梶原岳人

【声グラ限定】TV アニメ『オリエント』第2クール淡路島激闘編エンディングテーマ!梶原岳人さん2ndシングル「色違いの糸束」インタビュー

梶原岳人

尼子勝巳は自分自身の弱さを知る人物

――TVアニメ『オリエント』第2クール淡路島激闘編についても聞かせてください。原作や台本を読んで、尼子勝巳というキャラクターについては、どんなふうに解釈しましたか?

彼は尼子武士団の当主子息として団員たちをまとめ上げなければいけないし、強く見せなければいけないんですが、彼自身そこまで実力があるわけではないんです。で、その実力は自分自身が一番よくわかっているんですよね。自分の立場も、自分に何が足りないかもよく見えている。だからこそ、敵と対峙したときにガタガタ震えるくらい恐怖するし、周りにも“できないなりの言葉”をかけられるんです。主人公の武蔵と鬼鉄刀の修行をするシーンでは、武蔵からタメ口を使われてしまうんですけど(笑)、自分の弱さと向き合えてなおかつ寄り添えるところが彼の強さだと思います。悩んだ分だけ、救われて欲しいな、報われて欲しいなと思います。

――梶原さんご自身が共感する部分はありますか?

大きなものに立ち向かう恐怖心ですかね。僕もいろんなことに対して怖いなと思うタイプで、常に何かしらに恐怖を感じているんです。例えば、「次のアフレコ、大事なシーンがあったな」とか、「この現場怖いな。できるかな」とか、「頑張らなきゃいけないけど。本番でいいものを出せるんだろうか」とか。そこはすごく共感できますね。

――日々のお仕事は「大きなもの」だらけですね。

いやぁ、そうですよ。日々いろんなことに怯えています(笑)。

――では、アフレコいかがでしたか?

すごくやりやすかったです。アフレコで一緒になることが多かったのは、(内田)雄馬さんと内山(昂輝)さんだったんですけど、お二人ともとても喋りやすかったんですよね。アフレコって、リラックスした状態で演じられるほうが良いものが出せる気がするんです。変に緊張していると気が散ってしまって集中できないですし。ある程度打ち解けた方たちの中で、リラックスして挑めて良かったです。

――ディレクションにはどういったものがありましたか?

尼子と武蔵と島津による三つ巴の戦いで、尼子が打ちのめされて武蔵に助けてもらうシーンがあるんですけど、そこでの尼子のセリフに対しては「一旦この場が終わってよかった」という気持ちを乗せてほしいと言われたんです。そこは印象的でしたね。やっぱり、尼子は「これ以上やられたくない」「弱い姿を見せたくない」という人間臭さがあるんだなと再確認できましたし、社会を生きる人間なんだなと感じられる瞬間でした。

Information

2ndシングル「色違いの糸束」は、初回生産限定盤、通常盤の2形態にてエイベックス・ピクチャーズより7月20日(水)発売。初回生産限定盤には、「色違いの糸束」のMusic VideoとOff Shot Movieを収録した特典Blu-rayを同梱。詳しくは、公式サイト(https://avex.jp/kajiwaragakuto/)をチェック!

梶原岳人
初回限定盤(CD+BD)
2,530円(税込)

梶原岳人
通常盤(CD only)
1,430円(税込)

Music Video
https://youtu.be/S0R2QLAFkG4
CD購入
https://avex.lnk.to/KG2nd_buylinks
配信先
avex.lnk.to/2ndSG_listenfull

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Profile
かじわらがくと●11月28日生まれ。俳協所属。主な出演作は、『古見さんは、コミュ症です。』(只野仁人)、『SDガンダムワールド ヒーローズ』(劉備ユニコーンガンダム)、『シャドウバース』(竜ヶ崎ヒイロ)、『ブラッククローバー』(アスタ)、『炎炎ノ消防隊』(森羅日下部)ほか。

 

取材・文/松本まゆげ