本日発売のASMR 音声ドラマ『添い寝屋ねんねころんにようこそ♪』えりか役・古賀葵さんインタビュー

生活音などが丁寧に収録されており、聞いていて心地よかったり、脳がゾワゾワする体験が味わえるASMR。そんなASMR作品の中から今回は本日8月19日にダウンロード販売が開始された『添い寝屋ねんねころんにようこそ♪』をご紹介！　えりか役を演じている古賀葵さんに登場してもらいバイノーラルマイクを使ったASMRの収録方法やその魅力、そして作品の聞きどころなどを紹介してもらいました。

古賀葵さんインタビュー

立ち位置まで決まっているダミーヘッドマイクでの収録

――古賀さんはこれまでASMRを体験したことはありますか？

はい。先日も小岩井ことりさんがプロデュースするASMR音声レーベル“kotoneiro(ことねいろ)”の放送にも呼んでいただき耳かきの音を体験したり、咀嚼音を聞かせてもらったのですが、すごく楽しい時間でした！　ASMRはYoutubeなどでも人気コンテンツになっているようなので、私もそういったお仕事をさせてもらえるのはとてもうれしいです。

――ASMRの収録はバイノーラルマイク（顔に模られた特殊なマイク）を使用しますが、かなり特殊な収録方法なのでふだんはなかなか使う機会がないのでは？

たしかにアニメの収録などでは滅多に使うことはありませんが、ニコニコ生放送でやらせていただいている番組『古賀葵の羽ばたけ!! ゆめきぼ学園』で使用させてもらったこともありますし、少しだけなら触れたことはあります。ちゃんとしゃべった方向から声が聞こえたり、近づいたり遠ざかったりというお芝居では声に立体感も出て、使っていても聞いていてもおもしろいマイクですよね。ちょっとした吐息や囁きをしっかりと拾っちゃうところも、ふだんのマイクとは全然違うなって感じています。それから台本に立ち位置までしっかりと指示されているのはアニメのアフレコとは大きく違う点ですね。なのでASMRの収録ではお芝居のNGだけじゃなく、立ち位置を間違えてのNGがあったりもして……（笑）。

――古賀さんがえりか役で出演している『添い寝屋ねんねころんにようこそ♪』はどのような作品になりますか？

日々の生活に疲れた人たちに添い寝や耳かきで癒しを与えちゃうお話になっています。そんな作品で私が演じるえりかちゃんはまだ新人さんということで、彼女の初々しい接客態度からも癒しを感じてもらえたらうれしいですね。ただ最初こそどこかオドオドした態度もあるんですが、お話が進むにつれて少しずつお互いの距離感が縮まっていく感じは意識しましたので、物語冒頭とラストでのえりかちゃんの雰囲気の差を感じてもらえたらうれしいです。あとはできるだけナチュラルなお芝居も意識しましたので、目を閉じながらそこにえりかちゃんがいると想像しながら聞いてください。

――お薬ではありませんが、聞くだけでさまざまな癒しの効能がありそうですね！

そうですね（笑）。お勉強やお仕事で疲れてしまったり、日々の生活でモヤモヤすることもあると思うんですが、そういう日には男性でも女性でも寝る前に処方しただければ、きっと安らかな気持ちで眠ることができると思います。

――『添い寝屋ねんねころんにようこそ♪』は添い寝でしたが、ほかに古賀さんがやってみたいシュチュエーションはありますか？

ASMRといえば料理音とか咀嚼音がメジャーですよね？　でもなぁ……、そうだ！　紙をビリビリと破いてみたいです（笑）。これはドラマCDではなかなか難しいと思いますが、たとえば生放送などでバイノーラルマイクを使い「いま私はなにをやっているでしょう？」みたいなクイズをするのはおもしろいんじゃないかなと。生放送ならば、コメントでどんな音を聞きたいかを募集できますしいろいろと遊べそう！

――もしかすると第二弾は「えりかはなにをやっているでしょう」になるかも？

添い寝からいきなりえりかのクイズ大会ですか!?　それはそれでおもしろそうで、聞いてみたいですけれど……（笑）。

――それでは最後に『添い寝屋ねんねころんにようこそ♪』を聞いてみようかな思っているリスナーにひとこといただけますか？

収録ではマイクの左右だけじゃなくて上からだったり下からみたいに、いろいろな角度からお芝居をさせてもらったのですが、それだけ動いて声を入れたことはなかったので楽しく収録をさせてもらいました。演じていて私も「こんなお店があったら通っちゃうかも！」と思ってしまうくらい癒しが詰まった内容でしたのでぜひ聞いていただき、その上でえりかちゃんが少しでも皆さんの癒しになっていたのであればうれしいです！