1stシングルで初のアニメタイアップに挑戦!カップリングにはファンへの思いを込めて――。堀内まり菜さんインタビュー【声グラ限定】

カップリングの「私たちだけの森」はライブの打ち上げをイメージ

――カップリングの「私たちだけの森」は堀内さんが作詞・作曲を手がけられています。
この曲は2月に開催した1stライブ(「堀内まり菜 1stLIVE ナノ・ストーリー〜第一章〜 」)のときに感じた思いを書いた曲です。それこそ、ファンの皆さんへの思いを歌にしたいなと思ったのがきっかけでした。あの日のライブが、ソロでははじめての有観客ライブだったんです。これまでのオンラインライブでは「画面越しの皆さんに届け!」という気持ちでやっていて、理想を求めすぎていたような気がするんです。それがいい意味でほどけた感じがありました。

――それで<ほどけていくよ 君に会えたらそれだけで>という言葉があるんですね。
そうです!デビューアルバムから1年越しのライブだったので、やっと自分の思いを直接伝えられた喜び、受け取ってくださった皆さんの表情……その場の思いを言葉にしたいなって。涙を流しながら見てくださっている方もいて、すごく心を打たれました。ライブのあとにお客さんと一緒に打ち上げしてるような雰囲気の曲にしたいなって。

――曲調もカントリー風で軽やかで楽しい雰囲気です。まさに打ち上げという言葉がぴったりですね。
陽気な感じが出せたらいいなって。カントリー音楽も好きなので挑戦してみたいなと思っていたんです。良い意味で力を抜いた楽曲で、今までの曲とはリズムが違うこともあり、ちょっと苦戦したところもありました。デビューアルバムで一緒に作詞・作曲した新津由衣さんが、今回もサポートしてくれています。

――ここにも<ココロノオト>という言葉が登場しますね。
そうなんです! アルバムのインストゥルメンタルにもある言葉なんですが、1stライブのグッズで出したタンバリンもココロノオトタンバリンと名付けています。今はなかなか声が出せない状況ですけど、タンバリンなら鳴らせるかなと思って作ったグッズで。ここではみんなの声を<ココロノオト>に例えました。

――ライブとリンクするワードは他にも?
はい! 例えば<ヒカリのチュロス>という言葉は、ファンの皆さんが有志でサイリウムを振ってくれたことがすごくうれしくて。ライブのテーマが「ナノランド」で、堀内まり菜のテーマパークをイメージしていたんです。それでサイリウムをチュロスに例えて、「ヒカリのチュロスみんなで食べたね」っていう感じで(笑)。

――テーマパークと言えばチュロスというイメージがありますものね。あと気になったのが<心のままにやみつきになろう菜♪>です(笑)。
気づいてもらえてうれしいです(笑)。音楽活動をはじめたときに何人かのファンの方が「たのしい菜」って言ってくれて(笑)。それがすごくうれしくて、便乗させてもらいました。

――そういう意味では、ファンの方と作り上げられた曲なんですね。
本当にそうですね。この曲をみんなと一緒に歌うのが夢です。

――編曲は石崎 光さん。生の楽器の音色も魅力的ですね。
そうなんです! この曲は全て生楽器の演奏になっています。楽器のレコーディングには行けなかったのですが、和気あいとしたレコーディングだったそうです。

――まさに曲の中にある<ティーパーティー>のような、楽しい雰囲気だったんですね。堀内さん自身のレコーディングはいかがでした?
いつもと違うラフな服装で行こうと思い、デニム生地の服で行きました! すごく楽しかったです。