【声優図鑑】川島零士

川島零士「キャリア4年で初レギュラーが決まった時は『長かったな…』と思いました」【声優図鑑】

【声優図鑑】川島零士

キャラクターの裏に隠された自分自身をありのままに語る、seigura.comの恒例企画『声優図鑑 by声優グランプリ』。今回登場するのは川島零士さん。2021年にTVアニメ『不滅のあなたへ』で初主演。現在は第2シリーズが放送中。学生時代のエピソードやファッションの話など、包み隠すところのない率直な言葉で語っていただき、ユーモアたっぷりで笑いの絶えないインタビューになりました。

【声優図鑑】川島零士
川島零士(かわしま・れいじ) 
青二プロダクション所属
 
オフィシャルサイト:https://www.aoni.co.jp/search/kawashima-reiji.html
Twitter:https://twitter.com/reiji_kawashima
Instagram:https://www.instagram.com/reiji_kawashima/

学生時代からのファッション遍歴

――SNSで「たまらなく洋服が大好き」と発信されていますが、今日の服もクールでかっこいいですね。

肌寒くなってきたので、秋冬っぽいかっちりした服がいいかなと思って。普段もかっちりとした雰囲気の服のほうが多いですね。トレーナーやパーカーみたいなラフな服はあんまり持っていなくて。キレイめの服と古着をミックスして着るのが好きです。色やバランスの組み合わせを工夫することにもハマっていて。

――素敵な趣味だと思います。ファッションを好きになったきっかけは?

最初は、高校生のときにモテたくて(笑)。地元の名古屋で専門学校に通っているときも、学校とは別に有志が集まったファッションショーに参加したんですけど、一緒になったチームのメンバーが黒いモードな服を着ていたのがかっこよくて。そこでも影響を受けていると思います。あとは上京してから2年くらいアルバイトをしていたアパレルのお店。月ごとにテーマカラーを決めて洋服をセレクトするお店で、服の色について考えることが増えました。

――服を楽しんでいるのが伝わります。ファッションの参考にしていることはありますか?

MBさんのYouTubeを観ること。MBさんの言葉「ドレスとカジュアルの割合は7:3」はすごく参考になってます!

【声優図鑑】川島零士

アニメ好きで苦い思い出も……

――地元の名古屋ではエンタメ系の専門学校に通っていたそうですが、声優になろうと思ったきっかけは?

高校で進路を考えているときに、友人から「零士はいい声だから、声優とか、やればいいんじゃない?」と言われて。自分では「いい声ではないだろう!」って思いましたけど(笑)。ただ、昔からアニメやゲームは好きだったし、『大乱闘スマッシュブラザーズ』の声真似が友だちにウケていたから、意外といけるのかな〜と。

――アニメはどんな作品を観ていたんですか?

子どもの頃から、実家の近くにあるおばあちゃんの家に頻繁に遊びに行っていて、ケーブルテレビでアニマックスとかカートゥーンネットワークとか、ディズニーチャンネルをずっと観てました。好きだったのは『アイシールド21』。ハマりすぎて、友だちとアメフトを始めて。修学旅行の直前に鎖骨を折った……っていう苦い思い出もあります(笑)。

――『ファイナルファンタジーX』も声優を目指すきっかけになったとか。

実家の近くにおばあちゃんの家に『ファイナルファンタジーVII』が置いてあって、小さい頃は難しいゲームだなあと思ってたんですけど、年齢が進むにつれて物語とゲームを理解できるようになってきて、めちゃくちゃおもしろいなと。「うわ、声優になったらこんな声もつけられるのか、いいな」みたいな気持ちになったんです。親にお願いして、天野喜孝さんが描いた大きな絵を買ってもらうくらい、FFは好きでした。

【声優図鑑】川島零士

広まってほしいって純粋に思える作品

――実際に声優になってから、驚いたことはありましたか? 新人のときに思わぬ失敗をしてしまったとか。

生意気を言うつもりはないんですけど、大失敗ということがあんまりなくて、そういうかわいげのないところが失敗なのかも(笑)。でもめちゃくちゃ練習するんです。失敗するのが不安だから、当日出せるものを3つか4つ用意したり。

――それで失敗が少ないんですね。2021年にはTVアニメ『不滅のあなたへ』で初主演のフシ役が決まったときはどんな気持ちでしたか?

初主演であり、初レギュラー。声優になって4年くらいいろんなオーディションを受けましたけど、レギュラーがなかったんですよ。これはどういう状況なんだろう……って実感がなくて、同時に「長かったな……」と思いました。

――第一シリーズが連続2クール。現在は第二シリーズが始まっています。

世の中には刺激にあふれる作品がたくさんありますし、目を引くエンターテイメントもいっぱいあると思いますけど、『不滅のあなたへ』は、なんていうか、この時代にこのテーマで放送するのがすごいなあって思うんです。今、難しいことを考えたくない人も多いような気がするので…。

――癒しを求める人も多いですね。

癒しとか、手軽な娯楽にいきたくなる気持ちはわかりますし、深いこと考えたくないなっていう社会のスピード感だと思うから……。そんな中で、言葉にはしづらいけど惹かれる何かがあって、ふと立ち止まざるを得ないというか。そこで自分のあり方や幸せについて考えさせられるんですよね。自分が出ていなかったとしても広まってほしいって純粋に思える作品です。

【声優図鑑】川島零士

休日の朝はモーニングで始まります

――今まさに『不滅のあなたへ』に出演中で忙しいと思いますが、休日はどんな風に過ごしていますか?

