【イベントレポート】「DERAGAYA! 岸尾だいすけ × 古川慎」（第一部）

名古屋発の声優トークバラエティイベント「DERAGAYA!」。主に名古屋にある会場を舞台に、話題の声優や2.5次元俳優が出演する注目のイベントだ。2024年１月28日（日）には岸尾だいすけさんと古川慎さんによるトークイベントが愛知・ナディアパークデザインホールにて行なわれた。

すっかり恒例となった岸尾さんの後輩・井上貴太さんによる前説（声出し練習）のあと、さっそく岸尾さんと古川さんが登場！
ふたりは、とある朗読劇で初めて共演されたそうだが、「そうだったっけ？」とおどける岸尾さん（笑）。その後も岸尾さんの歯に衣着せぬトークでたじたじの古川さんだった。

ここからはバラエティコーナーが展開。まずは「古川慎に聞きたいこと。」のコーナー。用意されたBOXに入った質問に、古川さんが次々に答えていった。

最初の質問は「身体はどこから洗いますか？」というもの。古川さんは「髪から洗い始め、下のほうに向かって向かっていく」と回答。「ちなみに、一番大事にしているところから洗う『ゲン担ぎ』をしている人がいるそうですよ」とうんちくも披露していた。

「演じていて難しかった役は？」という質問には「冷静・クールな役です。説明セリフや長いセリフをしゃべるのはいまでも難しいですね」と回答すると、それを受けた岸尾さんが「すごい先輩方がいるので、違う方向から攻めたりする必要もあるかもね」と真面目に語る一幕も。

続く「古川慎来場者イメージ調査」のコーナーでは、古川さんに関するイメージのランキングが発表された。「古川慎をフルーツに例えると？」（第１位は「ぶどう」）、「漢字一文字で表すと？」（第１位は「慎」）などのランキングが紹介され、「ファストフードに例えると？」ランキングの１位は「ハンバーガー」。「多種類の具材が挟まっているハンバーガーのように、幅広い演技ができるから」、「大きいから」といった理由が明かされた。「大きいって、どういう意味だろうね？」と下ネタに走りそうになる岸尾さんに対し、「器が大きい、ということでしょうか（笑）？」とすかさずコメントする古川さんだった（笑）。

続いて「このお店の発祥は名古屋？」コーナー。羅列された５つの大手飲食チェーン店（『コメダ珈琲店』、『カレーハウスCoCo壱番屋』、『ブロンコビリー』、『丸源ラーメン』、『讃岐製麺』）のなかで、名古屋発祥「ではない」ものを当てる、というゲームだ。
『丸源ラーメン』と『讃岐製麺』の２択まで絞ったものの、残念ながら不正解……。『讃岐製麺』がまさかの名古屋発祥ということに驚くふたりだった（正解は『丸源ラーメン』（安城市発祥））。

最後は「なんちゃって朗読名救伝～名古屋救世主伝説～」。岸尾さんがかねてから希望していた「『声優らしい』コーナー」がついに実現した。
今回は初回ということで岸尾さんが脚本を担当。「古川君には『メチャクチャにやってもらっていいよ』とお願いしています」とのこと（笑）。

岸尾さんがナゴヤ王国の大将軍・ダイサーク役、井上さんが見習い神官候補役、古川さんが救世主役を好演。
岸尾さん渾身の名古屋ネタや時事ネタが随所にちりばめられ、アドリブも満載。台本に振り回される古川さんと井上さんが会場の笑いを誘っていた。
さらに、ナゴヤ神・デーラ様役を置鮎龍太郎さんが担当！　「事前収録」という形で掛け合いに参加し、会場は大いに盛り上がった。

朗読が終わったあとは、岸尾さんによるストーリーの解説。置鮎さんに収録をお願いしたときのエピソードや元ネタの解説が行なわれ「次回は、脚本家さんに続きを書いてもらいます」と宣言し、古川さんからツッコミを受けていた（笑）。

イベントはあっという間に終了の時間。
古川さんから「今日は岸尾さんのすごさを改めて感じました！　岸尾さんとは１年に１度会うか会わないか、なのですが、今回そんな貴重な機会をいただけてうれしかったです。みなさんも楽しんでいただけたようで何よりです！」、

岸尾さんから「ゲストのみなさんあっての『DERAGAYA!』ですので、毎回本当にありがたいです。新しいグッズも作りましたし、初めてづくしのステージに来てくれて、（古川さんのほうを見て）（古川）まことにまことにありがとうございました（笑）。
来てくれたみなさんの心にもいいものが残ったと思います。今後もよろしくお願いします！」
とメッセージが贈られ、ステージは終了した。