ポケットモンスター ベストウィッシュ』キバゴ、舞台『ミュージカル忍たま乱太郎』シゲ ほか。
津田美波’s LOOK INTO THE FUTURE
声優ってすごいなと思われるような仕事をしたい
Minami’s PAST
8歳
幼い頃から声優に憧れる
物心ついたときから声優という仕事に魅力を感じていた。『美少女戦士セーラームーン』や『ポケットモンスター』などに憧れつつ、夢を膨らませる。
10歳
恩師との出会い
友人が所属している児童合唱団のコンサートを見に行ったときに一目惚れし、すぐに入団。指導を担当していた女優・歌手の伊東恵里さんからさまざまなアドバイスを受けつつ、以降8年間、全力で歌う日々を過ごす。
18歳
人生の大きな転機
高校卒業とともに合唱団も退団。最後に伊東さんから声優・富沢美智恵さんを紹介してもらう。憧れのセーラーマーズでもある富沢さんに「声優になりたいんです」とストレートに相談したところ、「それならば青二塾に入ってみてはどうか」と勧められる。
19歳
青二塾の門を叩く
「とりあえず1年間やってみよう」と入塾を決意。演技にのめり込んだ結果、1年目から現場で仕事をする機会にも恵まれる。ちなみに最初の仕事は携帯電話の着信ボイスの収録だった。
20歳
舞台、アニメにと活動の幅を広げる
ミュージカル『忍たま乱太郎』にくの一のシゲ役で出演。声優として舞台を経験するのは“想定外”だったものの、オーディションからすでに楽しさを感じていた。また、『ポケットモンスター』や『ドラゴンボール改』など幼い頃から好きだった作品にも声優としてかかわることに。
21歳
注目アニメのヒロインに大抜擢!
ノイタミナ枠で放送された『フラクタル』ではヒロイン・フリュネ役に抜擢。清楚で落ち着いた彼女の姿を見事に演じていた。もともとフリュネ役でオーディションを受けていたものの、決定と聞いた瞬間「で、私はどの役に決まったんですか?」とマネージャーに確認してしまったという逸話も。 最近では『ゆるゆり』で主人公4人組のうちの1人船見結衣役で、クールで低いトーンの少女役を好演した。
Minami’s FUTURE
22歳
一人暮らしをする
スタジオのある都心からは少し遠い場所に住んでいるので、まずは引越し&ひとり暮らし! 一度でいいから友達を呼んでワイワイと鍋を囲んでみたい。
24歳
男性キャラクターでも主役を
ジャンルを限定せずに様々な役に挑戦していく。『フラクタル』でヒロインを演じる夢は叶ったので、次に目標に掲げているのは男性の主人公。
27歳
歌でもファンを魅了する
アニメの声優を続ける一方で、歌やミュージカルでもより活動の幅を広げていく。とくにキャラクターソングを歌うチャンスがあれば、これからも挑戦していきたい。
30歳
今度は外国映画にもチャレンジ
今までに歌った曲をまとめたアルバムをリリース。外国映画の吹き替えにも挑戦し、アクション映画の主演を目指す。また、今まで自分が演じてきた作品の一挙上映会も開催! 役者としての軌跡を振り返りつつ、感傷に浸る。
40歳
原点への凱旋ライブ
ミュージカル『忍たま乱太郎』の公演を行った東京ドームシティシアター・Gロッソにて凱旋コンサートを行う。成長した自分の姿をファンに届けたい。
死ぬまで
何があっても役者でい続ける
たとえ結婚しても子供ができたとしても役者活動は一切やめずにひたすらに演技に向き合う日々を送る。誰からも愛される役者を目指して邁進していたい。
津田美波を知る10の質問
自分の性格をひと言で表すと?
ボーイッシュというか「男らしい」という感じだと思います。周りに悩んでいる子がいたらズバッと意見をしてしまいます。オシャレに関しても事務所に入るまでは無頓着だったので…これからがんばります!(笑)
苦手な食べ物は?
嫌いな食べ物は少ないです。しいてあげると、ちょっと苦手なのは和菓子のあんこ。生クリームやチョコレートのほうが好みですね。
苦手な場所はありますか?
外が見えない“箱”のような空間がちょっと苦手です。エレベーターもできれば使いたくないので、2階くらいならば階段を駆け上がっちゃいます。外が見えていたり、広ければ平気なんですが……。
好きなドラマや映画のジャンルは?
『ハリーポッター』シリーズのようなファンタジーが大好きです。もちろん、アニメも幼い頃からずっと好きでした!
インドア派? アウトドア派?
バリバリのインドア派です。とくにゲームが大好き! 中でもシンプルで分かりやすい作品がお気に入り。『ポケットモンスター』や『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』みたいなRPGはよくプレイします。機会があったら出演してみたいです。
何か資格は持っていますか?
自動車の免許を持っています。でも、それを言うと「えっ、免許持ってるの!? 自転車じゃないの?」っていつも驚かれます。実際はペーパードライバーなので、それを明かすと「ああ、やっぱり」って言われます(笑)。
緊張するほう?
よく周りからは「堂々としているね」と言われますが、内心ではドキドキしまくっています…。ちなみに緊張すると手に汗をかいてしまうので、私が緊張しているかどうかは手を握ると分かってしまうんです(笑)。
今までに現場でビックリしたことは?
背の低い役者さんたちが厚底ブーツをわざわざ用意してアフレコ現場にいらしていることに驚きました! 逆に背の高い人はかがむようにマイクに向かってしゃべっていらっしゃいますね。私は身長が156cmなんですが、ちょうどいいサイズだと感じました(笑)。
役者として気をつけていることは?
日々の発声には特に気をつけています。喉の調子を保つためにも湿度調整は必須ですし、家の中では加湿器をガンガン使っています。冬場はとくにです!
座右の銘は?
「何があっても日はまた昇る」。悲しいことや辛いことがあっても必ず明日は来ると信じながら、経験を自分の糧にしています!
From 津田美波
津田美波
まだまだ声優としては走り出したばかりのヒヨコですが、今後も“声優っていいな”と思ってもらえるような役者を目指してがんばります!