「声優図鑑」鈴木日菜

鈴木日菜「あの瞬間『私は天才ではないんだ』と気づきました」【声優図鑑 by 声優グランプリ】

「声優図鑑」鈴木日菜

自然体でマイク前に立てるようになってきました

――デビュー後、さまざまな作品に出演されていますが、なかでも『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)は人気のある作品ですね。

今の私の人生を変えてくれたというか……ターニングポイントになった作品だと思っています。『ウマ娘』のオーディションを受けたのは事務所に所属してから丸1年がたつ頃で、どのオーディションにも受からず落ち込んでいた時期だったんです。「1年の節目だ。今度こそ絶対に受かるぞ!」と、よりいっそう気合いを入れて挑んだので、受かったのは本当にうれしかったですね。私にとって、初めてオーディションに合格した作品になりました。

――大きなコンテンツだからこそ経験できるものもあるかと。

そうですね。まさか人生初のライブ出演が、さいたまスーパーアリーナ(現:GMOアリーナさいたま)とは思っていませんでした。本当に、『ウマ娘』に出会えたからこそできたこと。貴重な経験をさせていただいています。

――アドマイヤグルーヴは落ち着いた役どころですが、演じるにあたり意識していることは?

普段の私の声と比べるとかなり低めで演じているので、トーンには気をつけています。あと、いつもなら歌うときにエッジをかけたりしていろいろと仕掛けたくなるタイプなんですけど、アドマイヤグルーヴとして歌うときはテンションを低くするようにしていますね。“ワクワクドキドキした気持ち”をグッと抑えて演じる役の面白さを、彼女に教えてもらいました。

「声優図鑑」鈴木日菜

――そして、2026年の夏アニメとして放送中の『いびってこない義母と義姉』では、初主演を務めています。主役で受かった時のお気持ちは?

いやぁもう……信じられなかったです。メールで教えていただいたんですけど、「本当に?」と、画面を6度見するくらい驚きましたし、うれしかったです。

――今まさにアフレコ中とのこと(※取材時)。現場はいかがですか?

ほかのキャストの方と掛け合いでお芝居するのは養成所以来、と言ってもいいくらい久しぶりだったんです。なので最初は、「私の技量で通用するのかな」という緊張感がありました。でも、実際の現場はとても温かくて和気あいあいとしています。くじらさん(鴻蔵てる役)をはじめとした先輩方はフレンドリーな方が多いので、初主演作品としてすごく恵まれているなと感じますね。

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――デビューしてから現在までで、特に「大変だな」と苦労を感じた瞬間はありましたか?

うーん……常に苦労しているかもしれません。養成所時代にもモブやガヤなどのお仕事をさせていただいたことがあるのですが、当時は楽しめていたんですよ。だけど、事務所に所属して名前のある役などを任せていただけるようになると……ごまかしが利かなくなったんですよね。養成所時代にやったモブやガヤは、ほかの方たちとワイワイやるもので、自分の声が目立つわけではないから楽しめていたんだなと、この時ようやく気づきましたね。逃げ場がない状態で収録に臨むのはとてつもないプレッシャーです。でも、自分のできていないところがはっきり見える分、やりがいを感じています。

――では、デビューしてから現在までで、どこに成長を感じますか?

メンタルでしょうか。私は、基本的にあまり緊張しないタイプなんですけど、お芝居に関してはやたらと緊張してしまうんです。でも、最近になって緊張感といい感じに向き合えるようになってきて、自然体でマイク前に立てるようになりました。ここが一番の大きな変化かなと思っています。あとは……演技が上達しているといいなと思います!

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――少しだけプライベートのお話も。最近ハマっていることは何ですか?

麻辣湯とドラムです! ドラムは、趣味程度で触っていた時期があったんですけど、最近また、たたくようになりました。即興で音楽に合わせたりしていますね。ストレス発散やリフレッシュになるんです。

――ドラムを始めたきっかけは何だったんですか?

『けいおん!』です。京都アニメーションさんの作品がすごく好きで、観たら案の定影響を受けました。今でも『けいおん!』の楽曲をたたいたり弾いたりすることがあります。

――そして麻辣湯もハマっていると。

そうですね! でも私、あまのじゃくなので流行に乗るのがあまり好きじゃないんですよ。麻辣湯もハマるつもりはなかったんですけど、匂いにつられて入ったお店の麻辣湯がすごくおいしくて! 以来、そのお店の麻辣湯にハマっちゃいました。本場の方がやられているお店で、最高なんですよ。で、最近になってTikTokやInstagramで見かけるチェーン店にも行くように……。流行も悪くないですね(笑)。

~声優未来予想図~

「声優図鑑」鈴木日菜

Q:これからどんな声優を目指したいですか?

1年後の私 もっとたくさんの作品、たくさんの役に出会う!

そうして、より楽しくお芝居を突き詰めていきたいです。ゆくゆくは役幅を広げるところまでいきたいですが、ひとまずは出会いを増やせるようにしたいですね。オーディションに合格できるよう、頑張ります!

3年後の私 “よく見かける声優”になる!

クレジットを見たとき「あ、ここにも鈴木日菜がいる!」と思ってもらえるような声優になっていたいです。いちばん出たいのはやっぱりアニメなんですけど、ゲームやイベントなどにもたくさん出て、より多くの人に鈴木日菜という名前を知ってもらいたいですね。

5年後の私 演じられる役の幅を広げる!

少しずつ経験を積み重ねて……この頃には「鈴木日菜って、こんなキャラもできるんだ!」と思ってもらえるような役者になっていたいです。「私の“味”は一つじゃないぞ」と、どんどん手札を出していきたいですね。たとえば、ヴィランができるようになっていたらいいなと。どんな役もですが、特にヴィランってお芝居がちゃんとできる人じゃないと任せてもらえないと思うんです。そんな役ができたら最高ですね!

10年後の私 指名していただける存在に!

10年後には、作品の中にいたら安心してもらえるようなポジションで活躍したいです。そうして、「この役は、あなたに任せたい」「あなただからできるんです!」と、指名してもらえるような役者になっていたいです。

撮影/武田真和 ヘアメイク/Sweets 取材・文/松本まゆげ

鈴木日菜さん手書きプロフィール

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鈴木日菜さんコメント動画

▼動画URLはこちら
https://youtu.be/KmPQ81hQEBI

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