大塚明夫

【声グラ限定】大塚明夫インタビュー「『声優だけはやめておけ』の真実」「声優への道」(後編) サイン入り色紙プレゼントも!

大塚明夫
『声優だけはやめておけ』の真実

父・大塚周夫さんに続き、親子二代で声優という職業に就いた大塚明夫さん。アニメーションだけでなく、スティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジなどの洋画吹き替えでも活躍されています。大塚さんの声優道を振り返りながら、声優としての心得やヒントを教えてもらいました。声優になるまでのお話、またお父様である大塚周夫さんの存在について語った前編https://seigura.com/news/75208/)に続き、後編となる今回は、声優としての転機、声優として生きるためのヒントについて伺いました。記事の最後にはサイン入り色紙のプレゼントも!

声優としての転機

人によって、目標は違うと思います。僕の場合は「飯が食えて楽しく生きられたらいいな」と思っていました。今もそうです。贅沢をしたいとか、貴族のような暮らしをしたいとか、そういうことは考えていません。もちろんおいしいものは食べたいなと思いますけど(笑)。そういう意味で、それだけの稼ぎがあれば十分かなと思っていました。

吹き替えの仕事をするようになってからは、昔から血と硝煙の匂いをまとった役を演じることが多かったです。一時はアクション映画ばかり吹き替えていましたが「違う役どころにもチャレンジしてみたいな」という思いがありました。そういう意味では、『ブラック・ジャック』は転機と言える作品だったのかもしれないな。初めて臨む役でしたが必ずできると信じていました。ブラック・ジャックを演じたことで「そっちもできるんだね」という見方をしてもらえるようになりました。また、『楽しいムーミン一家』ではムーミンパパを演じました。音響監督の斯波重治さんが、僕のことをすごくかわいがってくれたんですね。今振り返ると、そういった縁に恵まれていたように思います。とてもうれしいことです。

僕がいちばん難しいと感じるのが役の引継ぎです。父が演じていた役をはじめ、『ルパン三世』では小林清志さんからバトンを受け取り次元大介役を演じることになりました。役を引き継いだ場合は「違う」という意見をいただくこともあります。ただ、周りの意見に振り回されると折れちゃうんでね。意見が散見されるレベルであれば気にしないです。

今は自分から発信できる時代ですし、意見を直接いただくことがある時代です。強くなければいけません。その秘訣は能天気なことと、自分が好きだということ。自分が好きだ、なんて恥ずかしくてあまり人に言いたくないことかもしれませんけど(笑)。父もきっと、そういうタイプだったんじゃないでしょうか。そうじゃないとあの時代は生き抜けなかったと思います。すごい人たちだらけでしたから、自分こそ正義と思ってないとやっていけなかったと思いますよ。

声優として生きるためのヒント

体調管理は大切だと思います。もともと体力があるタイプなので、そこまで苦労しなかったかな。ただ風邪は引きやすいので今も気を付けていますね。特に新型コロナウイルスが流行してからはうがい・手洗いは入念にしています。そのおかげで、最近はまったく風邪は引いていません。「ちょっと喉が痛いな」と思ったときはとにかく寝ています。睡眠は翌日の仕事にも影響するので大事ですね。

今、僕があの当時の若者として現代にタイムスリップしてきたとしたら、「なんだあの新人は」と弾かれると思いますね(笑)。僕は「そのセリフの言い回しは違いませんか?」などと進言することが多かったんです。自分がぶつかってでも、役に誠実であること。それが作品に対する誠意だと思っていました。当時はその生意気さをかわいいと思ってくれる大人が周りにいたんですね。懐の深さがある時代だったと思います。ただ、今の時代だと僕のやり方は難しいでしょうね。ライバルが多い時代なので、「媚びてやる」くらいの気持ちがないと、コミュニケーションが成立しないような気がします。そんなに周りの人たちは君を見てくれるわけじゃない。大勢いる中で「ご飯ちょうだい!」「こっちを見て!」と騒いでいたら、気にかけてくれる人が多少なりいるかもしれません。

声優だけは、やめておけ。の真実

2015年の著書『声優魂』の「声優だけはやめておけ」というキャッチフレーズが話題になったことがありました。実は僕が言った言葉ではなく、担当編集者が自分で考えた言葉です。ただね、華やかな世界ではあるけど、良いことばかりではない。簡単に考えないほうがいいよ、とは思っています。声優って一見、楽な道に見えるのかなと思います。自分が映るわけではないから、容姿もコミュ力も必要ないと思われがちです。失うものがない人はチャレンジするのも良いと思います。ただ、何かを捨てて挑むのであれば、それ相応のリスクがあります。それでもやりたいならチャレンジしてみたら良いと思う。

特にアニメーションに関してはシビアな世界だと思います。年齢も若ければ若い方がいい時代です。実際に『マチ☆アソビ vol.15』内で行った特別講義『声優塾』に飛び入りで参加した27歳の女の子に「売れるか売れないかはわからないけど、実力的には即戦力レベル。でもアニメーションにチャレンジするならば、年齢的にちょっと厳しいかもしれない」とアドバイスしたことがありました。彼女とは10月末の朗読劇で共演することになりましたよ。アニメーションを主戦場にするか、もしくは演技で生活できるようになりたいのか。目標次第で、動き方は変わってくるものだと思います。

25年前の『声優グランプリ』がここにありますが、山寺宏一さんと、父と僕との鼎談が載っています。1996年3月取材ということなので僕は36歳で、親父は66歳。僕が来年62歳になるので、あの当時の父の年齢とあまり変わらないと思うと不思議ですね。当時僕は親父のことをおじいさんだと思っていましたから、僕も周りからおじいさんだと思われているのかな?(笑)。僕が新人声優から「どこの年寄りだよ」と言われる時代もすぐそばにきてるのかなとも思います。まあ、しぶとく生き残ってやろうと思ってますけどね(笑)。

撮影/石田 潤 ヘアメイク/addmix BG 取材・文/逆井マリ

 

明日12月9日発売の『声優グランプリ』1月号にも、大塚さんのインタビューを掲載!

お父様とのエピソード、役者を続ける秘訣などについてより熱く語っています。ぜひチェックしてください!

※全国の書店、ネット書店にてご購入いただけます。

プレゼントのお知らせ

本ページをご覧の皆様のなかから抽選で、大塚さんのサイン色紙を1名様にプレゼント!

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たくさんのツイートお待ちしております!

 

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