声優未来予想図のwebオリジナル版に佳村はるかさんが登場! アイマスで一躍注目された佳村さんが、これまでとこれからを語ってくれました。 アイマスのオーディションでの秘話も披露! 要注目です…★
Profile
よしむらはるか●2月14日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は、アニメ『悪魔のリドル』(神長香子)、『咲-Saki- 全国編』(真瀬由子)、ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』(城ヶ崎美嘉)ほか。
佳村はるか’s LOOK INTO THE FUTURE
人生に様子見はないと、母から教わりました
Haruka’s PAST
小学校時代
漫画好きな幼少期
アニメやお芝居(ドラマ)のお仕事を認識したのは小学校三年生ぐらいでしたが、そのときは自分が舞台に立ちたいとは思っていませんでした。でも、“舞台”をモチーフにした漫画はその頃から大好きで……! ちなみに漫画は小学生ながらおこづかいや貯めていたお年玉を使って少年誌から少女誌まで合わせて毎月7,000円ぐらいは買っていました(笑)。
中学校時代
演劇部を志望するも!?
お芝居をやりたいという気持ちはこの頃から強くなります。部活動も演劇部に入ろうと思ったんですが、なんと私が入る前年に廃部になっていて……。文化祭で演劇を上演するという案も出したんですが、ダンス派に押し切られ、結局お芝居をすることは一度もありませんでした。
高校時代
声グラの広告を見て決意!
実際にお芝居をすることになったのは、実は『声優グランプリ』さんの日本ナレーション演技研究所特集を見たのがキッカケです。声優はアニメ声でなければなれないという固定観念があったんですが、「アニメ声じゃなくてもなれる」ということが書いてあったので、これはぜひやってみようと!
記事に促されるままに日ナレの無料体験会に参加しました。ただ、そのときは恥を捨てきれない自分を実感して「人前に立つのは向いてない」とも思いました(笑)。一方で、お芝居をすること自体はやっぱり楽しくて、同じシチュエーションでもほかの人との演じ方の違いなどが見える度に、ドンドン意欲が湧いてきたんです。
養成所時代
母に促されて上京
私は出身が大阪なので「日ナレ大阪校」で一年様子を見て上京したいと思っていたんですが、お母さんに「人生に様子見はありえない! 将来的に行くっていうなら、今からもう根性入れてやってきなさい!」と諭されまして。すぐに東京に行くことになりました。
養成所では演技が上達したのはもちろん、性格も変わったと思います。“自分一人ではお芝居はできない”と教えられてからは周囲に対する礼儀作法の大切さも考えるようになりました。
さらに養成所では番組のお仕事もさせていただいて。人の話を引き出すことの難しさも実感させられましたが、当時の経験は今のラジオなどにも活かせていると思っています。
2009年
アイムエンタープライズに所属
事務所に所属できたときは本当にうれしかったです!
やる気を見せるために、台本はなるべく即座に事務所へいただきに行ったりして、コツコツとがんばっていました(笑)。
2012年
アイマスに出演
『アイドルマスター シンデレラガールズ』のオーディションでは、何千人も見てきてくださった審査員の方から「かつて見たことがないぐらい緊張していた」と言われてしまって(笑)。歌のオーディションは自分を出せたという手応えはあったんですが、ブースからは「ちょっと緊張しているだけだよね? もう一回やってみようか」という反応が……。マネージャーさんも「ウチの佳村がすみません」みたいに頭を下げていらっしゃって、これはどうしようかと慌てましたね……。城ヶ崎美嘉という役に決まったのは、そういう部分も含めて成長を買っていただいたんだと解釈しています。
当初は昔読んでいた“舞台”の漫画みたいにステージにモノを投げられるんじゃないかと心配でしたが、どうにか最近は自分の歌い方を掴めるようになりました。今では上手く歌うよりも“みんなを盛り上げたい”という気持ちを出せるようになったと思います。あっ、もちろん、上手くもなりたいですが(笑)。
2013年
『咲-Saki- 全国編』真瀬由子役に!
台本を受け取るため、いつものように早めに事務所に行ったら、マネージャーさんに「この曜日はいつも事務所に来ているけど、よかったらオーディション受けてみる?」と勧められて受けたのが『咲-Saki- 全国編』の真瀬由子役。まさか受かるとは思っていなかったので、神様は小さな頑張りも見てくれているんだなぁと嬉しくなりました。
Haruka’s FUTURE
2015年
名前を覚えてもらう!
