大塚剛央

大塚剛央のたけおさんぽ 第27回

大塚剛央

このコラムでは、大塚さんの日常を写真とコメントでまったりと紹介します。

僕がサバイバーならロッカーから出ない

最近“慣れ”ってすごいなと思いました。どんなことでも、初めては新鮮でわからないことだらけですが、繰り返し経験することによって、良い結果を得られるようになるものですよね。

僕はというと、仕事面では自分を追いつめてしまうような良くない緊張はしなくなりました。まだまだ駆け出しもいいとこですが、それでもいろいろな経験をするうちに心臓が鍛えられた気がします(笑)。ありがたいことに、自分次第でたくさんの新しい出会いがあるお仕事なので、仕事の向き合い方に慣れてきても毎回新鮮な気持ちでいられるというのが本当に好きなところです!

ところで、こちらが本題なのですが、近頃『Dead by Daylight』というゲームにハマっています。ジャンルとしては一応ホラーゲームで、ざっくり言うと、キラー1人とサバイバー4人で行う鬼ごっこみたいな内容です。ちょっと血なまぐさいですが(笑)。やり始めたのはかなり前なのですが、しばらくプレイしていませんでした。というのも、自分には向いてないと思っていたからです。キラー側は見つけてやっつければいいだけなので、そんなに気負わずやれますが、サバイバー側は追いかけられる恐怖と、なるべく見つからずに脱出を目指す緊張で、終わった後はどっと疲れが……。そんなわけで、この手のゲームに慣れていない自分は時々友達とやるくらいが丁度いいと思い、PS4のリスト奥深くに眠らせていました。ところが、最近実況動画を観たのがきっかけで、ちょっとやってみるかという気になり緊張しながらも遊びはじめ、繰り返し繰り返しプレイしていたら……もう今やあの頃とは全く別のゲームを遊んでいる感覚です(笑)。サバイバーは疲れると思って最初はキラーでずっと対戦していましたが、キラーをやっていると上手い人の逃げ方がすごく勉強になるのです。そうするとやってみたくなるもので、その後サバイバーをやってみると、あの下手くそだったのが嘘みたいに、そこそこ生き延びられるようになるんです! 両方の気持ちを知るというのがけっこう大事なんですね。いかにサバイバーの邪魔をして脱出を阻止するか、いかにキラーを出し抜いて協力しながら効率的に脱出するかという、最初からそういうゲームだよ!というところにようやく漕ぎ着けました(笑)。今となっては暇さえあれば起動するくらいハマっています。

初めは全然上手くいかず、自分には向いてないかも……って思うことでも、ちょっと頑張ってある程度続けてみると思いの外楽しくなることってあると思います。かくいう僕も、最初はお芝居が好きになれるかどうかも分からないまま、この世界に足を踏み入れました。ただ、興味があって挑戦したい気持ちがあるなら、一歩踏み出してみると自分の見えている世界がガラッと変わることもあるかもしれません。何かを慣れるほど続ければ、それがある程度好きか嫌いかも分かるでしょうし、そうじゃなく最初から向いてないかもって思うこともあると思います。しかし、食わず嫌いもダメだな!と僕は改めて「DbD」で学びました(笑)。大人になって味覚が変わることもありますから! でも僕は大きくなっても受動的なホラーは嫌です!

次回の「大塚剛央のたけおさんぽ」は、3月6日(土)に更新予定! お楽しみに!

大塚さんに質問!

Q:一日の理想の過ごし方を教えてください!(熊本県・菜摘)

朝早くに起きちゃって、コーヒーを淹れてトーストを食べて、気の済むまでゲームしたり、マンガとか本を読んだり、映画を観たりすることですかね。ここで一番大事なのは、朝早くに起きちゃうところです。

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    おおつかたけお
    10月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』(タキオ)、『魔王城でおやすみ』(ポセイドン)、『風が強く吹いている』(蔵原走)、『Dimensionハイスクール』(緑ヶ丘流星)、劇場アニメ『詩季織々』(『上海恋』・リモ)ほか。