キャラクターの裏に隠された声優たちの素顔に迫る、インタビュー企画『声優図鑑 by 声優グランプリ』。
今回は、『ウマ娘 プリティーダービー』のグランアレグリア役などで知られる夏目妃菜さんにお話をうかがいました。
なつめひな●9月13日生まれ。青二プロダクション所属。主な出演作は、アニメ『かくして!マキナさん!!』(まみみ)、『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』(とっとこシスターズ)、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(グランアレグリア)、『けものフレンズ3』(アラスカラッコ)ほか。 公式HP:https://www.aoni.co.jp/search/natsume-hina.html ★夏目さんの手書きプロフィール&コメント動画は2ページ目に! |
中学2年生の時に声優の世界を知りました
――まずは、子供時代のお話から聞かせてください。どんな子供でしたか?
手のつけられない子でした(笑)。自我が強く、なんでも自分でやりたいタイプで、「保育園に遅れちゃう!」と母が服を着せようとすると、泣いちゃうんですよ。だから母は、私が一つひとつボタンをとめるのを待つしかない、みたいな。
――それはなかなかですね(笑)。
「自分でやりたい」「誰かにやられたくない」「縛られたくない」という、自由を求めている子でした。ベビーカーに乗るのも嫌がるし手もつなごうとしないから、出かけるときは大変だったみたいです。小学生になって団体行動をするようになり、「いつまでも『私は私だから』というやり方は通用しないな」「人に合わせることも大事なんだ」と気づいてから、落ち着きましたけどね。小学校で社会性を学びました。
――当時は、何にハマっていましたか?
小学校2年生から4年生くらいまで、『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』にハマッていて、カードをたくさん集めていました。いったいいくら使ったんだろう……。
――お母さんにお願いしていたんですね。
そうです。あと、ダブったカードは友達と交換していました。自分が欲しいものをただ欲しがるだけではダメで、相手の条件も飲まなきゃいけない。その場合、どんな話し合いをして、どのカードを差し出すのがいいのかとか、交渉術が身に付いた気がします。
――なんだかとても賢い子ですね。
自分で言うのは恥ずかしいですけど、賢かったほうだと思います(笑)。
――では、この頃の将来の夢は?
看護師です。母も祖母も看護師なのでいちばん身近な職業で、「いずれは私も看護師になるんだろうな」と思って生きていました。それが少し変わったのが、中学2年生の時です。
――そこで、声優という仕事を知った?
はい。小さい頃からアニメを観る習慣はあったんですが、声優の存在を意識したことはなくて。中学2年生の時に声優好きの友達と出会ったことで、声優の世界に興味を持つようになりました。それまでずっと「看護師になる」と思って生きてきたけど、もともと自我が強い人間なので「本当にこの道でいいのかな?」「何者かになりたいんじゃないの?」という思いがあったんです。そんなときに声優という仕事を知ったので、「表現の世界って面白そうだな」「やってみたい」と思ったんですよね。
――演技経験はあったんでしょうか?
どうやら子供の頃に劇団に所属していたことはあるらしいんですけど、あまり記憶がないんです。母からは、当時の宣材写真を見せてもらったことがありますが、「登録していただけだよ」と言っていたので、実際に演技をしたことはないと思います。
――お母様が夏目さんを劇団に入れようと思ったんですかね?
そうです。母は多分、私のことがかわいくて仕方がなかったんだと思います(笑)。芸能事務所に入れたり、劇団に入れたりといろいろしていたみたいです。
――そうして中学生になり、今度は夏目さん自身の意志で表現の世界に入ることを選んだんですね。ところで、これまでどんなアニメを観てきましたか?
小学生の頃は『FAIRY TAIL』や『犬夜叉』が好きでした。『犬夜叉』は夕方の再放送で観ていたんですけど、本当に面白くて! その後、深夜枠で『犬夜叉 完結編』が始まった時は「アニメって深夜にもやっているんだ」と驚いたのを覚えています。そうして、ほかの深夜アニメも知っていったので、私のアニメの入り口は『犬夜叉』なんじゃないかなと思います。ちなみに、『FAIRY TAIL』で小西克幸さんのことを知ったんですが、その後観た『BLEACH』にも小西さんが出演されていて「同じ声優なのに声が全然違う!」と、そこで声優のすごさを実感しました。













