『ガールズバンドクライ』

【インタビュー】話題のバンドアニメ『ガールズバンドクライ』初のライブが開催! ライブ直後の「トゲナシトゲアリ」メンバーにインタビュー

『ガールズバンドクライ』
楽曲MV『爆ぜて咲く』が400万回再生を突破

東映アニメーションが制作を手掛ける完全新作のオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』。2023年5月29日にプロジェクトが本格始動し、公式YouTubeではオリジナル楽曲のMVが公開、8月に公開された『爆ぜて咲く』は400万回再生を突破し大きな話題を呼んでいる。

■トゲナシトゲアリ『爆ぜて咲く』PV

本作のメインキャラクターとなる5人組ガールズバンド「トゲナシトゲアリ」のメンバーはagehasprings主催・ユニバーサルミュージック、東映アニメーションの協力で開催されたオーディション『Girl’s Rock Audition』で選出され、キャラクターの声優だけにとどまらず、実際のバンドとしても活動を行うことが発表されている。そんな5人組ガールズバンド「トゲナシトゲアリ」の公開練習ライブが9月14日(木)代官山スペースオッドにて開催。抽選でチケットを手に入れたファンを前に、初ライブとは思えないほどの熱いパフォーマンスを披露した。

初ライブを終えたトゲナシトゲアリのメンバー、理名さん(Vo.井芹仁菜 役)、夕莉さん(Gt.河原木桃香 役)、美怜さん(Dr.安和すばる 役)、凪都さん(Key.海老塚智 役)、朱李さんさん(Ba.ルパ 役)にインタビュー。

ライブの感想や、初挑戦だという声優活動、アニメ『ガールズバンドクライ』に関するお話をライブ写真とともにお届け!

インタビュー

【キャスト】敬称略
Vo.理名(井芹仁菜役)
Gt.夕莉(河原木桃香役)
Dr.美怜(安和すばる役)
Key.凪都(海老塚智役)
Ba.朱李(ルパ役)

『ガールズバンドクライ』
©東映アニメーション

――今日のライブを終えた感想をお聞かせください。
夕莉:始まる前はとても緊張していましたが、皆さんが盛り上がってくださっていたので緊張も吹き飛んで1曲目から楽しんで演奏することができました!

凪都:皆さんの声とか拳を上げてくれている姿とか、歌ってくれているお顔とかを見ることができたりとか、会場に来てくださった方たちの力を借りることで楽しいライブにできました。早く次のライブをしたいです!

理名:私もすごく緊張していたので、本番まで夕莉ちゃんとEDMを聴いてテンションを上げたりしていました。実際にステージに立ってからは会場の皆さんの楽しそうな姿に影響を受けて、練習のとき以上にノリノリで動いちゃったりして(笑)。最高の時間でした。

美怜:ステージ裏で準備をしているときに聞こえてきた皆さんの歓声が力になりました。初めてのライブだけど、皆さんが味方となって応援してくれていて、心地よく楽しめたライブでした。

朱李:私は、普段は静かなタイプなのですが、今日は全然落ち着かなくて……。

全員:ステージ裏で飛び回っていたもんね(笑)。

朱李:そうそう(笑)。走り回っていたりしたんですけど、ライブ前の影アナが流れた時に皆さんの声が聞こえてきて、その声で一気に緊張が解けました。観に来てくださった皆さんにとても感謝しています。あと、ステージ上で見るメンバーの顔が本当にかっこよくて泣きそうになりました。

『ガールズバンドクライ』
©東映アニメーション

――「名もなき何もかも」はアニメMVと一緒に(背景に映し出された状態で)披露されましたが、演奏をする上でキャラクターを意識した部分などはありますか?

