青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」【声優図鑑 by 声優グランプリ】

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

キャラクターの裏に隠された声優たちの素顔に迫る、インタビュー企画『声優図鑑 by声優グランプリ』。

今回は、『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の要楽奈役としてリアルバンドではリードギターを担当するほか、『温泉むすめ』の玉名満美役などを演じる青木陽菜さん。5歳から習っていたピアノをはじめ、音楽と共に歩んできたこれまでのこと、これからのことなど、たっぷりとお話を聞きました。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

青木陽菜
あおきひな●1月5日生まれ。宮城県出身。響所属。主な出演作は、アニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』(要楽奈)、『カードファイト!! ヴァンガード will+Dress Season2』(ハロナ・ウォーカー)、ゲーム『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』(高千穂ステラ)、その他『温泉むすめ』(玉名満美)ほか。

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アニメにハマったのは『ラブライブ!』がきっかけ

――2020年「S・響・エースクルー」のオーディションに合格したことをきっかけに、今の事務所に所属していますね。
はい。高校生の頃から、業界の方々の評価をいただくことが好きで、オーディションをいくつか受けていたんです。そのうちの1つだったアニソン系のオーディションでファイナリストになった時にレッスンを受けさせていただくことになって。2年間、地元の宮城から月に2回、東京に通っていました。そのレッスンをきっかけに、声優やアニソンアーティストに興味を持つようになりました。

――早い時期からオーディションを受けていますが、小さい頃はどんな子供だったんですか?
5歳くらいから高校3年までクラシックピアノを習っていて、歌も好きでした。アニメにハマったのは中学1年か2年の頃。流行っていた『ラブライブ!』のアプリゲームが好きで、それをきっかけにアニメにもどんどんハマりましたね。初めてアニメイトに行ったのも『ラブライブ!』がきっかけでした。好きなものがたくさん置かれている店内でワクワクしながらポスターを買ったり。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

――『ラブライブ!』以外にはどんなアニメを?
『進撃の巨人』の漫画がすごく話題になっていて、漫画を読んでからアニメを観ました。『弱虫ペダル』は父親がロードバイク好きだったので、ちょうど漫画が無料配信しているのを、アニメやゲーム好きの母親が見て「面白いよー」と勧めてくれて、私も読んだのを覚えています。部活に入ったことがなくて、みんなが部活に熱中している時期にアニメにハマっていたので、家に帰ってからアニメを観たり、テスト期間中も親に隠れてこっそり観ながら勉強したり(笑)。でも、アニメが好きなことを周りには隠していて……。

――そうなんですか?
恥ずかしかったので……。もともと自分のことをしゃべるタイプではなかったんですけど、周りにアニメ好きがあんまりいなかったこともあって、一人で楽しんでましたね。でも、ちょいちょい、グッズをつけている子や、その話をしている子を見かけると「実は好きなんだよね」って話をして。映画を一緒に観に行ったりもしました。

――好きなものが一緒だと距離が縮まりますよね。特にアニメの場合は。
一気に縮まりましたね。部活とか関係なしに仲良くしてくれていたので、アニメがお友達の輪を広げてくれたなって思います。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

舞台で初めてのダンス。レッスンではパニックに……!

――2021年に事務所に所属していますが、コロナ禍のど真ん中ですね。
私たちの世代は現場見学がまったくできなかったし、キャラクターごとの別撮りも当たり前だったので、逆に大勢の人がスタジオに入ってマイクワークをするという収録に戻った時、ちょっとドキドキしましたね。

――特殊な環境でしたね。その頃はアニメやゲームのお仕事をしながら、舞台にも出演して。舞台にはどんな思い出がありますか?
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』も『うみねこのなく頃に』も長年愛されている作品なので、解釈の違いがないように台本を読み込みました。アフレコとは違って稽古期間が1ヶ月くらい毎日あるので、ベテランの方からもいろいろ教えていただいて、学ぶものは多かったなって思います。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

――声の演技とはまた違うのでしょうね。舞台に出て良かったと感じることもありますか。
声のお芝居でこの業界に入ったので、どうしても体の動きが硬いんです。声だけで表現しようとするので、「もっと手を動かしたり、舞台の端から端まで移動したり、体を使ってみるといいよ」とか、「ここは逆に言葉だけで見せたいから、変に動かないほうがいいよ」と教えていただいて。体を動かしたほうが、言葉に感情を乗せやすいなっていう気づきもありました。その学びをアフレコのほうで生かせているので、舞台はやっぱり大きな経験でしたね。

