第1回 髙坂篤志さん

前途有望でフレッシュな声優の現在、過去、未来を年表形式で紹介していく新連載がスタート! 記念すべき、第一回のゲストは髙坂篤志さん。学生時代の貴重なエピソードから将来の夢、普段はなかなか聞くことのできないプライベートまで大いに語ってもらった。

Profile

こうさかあつし ●2月22日生まれ AIR AGENCY所属。
主な出演作は、TVアニメ『ヘタリアAxis Powers』(プロイセンほか)、『家庭教師ヒットマン REBORN!』(デイモン・スペード)、『ジュエルペット』(サルファー先生)、『遊☆戯☆王5D’s』(林吉蔵)など

髙坂篤志’s LOOK INTO THE FUTURE

死ぬまで役者であり続けたい!

Atsushi’s PAST

5歳
声優という職業を認識

両親が洋画の吹き替え版をよく観ていたため、早くも声優という職業を認識する。当時観ていた作品は『ツイン・ドラゴン』『ポリス・ストーリー』『ターミネーター』など。とくに『ダイ・ハード』はブルース・ウィリスの声を吹き替えた野沢那智さんの演技が、強く印象に残った。

13歳
声優になろうと決意

幼なじみの友人の文化祭に呼ばれ、その帰り道、彼が声優を目指していることを打ち明けられる。自分も声優に憧れていると伝え、一緒に夢を目指してがんばろうと意気投合。帰宅後、すぐ母に「声優になる」と伝えた。

15歳
高校へ入学

声優を目指すため、クラブ活動はせず、寿司屋でアルバイトを始める。中学のときから上京を決意し、また、自分がどれだけ声優になりたいかという意思を親に伝えるため、アルバイトで高校3年間に100万円を貯めることを決意。見事実行した。

19歳
アミューズメントメディア総合学院大阪校声優タレント科入学

5年間勤めたアルバイト店の寿司屋では副店長に昇格し、店長から社員になってほしいと頼まれるほどに。しかし、夢のため上京の道へ。。

21歳
卒業後上京し、事務所・ラブライブ(現・尾木プロ THE NEXT)へ入所

初めてのひとり暮らしを経験するが、半年後にはホームシックに。入所後1年目はまったく仕事がなく、アルバイトとマネージャーとのミーティングだけの生活のつらさに、初めての挫折をカン実。入所してから2年目のある日。ふと空を見上げると美しい真っ青な空が広がっていた。それを見て自分の存在の小ささを痛感。「小さなことで悩んでいてもしょうがない。今日も一日、がんばろう」と思った。

22歳
初仕事

TVアニメ『CODE-E』の生徒A役。2月22日の誕生日が収録日で、あまりの緊張に頭が真っ白になり、どのように芝居したかは覚えていない。テレビのテロップに自分の名前が流れたときは感動を覚えた。

24歳
ひとつの転機

TVアニメ『ヘタリアAxis Powers』でギリシャ、エストニア、プロイセンの3役を演じ、注目される。ただ自分としては、現状に満足はしていない。本当の転機はもう少し先にあるのではないかとも思っている。

Atsushi’s FUTURE

25歳
2010年の目標

今年中に、作品の中で主役を支える脇役を演じること。オーディションで主役の脇を固める役に何かひとつ受かるということを目標に、現在はがんばっている。

27~28歳
近い将来の目標

2.3年後にはレギュラー番組で主役を務められるような役者になり、親に仕送りを始めたい。親にはいつも助けてもらっているので、近いうちに形に見える親孝行を始めていきたいと思っている。

35歳
洋画吹き替えに挑戦

声優の仕事を認知するきっかけにもなった洋画吹き替えだが、吹き替えというのは経験をつまないと出演が難しいと思うので、10年後の目標としている。この頃までには挑戦し、その後は、洋画畑を耕していきたい。

45歳
一軒家を建てる

結婚して、この頃までに子供もふたりはほしい。また、動物が好きなのでペットも飼いたい。とくにモフモフ、フワフワしている動物の鼻先のちょっと湿った部分が好き。

晩年
理想の死に際

仕ひとつ仕事を終えて、そのまま人生を終えてゆく。演じた役柄に責任をもちたいので、演じた役を途中で降板するようなことはしたくない。俳優・緒形拳さんのように、死ぬまで役者であり続けたいと思っている。

髙坂篤志を知る10の質問

自分の性格を3つの言葉で表現すると?

①人見知り、②細い、③メガネ(笑)。メガネは、ゲームボーイ『スーパーマリオランド2 ~6つの金貨~』をプレイしすぎた小学校4年生の頃からかけています。専門学校時代はいろいろなおしゃれをしようとコンタクトレンズにも挑戦しましたが、上京後、これも自分の個性にしてしまおう! と思って。それからは、ずっとメガネですね。

 

趣味や休日の過ごし方を教えて!

映画鑑賞や家でゲームして遊ぶこと。最近は、家の近くの喫茶店でよく読書をしています。

 

ストレス解消法は?

家の近所に大きな川があるので、何かに悩んだり行き詰ったりしたときは、河川敷に座ってぼーっとしたり、周りをマラソンしたりしています。

 

最近、面白かった映画は?

ジェイソン・ステイサム主演のアクションコメディ『アドレナリン』。馬の毒薬を体に打たれ、ずっと興奮していないと生きていけないという身体になった主人公が解毒剤を探すために右往左往するストーリー。最初からテンション上がりっぱなしの役で、自分の演技に足りない部分の勉強になるんじゃないかなと思って観ました。面白かったのですが、あまり実際の演技の参考にはならなかったです(笑)。

 

最近読んで面白かった本は?

『正義のミカタ~I’m a loser~』(本多孝好著)。青春物が好きですね。殺人とかの起こるサスペンスは、少し苦手です。

 

これまでに演じた役柄の中で、自分にいちばん近い役は?

『遊☆戯☆王5D’s』の林吉蔵役は近いんじゃないかなと思います。音響監督さんにも、そのままの自分でやっていいと言ってもらいました。テンションが高いときの自分、という感じで演じています。

 

逆に、演じた役柄の中で、自分にいちばん遠い役は?

『ヘタリアAxis Powers』のプロイセン役。正反対のタイプなので、自分にないものを全部出していくという作り方でした。ある意味、作りやすいキャラクターと言えるかも!

 

お仕事で苦手なことは?

今のところ、ラジオが苦手です……。楽しくやらせていただいてはいるのですが。僕は、話の終着点が分からないような話し方をしてしまうという自覚があるので、上手に話をまとめて、面白い方向に進めて、着地をさせる人たちを、なんてすごいんだろうと思って見ています。これから先輩の皆さんを見習っていきたいです。

 

今まででいちばんうれしかったことは?

番組終了後のテロップに、初めて自分の名前が載ったときはとてもうれしかったです。最近は『銀幕ヘタリアAxis Powers Paint it, White(白くぬれ!)』に出演させていただき、大スクリーンの中、5.1サラウンドで聞こえる自分の声にウルッとしました。

 

座右の銘は?

「人は人、自分は自分」。役者としては、自分自身の個性がどこかにないとダメなのではないかと思っています。これからもっと、自分の個性や演技の仕方を確立していきたいです!

From 髙坂篤志

髙坂篤志

今はとにかく、もっといろいろな番組に出演し、経験を重ねて、この人に任せれば安心だなと思われるような、そんな役者になりたいと思います! 声優の仕事はラジオパーソナリティやイベント出演など、多岐にわたりますが、僕は第一に役者でありたいと思っているので、これからもっと、芝居を重視する仕事に多く携わっていきたいですね。