ケッケコーポレーション附属養成所

ベテラン声優の難波圭一さんが代表取締役を務める声優事務所・ケッケコーポレーション附属の養成所。“ケッケ道場”と称されることもある同養成所は、１クラス定員16名の少人数制なのでレッスンは濃密。また、難波先生をはじめ、第一線で活躍しているプロの業界人による本気のレッスンが受けられると好評だ。

基本情報

ケッケコーポレーション附属養成所

【所在地】
〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷2-3-6　WAKEIビル2F

【アクセス】
東京メトロ千代田線
「代々木公園」駅　1番出口徒歩約7分
小田急線「代々木八幡」駅　南口徒歩約7分

★スクールの詳しい情報＆資料請求はこちらから
HP：http://www.kekke.co.jp
TEL：03-3460-5443（平日11：00〜17：00）

インタビュー

澤田美晴さん（写真：左）
さわだみはる●7月28日生まれ。神奈川県出身。ケッケコーポレーション所属。主な出演作はアニメ『アイカツスターズ!』（明石朔耶）、『ハイスクール・フリート』（小笠原光）、『武装少女マキャヴェリズム』（東狐常美）、ゲーム『8 beat Story♪』（メイ）ほか。

川島慶嗣さん（写真：右）
かわしまよしつぐ●4月25日生まれ。東京都出身。ケッケコーポレーション所属。主な出演作はアニメ『フットサルボーイズ!!!!!』（天王寺刻成）、『アオアシ』（小暮）、『アンゴルモア 元寇合戦記』（越前五郎治忠）、『霊剣山 星屑たちの宴』（呂）ほか。

第１期生の澤田美晴さん、川島慶嗣さんインタビュー

――お二人が声優を目指したきっかけは？

川島　受験生時代に小野坂昌也さんと鹿野優以さんのラジオを聞いたことがきっかけで、声優とはこんなに楽しくて人の心を癒すお仕事なんだと意識するようになりました。
澤田　私はエヴァンゲリオンのパイロットになりたいというのが最初の動機でした。そこから人間だけでなく動物にもなれてしまう声優という職業にどんどん惹かれていきました。

――養成所を選んだ決め手は？

川島　僕は少し特殊でケッケコーポレーションの所属オーディションに合格したと同時に養成所にも入ることになったんです。しかも当時は養成所ができたばかりの第１期という形。ですから皆さんの参考になるかは怪しいですが、僕にとっての決め手はその新しさとおもしろさでした。
澤田　そこから３カ月後に私も入所することになるんですが、選んだ理由は年齢感です。平均年齢が高めだったんですね。しっかりとお芝居が学べて、それプラス事務所に少なかった若手ということでチャンスが多いのではと考えました。

――印象に残っているレッスンはありましたか？

川島　通常のレッスン以外にも音響監督さん、役者の先生、劇団四季の団員さんなどの授業もあって、基礎から応用、そして必要となってくる教養までいろいろと学べました。
澤田　ダンスの授業などもあって、表現力が高い方はお芝居だけではないんだなとあらためて気づかされました。
川島　僕らのときは所属の先輩も生徒としてレッスンに参加していたので刺激になりましたし、今でも所属の声優陣と一緒にマイク前に立つというレッスンもありますので、レッスン生たちはいい刺激をもらえると思いますよ。
澤田　ほかには落語やお笑いの授業とかもありました。そのすべてが声優としての表現力に繋がっていたと、こうして今仕事をしていて気づかされました。

――オーディションのチャンスも多いそうです。

川島　事務所に所属する前からオーディションを受けることは可能で、種類もアニメーション、舞台などいろいろありますし、自分からオーディションを受けたいとオファーもできます。
澤田　レッスンにはマネージャーさんも参加していて、どんな子がいるのかいつも見てくれてるんです。これは私たちのときにはなかったことなので、より恵まれた環境になったんだなとうらやましく思います（笑）。しかもマネージャーさんだけでなく、事務所のスタッフさんや、社長の難波圭一さんも個々の個性をチェックしてくれて、一人ずつ的確なアドバイスやコメントまで送ってくれます！