――それも、お客さんがいる前で演技や歌を披露するわけですよね。
やっぱり緊張しました。特に、『レヴュースタァライト』は歌とダンスがあって、ダンスは初めてだったので……。ただでさえ緊張しているのに、ダンスもいっぱいいっぱいだし。客席のみなさんとコミュニケーションをとりながら踊るんですけど、最初は全然お客さんのことを見られませんでした。手を振られたりしたら歌詞や振り付けが飛んじゃう……と思って、ひたすら前を向いて必死に踊っていた、という思い出があります(笑)。

周りの先輩方は、その日のうちに振り付けを覚えているのに、私は何から覚えたらいいのかわからなくて。レッスンを受けながら、先生を見ればいいのか、鏡に映ってる自分を見ればいいのか、それさえもわからなくてパニックに(笑)。歌は覚えられましたけど、踊りながら歌うと息を吸えないし。呼吸の仕方もけっこう研究しました。

――その後、お客さんたちのことを見られるようにはなりましたか?
1日2公演していたので。途中からは、メンバーカラーを振ってくださる方に、手を振り返せるようになってきましたね。

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MyGO!!!!!のライブでは、口合わせしなくても自然と目が合うんです

――『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』では、リアルバンドでも活動するMyGO!!!!!のリードギター・要楽奈役を演じています。音楽の経験がある青木さんにぴったりの役と言えそうですね。

大学で音楽の勉強をしていたので、在学中に事務所の所属が決まった上に、ギターを弾くお話をいただいて。まだまだ楽器に触れることができるんだな、音楽と共に将来への道を歩んでいけるのは幸せなことだなと、決まった時はすごく嬉しかったです。

――大学でも音楽の勉強を。リードギターへの抜擢でしたが、ギターの経験もあったそうですね。
趣味程度だったので、人前で弾いたのは、事務所に所属する時のオーディションが初めて。自分のギターも、この時に初めて外に出したんですよ。弾き語り用のストラップを買って、宮城から東京までギター1本背負って。あの時は期待に胸を膨らませてワクワクしました。

――ギター1本背負って上京……想像するだけでもワクワクしますね。バンドリと言えばリアルバンドがたくさんありますけど、MyGO!!!!!はどんなバンドなんでしょう。
メンバーの顔合わせで、MyGO!!!!!は先輩方みたいなキラキラな明るさというより、女の子同士にあるギスギスとかをリアルに描いたストーリーになる、というお話を聞いていたんです。アニメが始まって、バンドが追い詰められるようなシリアスな展開とか、バンドリが好きな方はどう反応してくれるんだろうと思っていたら、いろんな方から愛されていて。ドキドキしていた分、ちょっと意外でしたけど、良かったなって思います。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

――収録では、ギスギス感やシリアスさを表現する大変さもあったのでは?
ぶつかり合って喧嘩をするのは、だいたい楽奈以外の4人なので。毎週5人でバンド練習があるんですけど、その時に「この間の収録はやばかったね」っていう話をみんなから聞いたりして。こんなふうにゴタゴタがあったんだな……って、楽奈と同じ心境でアニメのオンエアを観ていました。

――リアルバンドでの活動も、昨年7月のファーストライブから始まり、1年と少し。最初の出会いから、メンバーの間で変わってきたこともありそうですね。
最初は自分の演奏に精一杯でしたけど、ライブを重ねるにつれて、演奏中に「ここで目を合わせてみようか」っていうコミュニケーションをとれるようになった気がします。後ろを向いたらドラムの林鼓子ちゃんと目が合って、それがどんどん伝染して、気づいたらみんながドラムの近くに集まっている、とか。口合わせしなくても、そういうことが起こったりするので、「あ、バンドしてるな」って嬉しく思いますね。

――ライブを楽しむ様子が伝わりますね。この11月には、東京ガーデンシアターでのワンマン「ちいさな一瞬」も開催されて。
めちゃくちゃ楽しかったです! 単独では1番大きな会場でしたし、アニメが完全に完結してから初のライブだったし。MyGO!!!!!のステージを初めて見るよっていう方も多かったんです。期待値が大きい分、緊張しましたけど、それ以上に「感動した」という反響が嬉しくて。やっぱり心に残るライブでした。

