戸松遥

若手人気声優の戸松遥さんが、声優になったきっかけ、失敗談などを語ってくれた! スーパーガールズユニット“スフィア”としても活動する戸松さんからの応援メッセージが到着♪

プロフィール

とまつはるか●2月4日生まれ。ミュージックレイン所属。主な出演作は、アニメ『クロスゲーム』(月島青葉)、『アスラクライン』(水無神操緒)、『バスカッシュ!』(ルージュ)、『かんなぎ』(ナギ)ほか。

vol.1 キャラクターに命を吹き込む、その大事な役目を背負っているのが声優です。

声優を目指したキッカケを教えてください。

中学校3年生のときに友達に「遥はふつうの人生を歩めないと思う」と言われたのがキッカケです。その友達は、私のことをまともな大人になれない、と思ったみたいで(笑)。それで「ふつうの人生を歩めないんだったら役者の道を進むしかない!」と、本格的に事務所を探しました。

もともとお芝居に興味はあったんですか?

小さい頃から学芸会などでお芝居をするのが好きな子でした。でも、まさか本格的に役者を目指すとは思ってもみなくて。初めは「お芝居がしたい」という気持ちで事務所を探していたので、声のお仕事については考えていなかったんです。けれど映画『千と千尋の神隠し』を観て、声の仕事に興味を持ち始めて……。ちょうどその頃に今の事務所のオーディションがあって、「声優中心にやっていきます」という方針だったので、私にピッタリ!と思って応募しました。今は『千と千尋の神隠し』のハクさま(入野自由さん)と共演までさせていただいて……、とても感慨深いです。

今までの失敗談は?

アフレコのとき台本を自分のテンポで思いっきりめくったことが……。他の声優さんのセリフが入るのに、すごく豪快に……。ページをめくる音が全部「ばりぃ! ばりぃ!」ってノイズとしてマイクに入ってしまって、セリフを全部かき消してしまったんです。自分のことで精一杯で、周りを見る余裕がなかったんだと思います。だんだんと慣れてきてからは、そういうミスはなくなりました。

声優の仕事の魅力は?

キャラクターに命を吹き込むのが声優の役目。今までしゃべらなかったキャラクターが、声を入れることで「生きている」って実感できる。声優は、その大事な役目を背負うことができて、自分の個性も入れながらキャラクターを動かしていけるんです。さらに、生身の人間だったら不可能なことができちゃうのが本当に楽しい! 例えば、動物だって小さな男の子にだってなれちゃう。これって、声優さんにしかできないことですよね。

苦労する点を教えてください。

答えがないこと。アニメ、外画、ナレーション、カテゴリーが違えばやり方も違いますし、同じアニメでも現場が違えば良しとされていることが変わったりもします。1+1が必ずしも2ではない現場。それが難しいなと感じています。

改めて、声優を目指す人にひと言お願いします。

もそうでしたが、やらない後悔より、やった後で後悔したほうがいいと思っています。ただ、やりたいことをやっていれば楽しいけれど、居心地のいい環境にいつまでもい続けてしまってもしょうがない。たとえば年齢で区切りをつけるとか、客観性を保つことは必要ですね。冷静に考えてやってみたいという気持ちが強いなら、一歩、踏み出してみてください。

(取材:2009年)

vol.2 お芝居が好きって気持ちと、夢や目標があればきっと乗り切れる! あきらめないで。

声優になるために勉強していたことは何かありますか。

事務所に入った1年目は、レッスンに命をかけて猛特訓! ボイストレーニング、歌、エチュードなどの基礎から学んで、運良くたまたま2年目でデビューさせていただきました。といっても、最初はそんなにお仕事もなかったんですが。お仕事をたまにやりつつレッスンも……という毎日で2年間いろんなことを経験させていただきました。

レッスンで大変なことはありましたか。

ダンスレッスンがちょっと苦手でした。リズム感がなくて(笑)。ジャズ、ヒップホップ、タップなどを習うんですが、ジャズの先生がとても厳しくて付いていくのがとても大変。でもそれがあったおかげで、個人やユニットのダンスで、みんなと同じテンポで踊りが覚えられています。本当にとても感謝しています。

最近、仕事をする際に心がけていることは?

緊張しないことですかね。自分がどういう状態でアフレコに臨むといい状態になるのか、なんとなくですが、分かってきました。それは、30分前にはスタジオに入って雰囲気に慣れることなんです。ギリギリに行くと息が上がった状態になってしまったり……、逆に早く入りすぎても「練習しとかなきゃ」と思って演技を固めちゃったり。野菜ジュースかコーヒーを飲んで、スタジオでリラックスできるように心掛けてます。

声優になりたい人にメッセージをお願いします。

あきらめないことだと思います。辛いこともあると思いますが、お芝居が好きって気持ちと、夢や目標があれば、絶対に乗り切れる! 私自身にも言えることなんですが、目標に向かって、目の前の課題に取り組めばきっといい結果が出ると思いますので、がんばってください!

(取材:2009年)

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