凪都:手を大きく上げるところとか、アニメMVとできる限り動きをリンクさせられるように練習しました。今日は海老塚智ちゃんが後ろにいたので、一緒に演奏している気持ちで、力をもらいながらパフォーマンスができました。

理名:私が演じる仁菜はバンドメンバーのことが大好きで、私自身もトゲナシトゲアリのメンバーが大好きで。そんな仁菜の気持ちが表現されているようなMVのシーンの動きは合わせられるように意識しました。アニメMVから興味をもってくれた方にも、バンド活動から興味をもってくれた方にも楽しんでもらえるようなライブにしたかったので。

――ガールズバンドとして活動するなかで、どのようにして関係構築をしていきましたか?
夕莉:バンド練習で一緒に過ごす時間はもちろんですが、初めてのことに一緒に挑戦するってなったときに、みんなで悩み事を相談しあったりすることで仲が深まったと思います。今では昔から友達だったみたいな関係になっています。

『ガールズバンドクライ』
©東映アニメーション

――声優初挑戦という点はいかがでしたか?
美怜:演技をすること自体が初めてなので、アフレコの前にワークショップで数回勉強をさせていただきました。恥じらいを捨てるためのゲームなど、基吹奏楽部で弾いていた礎から教えていただけたので、アフレコにはスッと入ることができたと思います。

――皆さんいつ頃から楽器・歌を始められたのですか?
美怜:高校1年生の時に軽音楽部の見学に行って、「ドラムかっこいいよなぁ。やってみたいなぁ」って始めたらハマってしまって今に至るって感じです!

凪都:高校から!? うまくね!?(笑)

理名:私は中学生の時に1年間ボイストレーニングに通っていたことがあって、そこの発表会的なライブで初めてバンドのボーカルをやりました。それっきりなので、今日が人生で2度目のライブでした。

凪都:2回目のライブ!? うまくね!?(笑)

理名:自分たちの曲を聴きに来てくれる方たちに向けて歌を届けるというのは初めてだったのでとてもいい経験になりました。

凪都:私は3歳からピアノを習っていて、キーボードは高校の軽音楽部に入部してから始めました。一人で弾くピアノとバンドの中で弾くキーボードは全然違くてすごく難しかったのですが、ピアノをやってきた経験は活きているのかなと思います。

夕莉:私もみーちゃん(美怜さん)と一緒で、高校の軽音部で見たギターが超かっこよくて、「絶対ギターやりたい!」って思って高校1年生で始めました。でもやっぱりギターって人気で……。みんなボーカルは恥ずかしがって遠慮するので、結局ボーカルをやることになりました(笑)。なので、バンドとしてギターを弾くのはトゲナシトゲアリが初めてなんです。

朱李:私はもともと吹奏楽部でベースを弾いていたのですが、バンドメンバーとしてベースを弾くのは今回が初めてです。

『ガールズバンドクライ』
©東映アニメーション

――それぞれのキャラクターを演じる経験を経た上で、バンド活動に取り入れた部分はありますか?
夕莉:私が演じる河原木桃香は姉御感が強いキャラクターなのですが、姉御感無いんですよ、私(笑)。でも、キャラクターを演じていく中で少しずつしっくりくるようになってきて、バンドの中でも桃香さんが担っているツッコミ役をやったりするようになりました。このバンドはボケ多めなので(笑)。演奏するときも”かっこいい桃香さん”を意識して、「私は桃香!」ってパフォーマンスしています。

凪都:海老塚智ちゃんはバンドメンバーの中で最年少なのですが、音楽のことに関してはしっかりと自分の意見を言えるような芯のあるキャラクターです。私自身、智ちゃんを演じる前までは遠慮してなかなか言えないことがあったりしたのですが、智ちゃんが指摘することでバンドが良くなっていったり成長する場面を目の当たりにすることで、私の意識も変わっていきました。最近は「ここが少しずれていると思った」とか「ここはこういう風にしたい」と言えるようになりました。

理名:ビジュアルを見る限りはおとなしそうに見える井芹仁菜ちゃんなのですが、実は感情の起伏が激しくてとにかくまっすぐな芯のある女の子です。その分、歌に込める気持ちがすごく強くて。私は、このバンドを始めるまで誰かに向けて歌を歌うということを意識したことがなかったのですが、仁菜というキャラクターに出会って、トゲナシトゲアリとして活動していく中で、「人に向けて歌を歌う意味」とか「私の歌の存在意義」みたいなものが少しずつ見えてきたような気がします。

美怜:安和すばるちゃんは清楚・かわいい・お嬢様なビジュアルで、そのままのイメージのキャラクターなのかなーと思っていたのですが、言いたいことははっきり言うような女の子で、いろいろな場面での顔の使い分けが上手なギャップのあるキャラクターでした。しかも全然ドラムっぽくないのにドラム担当で。パフォーマンスをする時には、ライバルだと思って負けないように演奏しています。

朱李:最初は共通点が少ないなと感じていたのですが、アフレコを進めていくうちに共感できる部分が増えてきて、ルパちゃんの特徴でもあるゆっくりしゃべるところとか笑顔も真似してみたりしています。今ではルパちゃんを自分におろすこともできるようになりました!