――初仕事のことを教えてください。

澤田　初めてのアニメの現場が『魔法つかいプリキュア！』だったんですが、その現場の前に難波さん直々に現場でのあれこれを教えていただけたことが本当に心強かったです。そのおかげで自信を持って臨めました。
川島　僕は『実は私は』が初めての現場で、藤原由林さんが同じ現場にいらっしゃったのでいろいろ教えていただきました。うちの事務所はこうした先輩方との繋がりも強く、いろいろと聞きやすい雰囲気があります。

――現場で役に立ったレッスンは？

川島　ガヤの立ち居振る舞いはとても役に立ちました。ガヤって自由にやれるイメージがあるじゃないですか？　ただやりすぎて悪目立ちはしてはＮＧが出ますので、新人は怖がってなかなか入れないものなんですよ。でも僕は、例えば今は昼の新宿駅だとか夜のどこどこなど、シチュエーションごとに求められているガヤ演技を学んでいたのでスッと入ることができ、少し遊ぶことすらできました。
澤田　技術だけでなく、仕事に対する心構えもこの養成所で学ばせていただきましたし、その考え方は今でもお仕事をするたびに役立っています。

――オススメポイントも教えてください。

澤田　さまざまな分野で活躍する講師陣は魅力の一つです。いろいろな目が見てくれるので新たな発見もあると思いますし、アピールする場もたくさんあるので、自分ががんばれば夢をつかめる、それがいちばんの魅力です。
川島　そして距離感が近いこと。うちの事務所には部活動などもありますが、レッスン生も入部可能なので先輩たちとの交流も叶います。このように自分の魅力を伝えるチャンスは授業以外にもたくさんありますし、またわからないことがあったらすぐに聞ける環境が用意されています。

――今後の目標は？

澤田　私は声グラさんの声優名鑑に載ることが夢だったんですが、それが叶いましたので今度は表紙を狙っていきたいなと思います（笑）。お仕事としてはこれからも自分の引き出しをどんどん増やし、役者として成長していけたらと思っています。
川島　僕もそろそろ中堅と呼ばれる年齢になり周りの目も変わってきました。ですので、あらためて自分の信念をしっかりともち、アニメーションでしっかりと結果を残して、いつかは声優グランプリさんに特集してもらえたら幸せです。

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本科では落語のレッスンも！

さまざまな分野から講師陣を呼んで表現力を鍛えるのがケッケコーポレーション所属養成所の育成方針。落語やお笑いなど、ほかの養成所では学べないかもしれないことまで学べる。難波さんも所属する『落語研究会』は、養成所生も参加出来る。参加者からは、「落語のお稽古では、難波さんも生徒。大先輩の取り組み方の違いを間近で見られるのはとても勉強になります」。「落語には声優に通じる要素が沢山あります」と好評。

代表取締役　難波圭一さんからのメッセージ

求める人材について、特にこの年代、こういう人でなければならないというのはありません。ただ、声優にはどういうお芝居が求められているのかということに早くきづいたほうが楽でしょうね。「セリフに心がこもる」というのはどういうことか。また、テレビドラマ、舞台、声優のお芝居とでは、それぞれ表現の仕方が違います。声優にとって感情が変わるというのは、音が変わることとイコールなんです。そこにまず気づいてもらうことが大事だと思います。そのうえで表現の幅を広げていくこと。幅広く活動していくために、いろいろなお芝居をできるようになってもらいたいと考えています。

入所案内

ケッケコーポレーション附属養成所

【所在地】
〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷2-3-6　WAKEIビル2F

【アクセス】
東京メトロ千代田線
「代々木公園」駅　1番出口徒歩約7分
小田急線「代々木八幡」駅　南口徒歩約7分

★スクールの詳しい情報＆資料請求はこちらから
HP：http://www.kekke.co.jp
TEL：03-3460-5443（平日11：00〜17：00）

【応募資格】
中学生以上の健全な男女
※未成年者は保護者の同意が必要

【選考方法】
一次審査／面接・実技

【期間】
4月～翌年3月　年間約36回（1回3時間）
※この他にも、相談会やワークショップも開催

【定員】
各クラス16名

【レッスン費】
年間合計299,000円（税込）（初期費用155,000円＋受講料144,000円）
※次期継続の場合は、初期費用減額あり
※継続時費用：年額248,500円（初期費用104,500円＋受講料144,000円）
※ジュニアクラス、ナレータークラスのレッスン費は上記とは異なります。HPをご確認いただくか、別途お問い合わせください。

【レッスン内容】