大塚剛央

大塚剛央のたけおさんぽ 第32回

大塚剛央

このコラムでは、大塚さんの日常を写真とコメントでまったりと紹介します。

「大人君(オジサン)」っていう魚がいる

「大人」ってどういうことだろう、と時々思います。これは決して後ろ向きな思考ではなく、単純な疑問としてなのですが、皆さんは考えたりしませんか?僕は、こういう結局のところ「人それぞれ」で終わりそうなことをよく考えてしまいます。今回のこれも、きっと白黒つきませんが、どうぞお付き合いください!(笑)

さて、一般的に「大人」ってどういう人のことだろうというと、おそらく答えはいくつかあると思います。20歳になったら、選挙権を得たら、会社に勤めはじめたら、入場券の大人。大体明確に表れている数字や、身分で判断するのではないでしょうか。あとは、見た目と中身ですかね。実年齢や本人がどう思っているかはさておき、周りから「大人」と見られることもあると思います。記号としてではなく、印象として「大人」に見られたい、という人は多そうですよね。

僕は小学生の頃、高校生・大学生はすごく大人に見えました。高校生になると、2つしか歳は離れていないのに、3年生の先輩がとても大人に見えました。しかし、いざ自分が同じ年頃になってみると、大人だとは思えませんでした。不思議ですねえ(笑)。まあ当然といえば当然なのですが。何しろ、小・中・高と学年が上がっても、多少分別がつくようになったくらいで、中身は大して変わっていないのですから!小学生の時は、中学生なんて何十年も先の話くらいに思っていましたし、中学生の時も、高校生なんて遥か遠い存在に思っていました。流石に新しい制服に袖を通せば実感はありますが、自分がそうなった時、あの頃見ていた人達ってこんなもんだったの?という感覚になりました。いや、僕がその程度の人間だったということかもしれませんが(笑)。身長が伸びた、お酒が飲めるようになった、自分で稼いだお金で大きな買い物をした。日々大人になったと実感する瞬間はあれど、結局、自分は自分の延長線上ってことですかね。

最近、後輩と話したり相談されたりすることが増えました。そういう時、「そうかおれ先輩なのか。そうだよな、もういい歳した大人だしな……」と気付かされます(笑)。この業界においてはあまり年齢に意味なんてないと思いますし、歳に縛られたような生き方もしたくないのですが、それとは別に年相応の立ち居振る舞いはきちんと心がけていかないとなと、しっかりしなきゃなと思う次第であります(笑)。良い意味で「大人」だと思われたいものですね!

次回の「大塚剛央のたけおさんぽ」は、8月7日(土)に更新予定! お楽しみに!

大塚さんに質問!

Q:学生時代、何委員でしたか?(大分県・天然ミネラルさくちゃん)

小学生時代は飼育委員でした。アヒルのお世話をしていました。活動中にアヒルの卵を見つけたりしたのは良い思い出です。

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    おおつかたけお
    10月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』(タキオ)、『魔王城でおやすみ』(ポセイドン)、『風が強く吹いている』(蔵原走)、『Dimensionハイスクール』(緑ヶ丘流星)、劇場アニメ『詩季織々』(『上海恋』・リモ)ほか。