――これからもキャラクターと共に成長していく姿が見られるのでしょうね。声の演技とリアルバンドの両面から作品に携わって、この作品のどんなところが好きですか?
私たちキャストはキャラクターのことをすごく大事にしていますし、応援してくださるみなさんも同じようにキャラクターを大事にしてくださっていて。ライブでキャラクターの名前で呼ばれるような世界観が、すごく素敵だなって。私たちにキャラクターの姿を重ねて楽しんでくださる、それがバンドリのいいところだなって、あらためて思いますね。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

ギターの練習はナイトルーティーン。お仕事だけど、楽しくて。

――今年から『温泉むすめ』の玉名満美役を演じていますが、青木さんは2代目ということで、どんな気持ちでこの役に向き合っているのでしょう。
擬人化された役を演じるのが夢だったので、お話を聞いた時はすごく嬉しかったですね。地域の温泉をPRするっていう目的があるので、私が新しく演じることで、玉名温泉を知ってくださる方が増えるのならと、新しい気持ちで挑みました。

――ちなみに、温泉の思い出はありますか?
たまに旅行で行くと、やっぱりいいなと思います。旅館で和食をいただいたり、温泉で浴衣を着たり、そういう文化に触れると、やっぱり日本っていいなって。いろんな地域の温泉に行ってみたいです。宮城にも温泉はありますけど、地元ではなかなか行かないので(笑)。

――いつでも行けるっていう気持ちになりますよね(笑)。「熊本ラーメンが好き」というのもキャラクターの特徴ですが、青木さんは?
一人でもラーメンに行けるほうなので、よく行きますね。好きなのは、こってり系。長丁場のお仕事を頑張った後とか、おなかがすいた時に、背脂がたっぷり乗ったラーメンをガツンと満腹になるまで食べるのが好きです。だから、熊本ラーメンも食べてみたいんですよ。にんにくチップが入ったこってり系だと聞いたので。

――熊本、行けるといいですね。普段はお仕事で忙しいと思いますけど、家ではどんなふうに過ごすことが多いですか?
仕事から帰った後は、寝るか、ギターを弾くか……。夜はギターの練習がルーティーンになっているかも。お仕事とはいえ、ほんとに楽器が好きなので楽しいんですよ。いくらでも練習したいし、それが楽しくて仕方ないですね。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

――それだけ楽器にくわしいということは、聴くほうの音楽で好きなアーティストさんもいるのでは?
はい。アニソンやバンドが好きなので、よくアニメとタイアップされているUNISON SQUARE GARDENさん、KANA-BOONさん、LiSAさんとか。声優アーティストだと内田真礼さん、水瀬いのりさん。μ’sとかのラブライブ!周辺は今でも聴きます。「ぼっち・ざ・ろっく!」はちょうどギターを弾くことになるタイミングだったし、ギターを弾いている主人公と自分が重なったこともあって、ちょっと頑張ってコピーして遊んでましたね。バンドサウンドがしっかりしているから、聴いていても楽しいし。

――なるほど。楽器や音楽と一緒に部屋で和んでる様子が思い浮かびます。お部屋のインテリアにこだわりはあるんですか?
あんまりこだわりがないので、全然おしゃれではないんですけど……。ライブでファンの方からいただいたお祝いのお花を摘んで、ドライフラワーにしているので、それが唯一のおしゃれポイントかな(笑)。

――いろいろ伺ってきましたが、これから声優として挑戦したいキャラクターやジャンルを教えてください。
憧れは『プリキュア』や『ラブライブ!』。『マクロス』のように歌が軸となるような作品にも出てみたいですね。主人公も演じてみたいです。最近のアニメって、生っぽいお芝居をよく見かけるので、日常っぽい話し方に共感してもらえるようなキャラクターを演じることにも興味があります。

――最後に、記事を読んでいるみなさんにメッセージをお願いします!
声優、舞台、ライブなどいろんなことに挑戦していますので、応援していただけたら嬉しいです。みなさんに会えるイベントも開催していて、全国各地を巡っているので、お近くでしたら遊びに来てください。SNSをチェックしてみてくださいね。

青木陽菜「ピアノは13年間習っていて、趣味で弾き語りも。歌のある作品にこれからも携わっていきたい」

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

撮影=石田潤、取材・文=吉田あき、制作・キャスティング協力=吉村尚紀「オブジェクト」

青木陽菜さんコメント動画

Ms

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