【イベントレポート】「小説家になろう20周年記念イベント」が開催！下野紘さんの胸キュンゼリフに観客は大盛り上がり！

日本最大級の小説投稿サイト『小説家になろう』。3月2日（土）にサイト開設20周年を記念した「小説家になろう20周年記念イベント」が東京・ニューピアホールにて2部制で開催された。本レポートでは第1部の様子をお届けする。

文化放送で毎週金曜夜11時から放送中の『下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』でもパーソナリティを務める下野紘さんと巽悠衣子さんがMCとして登場。オープニングトークでは巽さんの妊娠の話題で場を和ませながら、息のあった掛け合いを見せていく。下野さんと巽さんの「なろう20周年を祝おう〜！」という掛け声とともに、1部のゲストである中原麻衣さんと高橋美佳子さんがステージに登壇した。

最初のコーナーは「なろうの20年を紐解こう！クイズ！なろ王になろう！」。株式会社ヒナプロジェクト代表取締役の青山侑矢さんとともに『小説家になろう』の歴史を年表形式で振り返りながら『小説家になろう』にまつわるクイズが出題される。2004年から2013年までの年表を振り返るコーナーでは下野さんが「これもなろうの作品なんだっていうものが増えましたよね」と『小説家になろう』発の作品のラインナップを見て感嘆の声を上げた。さらに、下野さんがクイズの中でホラー作品が登場したことにテンションが上がり、実はホラーが好きだということが判明。中原さんと高橋さんは普段明るいイメージの下野さんがホラー好きという意外な一面を初めて知り驚いた様子であった。

その後のクイズでは「2006年に廃止されたある仕様とは？」「2009年にホラー企画のために訪れた場所は？」「2010年、社会の変化に伴って新しく対応するようになったものは？」といったクイズに苦戦する中、最後に「2012年にヒーロー文庫から刊行された書籍『理想の○○生活』の○○に入る言葉は？」という問題が出題。他の出演者が無難な回答をする中で、中原さんが「ヒモ」と回答し「男性はこれに憧れるでしょ」と自信満々の表情を見せた。「もしそうだったら逆にすごいよね」と語る下野さんをよそに、まさかの正解！会場からは大きな拍手が巻き起こった。巽さんは「今となってはあんなにツッコんだのがめっちゃ恥ずかしい」、青山さんも「すごいミラクルが起こった」と感心していた。

なろ王に輝いたのは見事難問を的中させた中原さん。すると中原さんが「なろ王になったので、下野さんが得意な歌で盛大にお祝いをしてほしいです」と切り出し、急きょ下野さんが即興ソングを歌うことに。まさかの無茶振りにもかかわらず、下野さんは全力で歌い切り会場からは拍手が起こった。

続いては『転生したらスライムだった件』（以下、『転スラ』）の原作者の伏瀬先生とのトークコーナー。伏瀬先生は顔出しNGということで声のみの出演で、代わりに『転スラ』の主人公・リムルのぬいぐるみが登場した。伏瀬先生がなろうを知ったきっかけや『転生したらスライムだった件』連載までの経緯を赤裸々に語り、リスナーからの質問など様々なトークを繰り広げた。『下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』のMC陣と伏瀬先生との掛け合いは新鮮で、伏瀬先生の小説家になるまでのエピソードに観客はじっくりと耳と傾けていた。

株式会社ヒナプロジェクトとの共催の超短編小説を対象とした『第5回小説家になろうラジオ大賞』の結果が発表された。大賞に選ばれたのは歌池聡さんの『ハズレスキル「パスワードの〇〇〇〇だけがわかる」能力を授かってしまった。』。イベントでは大賞に選ばれた作品を下野さんと高橋さんの二人が朗読を行い、観客は息を呑むように見守った。

ここからは番組の大人気企画である「トライアングルレッスン」の出張版「劇場版・ゆいこのトライアングルレッスン」のコーナー。今回のイベントのために書き下ろされたオリジナルのストーリーを生朗読で披露し、会場の観客もガヤとして参加するというまさにイベントならではのコラボレーションが実現した。最後の下野さんの「すみません、ゆいこの飼い主は俺なんで。誰にも渡せません」という決めゼリフには会場から黄色い声が上がった。

最後には中原さんが「楽しかったです。こうやって舞台の上で皆さんと一緒にお祝いすることができて幸せでした」、高橋さんは「本当に20周年記念おめでとうございます！」、下野さんも「これからも『小説家になろう』をよろしくお願いします」と語った。そして下野さんが「小説家に〜？」と呼びかけると、観客が「なろう〜！」と声を揃え、イベントを締めくくった。