番組のゲストに出させていただくときに「佳村はるかって誰?」となることが申し訳なかったので、色々な現場を経験してこの一年で良いお芝居をしていければと。堂々と胸を張ってその場にいられるような役者になっていきたいです。
2018年
作品の主役を張る
3~5年後ぐらいまでには、どうにか主役を演じたいです。具体的な役というのはありませんが、熱い空気を持ったアニメに出られたら嬉しいです!
2020年
子供向けアニメに出演!
日曜日の朝やっているような女子向け変身アニメに出演するのが夢なんです。私自身も小さい頃から成人までずっと見ていた作品なので、いつかは叶えられたらいいなと……。皆さんに夢を与えられたら嬉しいです。
40歳ぐらい
声優業界の架け橋になる
若手とベテランの間ぐらいの年齢だと思うので、うまく現場でコミュニケーションの橋渡しができるような存在になりたいです。「ラジオでもお芝居でも、佳村に任せておけば大丈夫だ」と言われるような柔軟な振る舞いができたらなぁと。一方で、後進の直接な指導はできない気がします。たぶん、ムリでしょう(笑)。
50歳ぐらい
堅実に生きていく
アパートを両親に買って経営させてあげたいです(笑)。役者として大きなことをできなくてもいいので、手堅くお仕事を続けていけたら嬉しいですね。
佳村 はるかを知る10の質問
自分の性格をひと言で表すと?
真面目で不真面目かな?(笑) 心の中はいつも真面目なんですが、最後の最後にやらかしてしまうことが多いので……。ちょっと前に占いに行ったときもそこをズバリと指摘されてしまいました。
ニックネームは?
「るる」か「るるきゃん」。ちなみにお父さんには「はるか番長」を略して「はるばん」と呼ばれています(笑)。幼い頃は壁を登っちゃうぐらいヤンチャな性格で、お父さんに対する接し方が成長してもほとんど変わっていないのでそういうイメージになっちゃったみたいです。
好きな食べ物は?
梅味の飴が大好きで、ずっと持ち歩いています。夕方ぐらいになると大体無くなっちゃうんですが! 逆に苦手なのは野菜。一部の野菜は100万円払うと言われても断ります。200万円ならちょっと考えますが(笑)。
今一番行ってみたい場所は?
モルディブです。プラネタリウムで美しい星空を見てから、一生に一度は行ってみたいなと! ちなみによく行く場所は友達の家(笑)。昔からふらーっと友達の家に泊まりに行くことが多いんです。
マイブームは?
普段私はメガネをかけているんですが、メガネ屋さんの超音波洗浄器にハマっています。以前までは恥ずかしくてできなかったんですが、洗浄力も凄いし、やっていて楽しくて仕方ありません(笑)。
お気に入りの漫画は?
岡田あーみんさんの『ルナティック雑技団』がバイブルです。年齢の変化で漫画の好みって変化していくものだと思うんですが、この作品に関してはいつどんな心境で読んでも楽しいんです! あまりに読みすぎて(ページの隙間に飴を落として)ページがベトベトになるぐらい。魂の根っこにある作品ということで、友達の誕生日プレゼントにあげたりもします。
得意なスポーツは?
技術ではなく根性を要求されるスポーツでしょうか。小学校の頃に、鉄棒の斜め懸垂で210回という記録を打ち立てたこともあります(笑)。あっ、でも、マラソンだけはダメですね……。マラソン大会では明らかに手を抜いている不良に続き、下から二番目でした(笑)。
尊敬する人物は?
家族仲が良いのでお互いにダメ出しをしたりもするんですが、それでもやっぱり根っこで一番尊敬しているのは「両親」。ライブなどにもよく見に来てくれるし、雑誌なんかもしっかり読んでくれていたんですが、最近はあまりチェックしてくれていないみたいで、この前も「買わない方がお前のためになる!」という言い訳をされてしまいました(笑)。
特技は?
腕相撲。声優未来予想図の第34回を見ると田所あずささんも「腕相撲」が特技らしいので、これはいつかアイドル同士で戦わなければいけないかなと思っています!(笑)
座右の銘は?
「足元のゴミも拾えないやつが青山でチャンスを拾えるわけがない!」
ドラマ『3年B組金八先生』でタレント志望の女の子に諭すシーンで出てきたセリフです。身の回りのことがしっかりできない人間が何かを掴めるわけはないので、私もオーディション前に家の周りのゴミを拾っていったりしています。
From 佳村はるか
佳村 はるか
「いつもありがとうございます」という言葉に尽きます。応援してもらえる職業は本当に珍しいと思うのですが、その応援が糧になっているということを今も実感しています。どうかこれからもよろしくお願いします。
声優を目指している方は、これからきっと辛いことも大変なこともいっぱいあると思いますが、それを乗り越えてほしいです。努力することを楽しんでみてください!