『ガールズバンドクライ』
©東映アニメーション

――最後に『ガールズバンドクライ』を通じて伝えたいことやファンへのメッセージをお願いします。
夕莉:この作品を観て聴いていただいて、「自分もバンドしてみたいな」って思ってもらったり、音楽への熱い想いなどに共感してもらったりして欲しいなって思います。トゲナシトゲアリのメンバーも初めてバンド活動をする子が多いので、この作品と一緒に成長していきたいです。

凪都:音楽って悲しい気持ちに寄り添ってくれたり、楽しい気持ちを増幅させてくれたり、どんな感情の時に聴いても良い効果をもたらしてくれるものだと思っているので、トゲナシトゲアリの楽曲が皆さんにとってそういうものになってくれたらうれしいなと思っています。また、今日のライブを通して、応援してくださる方たちの気持ちをダイレクトに感じることができて、皆さんの期待に応えていきたいと思いました。アニメもバンド活動も引き続き応援してください。よろしくお願いします!

美怜:今作は”音楽”や”バンド”を通して成長していく物語です。その「成長のカギ」は人それぞれで、皆さんにとっての「成長のカギ」を感じ取れるような作品になっていると思いますので、これからもバンド活動もアニメも楽しみにしていてくれたらうれしいです。今日は公開練習を観に来てくれてありがとう! 皆さんの応援のおかげでもっともっと頑張れます!

朱李:私にとって音楽とかアニメは希望を与えてくれるもので、この『ガールズバンドクライ』というコンテンツがたくさんの人の心に寄り添えたりとか、手を差し伸べられるような作品になるように頑張っていきたいです。
今日みたいに実際にライブに足を運んでくれたり、私たちの音楽を聴いてくれるっていうのはとてもすごいことで、幸せなことで、本当に感謝しかありません。ステージに立った時の皆さんの声にパワーをもらえたように、私たちからもパワーを与えることができるように頑張りますのでこれからも応援お願いします。ありがとうございました!

理名:『ガールズバンドクライ』というコンテンツを通して、音楽とかバンドに興味を持ってくれたらうれしいなと思いますし、この作品をきっかけに音楽を始める方々と将来ステージで共演することができたらいいなって思います。
今日のライブに来てくださって、私たちの始まりの目撃者になっていただけたのが皆さんで本当に良かったです。私たちの音楽を聴いてくださっている方たちと一緒に音楽を楽しんでいけたらいいなと思います。本日は本当にありがとうございました。

『ガールズバンドクライ』
©東映アニメーション
『ガールズバンドクライ』とは

『ガールズバンドクライ』

【イントロダクション】
高校2年、学校を中退して単身東京で働きながら大学を目指すことになった主人公。仲間に裏切られてどうしていいか分からない少女。両親に捨てられて、大都会で一人バイトで食いつないでいる女の子。この世界はいつも私たちを裏切るけど。何一つ思い通りにいかないけど。でも、私たちは何かを好きでいたいから。自分の居場所がどこかにあると信じているから。だから、歌う。

【スタッフ】
原作・企画・製作:東映アニメーション
監督:酒井和男
キャラクターデザイン:手島nari
CGディレクター:近藤まり/鄭 載薫
音楽:玉井健二(agehasprings)

【キャスト】
井芹仁菜:理名(https://twitter.com/rina_togetoge
河原木桃香:夕莉(https://twitter.com/yuri_togetoge
安和すばる:美怜(https://twitter.com/mirei_togetoge
海老塚智:凪都(https://twitter.com/natsu_togetoge
ルパ:朱李(https://twitter.com/shuri_togetoge

<公式HP>
https://girls-band-cry.com/
<公式YouTube>
https://www.youtube.com/@girlsbandcry
<公式Twitter>
https://twitter.com/girlsbandcry
<公式TikTok>
https://www.tiktok.com/@girlsbandcry
<公式Instagram>
https://www.instagram.com/toge0toge1/