このコラムでは畠中さんのお仕事や好きなもの、感銘を受けた作品などについて語っていきます。
今回選んだ作品は舞台『リトルプリンス』。 2月20日に、高野菜々さんの1stアルバム「プリズム」発売記念ライブで、ゲスト出演するのですが、その時に歌う歌が、実は僕の両親が歌ってた歌なのです。 結構いろんなところで話してるのでご存じの方もいるかもしれませんが、僕の親は舞台役者で、昔「音楽座」という劇団にいました。僕が生まれてからしばらくして、両親が劇団を去ったため、僕が生で2人が舞台で共演している姿を見たことはなかったのです。だから、今回、高野さんのライブで歌う歌を、両親が歌っているところを実は観たことがなくて、、、 やっぱり観ておかなきゃなということで、母親の家に、当時の舞台の映像が残っていたので、休日、ライブの準備を兼ねて見に行きました。 まず最初に見たのは母親がヒロインの佳代を演じ、父親が宇宙人(?!)を演じた「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」という舞台。 次に見たのが「リトルプリンス」 父親の若くエネルギッシュで、繊細な飛行士と、土居さんの演じる、本当に本当に純粋無垢でパワフルな王子の掛け合いを夢中になって見ました。なんとイキイキとしたお芝居と歌だろうかと、すごくすごく引き込まれました。 映像を見終わったあと、母親に、土居裕子さんが今シアタークリエで、ちょうどこのリトルプリンスを演じていらっしゃるという話を聞きました。ちょっとびっくりしました。だって今見終わった映像は29年前の映像。僕が生まれる前の映像です。 この舞台は、サン=テグジュペリの「星の王子様」を原作にして、1993年に音楽座で上演された作品です。数々の星を旅してきた王子と、砂漠に不時着してしまった飛行士が出会うという物語なのですが、、、 もうね、最高でした。 29年前の王子ももちろんフレッシュで元気いっぱいでとても好きだったのですが、 そしてさらにすごいのは、歌もそうなのです。歌なのに、歌に聞こえないというか、まさに、言葉の延長線上にある歌。だから気持ちがダイレクトに伝わってきて揺さぶられます。もう興奮しました。昂りました。そこには、29年前となんら変わらない、いや、それ以上に力強い「魂」みたいなものを感じて震えました。 いやぁ、これだよな。これがミュージカルだよな。こんなミュージカルがやりたいよな。こんなふうに芝居したいし、こんなふうに歌いたい。 もう見終わったあとしばらく立つこと忘れてました。涙止まりませんでした。 今回見たこのリトルプリンスの中に出てくる「黄金色の麦畑」も、高野さんのライブで歌います。高野さんは、今の音楽座の「スター」。そんな高野さんと、こうして今、この歌を歌えることに喜びを感じ、そして、それと同時にとんでもなく緊張を覚えます。 |
次回の「畠中祐のゆっくりすくすく」は、2月26日(土)に更新予定! お楽しみに!
畠中さんに質問!
Q:いちばん最近聴いた曲は何ですか?(埼玉県・りりり)
りりりさんありがとうございます!!!最近は、フレンズさんの「東京今夜」という曲が好きでした!!!
畠中祐が今、答えます!!!
畠中さんが動画でも質問にお答えしていきます。
今回のお便りのテーマは『あなたが「大人になったなあ」と感じたエピソードは?』です。
次回のお便りのテーマは「あなたのダイエット法を教えてください」です!
あなたのオススメのダイエットの食事法・運動法をお送りください。皆様からのおたよりをお待ちしております!
畠中さんへの質問&お便りを大募集!
はたなかたすく
8月17日生まれ。神奈川県出身。賢プロダクション所属。主な出演作はアニメ『RE-MAIN』(猪俣ババヤロ豊)、『MARS RED』(栗栖秀太郎)、『SK∞ エスケーエイト』(喜屋武暦)、『ましろのおと』(田沼総一)、『ダイヤのA ActⅡ』(浅田浩文)、『うしおととら』(蒼月潮)、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(香賀美タイガ)ほか。