コメダ珈琲に行きます! 名古屋出身なので、朝はモーニングを食べにカフェに行くんですよ。僕、朝が弱くてすぐ眠くなっちゃうので、カフェでコーヒーを飲んで目を覚ましながら作業してます。

――シロノワール(コメダ珈琲店の人気メニュー)じゃないんですね(笑)。

小倉トーストです! モーニングについてくるので。“よく焼き”でオーダーできるんですよ。

――地元でもよくモーニングに?

はい。両親がモーニングに行くタイプだったので。家の近くにパン屋さんがあったんですけど、めっちゃ安いんですよ。ドリンクにパンが2つ付いて350円。パンが1つ150円とか180円するから、価格の設定が……(笑)。

――赤字覚悟の設定(笑)。では、今でも休日の朝はモーニングで始まると。

そうですね。モーニングから始まり、ショッピングに行ったり、ブックカフェに行ったり。ブックカフェでは、実用書やビジネス書が好きで、よく読んでます。最近読んだのは『感性のある人が習慣にしていること』。陶芸家の方が書かれた本で、興味深かったです。

【声優図鑑】川島零士

――充実してますね。声優さん同士の交流はあるほうですか?

大野智敬くんとは『となりの川島、むかいの大野の〇〇ラジオ』っていうラジオで一緒になるので、ご飯に行ったり。人と話すのは好きなので、事務所の同年代の子に声をかけてお茶することも。アニメ関連では、初レギュラーがコロナ禍で始まったこともあるし、あんまり深い関係になれる機会がなくて。大募集中って感じです(笑)。

――最近気分が上がった出来事を教えてください。

僕が持っているスカーフが、マネージャーさんと同じような柄だったこと! マネージャーさんのネクタイは数万円で、僕が持っているのは100円でしたけど(笑)。軽井沢で観光したときに買いました。

――買い物上手ですね。朝の過ごし方は聞きましたが、ナイトルーティンはありますか?

テレビでよくYouTubeや音楽を流していて、夜はローファイ・ヒップホップをBGMにして過ごすことが多いですね。無音よりBGMを流しているほうが好きで。昼もカフェ系の音楽をずっと流してるから、電話に出ると「今どこにいるの?」って聞かれることがあります(笑)。

――YouTubeはMBさんの配信とか?

そうですね。中田敦彦さんのYouTube大学もよく観ます。最近観始めたのが『大愚和尚の一問一答』。お悩み相談で、問題のレベルがいつも重すぎるし、どうやって答えるんだろうって思うんですけど、時間をかけて答えていくんですよ。なるほどなあって。それを聴きながら、イラストを描いてます。「やばい、日付変わっちゃう」とか言いながら。今年のお正月から毎日、少しずつ描き続けてるんですよ。

【声優図鑑】川島零士

大好きなアニメと洋服を繋げたい

――イラスト、Twitterでアップされてますね。どんなきっかけで始めたんですか?

以前から美術やアートが好きで、自分でもやってみたいな〜と思っていて。難しいとは思うけど、iPadを持ってるので。ファッションが好きだから、いずれは自分でグッズを出せたらいいな、と思って描き始めました。

――Instagramでは「アニメ好きとファッション好きを繋げたい」とも。

あれを書いていたおかげで、知り合い同士で洋服のコラボが実現したことが一度あったんです。今はブランドをやられている声優さんもいらっしゃるじゃないですか。ヴァレンティノが発信する映像で朗読されていたりとか。ファッションショーに声優が呼ばれることがあってもいいよなって思うんですよ。アニメも洋服も好きだから、その2つを繋げることができたらいいなと思います。

――可能性が広がりますね。声優として出てみたいジャンルはありますか?

何度か言ったことはありますけど、まだ叶っていないのが、アイドルコンテンツ。歌も歌ってみたいです。

――これから目指す声優像は?

一番の理想は、声優という枠にとらわれず、いろんな挑戦を続けていくこと。もし少しでも影響力のある声優になれたら、それを周りや年下の人にも還元できるような人になりたいです。

――記事を読んでくれた人にメッセージをお願いします。

初めて僕を知ってくれた方も多いのではないでしょうか。これから皆さんに声優「川島零士」という名を見にする機会が増えるよう頑張っていきます。「声優図鑑」を読んで気になった方、ぜひTwitterをフォローしてコメントください!いいね!を押しにいきますねっ! よろしくお願いします!

【声優図鑑】川島零士

【声優図鑑】川島零士さんのコメント動画

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

撮影=石田潤、取材・文=吉田あき、制作・キャスティング協力=吉村尚紀「オブジェクト」