【インタビュー】「勇者よ、耳かきをしてやるから余のものにならぬか」シリーズ第一弾『漆黒にして植物の魔王ベール・ゼ・ブル』ベール役・下田麻美さんインタビュー

聴くと癒しの世界に誘われたり、思わずゾクゾクしてしまうASMR作品。今回は「勇者よ、耳かきをしてやるから余のものにならぬかシリーズ第一弾『～漆黒にして植物の魔王ベール・ゼ・ブル～』」を紹介。
世界を救うため、魔王ベール・ゼ・ブルに挑んだ勇者（あなた）は「耳かきをしてやるから余のものにならぬか？」という提案をされ、受け入れてしまう……。その後勇者と魔王は、平和になった世界で二人だけで過ごしていくことに。本来なら「ゲームオーバー」になってしまうような選択肢を選んだ勇者と魔王の、甘～いひとときを楽しめる。ベール役を演じた下田麻美さんに話をうかがってきました！

下田麻美さんインタビュー

――下田さんは、ASMR作品に出演された経験はありますか？

実は今回が初めてになります！　ダミーヘッドマイクも初めて使ったのですが、ずっと憧れで。まるで「テレビに出ている有名人に初めてお会いするようなうれしさ」がありました（笑）。
「すぐそばにいる人に話しかけている」という、新しい感覚を得られたので、とても貴重な経験をさせていただきました。今回はひとりで自由に動き回りながら録ったのですが、作品によってはひとつのダミーヘッドマイクを使って複数人で収録するという話も聞いていますし、今度ぜひ挑戦してみたいです！

――台本を読んだ時、いかがでしたか？

とにかくビックリしました。最初から最後まで、勇者に対する愛の言葉がひたすら書かれていたので……（笑）。様々な角度からベールの愛を感じてほしいですね。

――今回演じられた魔王・ベールについてご紹介ください。

「漆黒の魔王」と呼ばれていて、人々から恐れられる存在です。でも実は、元々は自然を愛する心優しい精霊だったということで、自然に優しい勇者のことが大好きになるのがわかる気がします。
魔王ということで「高圧的な態度をとるシーンがあるのかな？」と思ったら、ほぼなく……。私は魔王を演じているのか、女神を演じているのか、わからなくなりました（笑）。
また、最初から最後まで恥ずかしいセリフを言っているくせに、たまに我に返って「お、お主は余のものなのだからな！」と照れくさそうにするところがあったりして「なんで！？」と思わず突っ込んでしまいそうになりまして……（笑）。彼女の心理状態も一緒に楽しんでいただきたいですね。

――とくに楽しんでほしいシーンはありますか？

耳かきのシーンがメインなので、やはりそこがおすすめですね。耳かきひとつとっても、細かく描きわけされていますし、私自身いたずら心をくすぐられたシーンもありましたので（笑）、お気に入りのシチュエーションを見つけていただきたいです！

――今後どんな作品に出演してみたいですか？

今作はかなり変化球的なシチュエーションだと思いますので（笑）、今度は「新郎新婦のやり取り」や「放課後の教室で、生徒同士が～」のような、ありそうな（？）シチュエーションの作品に出てみたいです。ほかには、リアルな街の音を収録した作品もいいですね。遠出ができないような状況がもう少し続きそうですので、ASMR作品で旅行気分を感じてもらいたいですね。
あとは、ネイティブな発音ができる役者さんが英会話教室の先生役になり、生徒（あなた）をひたすら褒めてくれる作品とか……。こうやってあれこれ考えていると、ちゃんと時間を作って、アイデア会議をしたくなってきます（笑）！