アミューズメントメディア総合学院

高校１年生からアミューズメントメディア総合学院（ＡＭＧ）で学び、「アニソン・ヴォーカルオーディション」に合格して声優アイドルユニット「ｉ☆Ｒｉｓ」でデビュー。以来、アイドル、声優として活躍中の芹澤優さんに、ＡＭＧ時代の思い出や、ＡＭＧに対する思いを語ってもらった。

基本情報

アミューズメントメディア総合学院
東京・恵比寿

【所在地】
〒150-0011
東京都渋谷区東2-29-8　※本館

【アクセス】
JR・地下鉄各線「恵比寿」駅　徒歩5分
東急東横線「代官山」駅　徒歩7分

【公式ホームページ】
https://www.amgakuin.co.jp/

インタビュー

芹澤優さん
せりざわゆう●12月3日生まれ、東京都出身。81プロデュース、エイベックス・ピクチャーズ所属。声優アイドルユニット「i☆Ris」メンバー。主な出演作は、アニメ『アイドルランドプリパラ』（南みれぃ）、『賭ケグルイ』（夢見弖ユメミ）、『彼女、お借りします』（八重森みに）、『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』（スレイヤー）ほか。

アニメにすごくハマっていた中学１年生の頃、『涼宮ハルヒの憂鬱』のライブイベント『涼宮ハルヒの激奏』のＤＶＤで、歌って踊っている平野綾さんを見て「私、これになる！」って。それで声優を目指し始めました。

高校１年生の時、高校と並行してＡＭＧの声優専科（夜間・日曜／週1～）に通い始めました。ＡＭＧに決めたのは、まず他校と比べて学費が手頃だったこと。それと加藤英美里さん、伊藤かな恵さんなど好きな声優さんがＡＭＧ出身で、「ここでちゃんと勉強したら声優になれるんだ」と思ったからです。

今は声優専科（夜間・日曜／週１～）に通っている高校生も多いそうですけど、当時は全然いなかったんです。クラスは20歳以上の方が多くて、自分だけ高校の制服姿でレッスンを受けてたから、目立っていたと思います。周りの皆さんには優しくしていただいて、わりと楽しくやっていました。

ただ私は皆さんのことをライバルだと思っていました。言い方が悪いけど、「皆さんと仲良くするためにここに来てるんじゃない。大人には負けないぞ！」なんて思っていて（笑）。レッスン時は、いつも一番前のど真ん中に座ってましたね。とにかく負けたくなかったんですよ。いちばん若いからこそ頑張らなきゃ、遅れを取るわけにはいかないと思ってました。

かといって焦りはなくて、ＡＭＧ在学時もすごく楽しかったです。高校の授業が終わってＡＭＧのレッスンまで時間が空くと、その日のレッスンで読まなきゃいけない台本を予習したりして。そんな夢を追いかけている自分に酔ってる部分もありましたけどね（笑）。中学時代は声優になるための活動を何もできなかったから、AMGに入ってからは、手元に教材があるのも、毎週先生に会えるのもうれしかったんです。

ＡＭＧは挨拶にも厳しくて、「声が小さい」とかダメ出しされました。教務室に入る時は毎回自分のクラス名と名前を言ってから話すという……そういうのって当時高校生の私から見たらすごく異文化すぎて、「挨拶、めっちゃ厳しいんだな」と思いました。でも私としては「芸能界ってこうだよなぁ」と思えてうれしかったです。厳しいほうが〝良い業界〟って感じがするじゃないですか。なので、良い学校を選んだなって思いました。

特に一龍斎貞友先生のレッスンが印象に残っていますね。セリフを読んだら「声を作りすぎている。かわいい声でしゃべるのはやめて」と言われたんです。私はアニメを観て声優になりたいと思ったタイプだったので、「かわいい声でしゃべるのが声優じゃん」と思っていて、「アニメっぽく、かわいくやりたい」って気持ちはけっこう強かったんですね。でも先生から指摘されて初めて、自分が思い描いていた声優像は実際の声優とは違う、声優は（顔出しの）俳優と変わらないんだと気づきました。

一龍斎先生はとても辛口で厳しい先生でしたが、いちばん好きな先生も一龍斎先生でした。厳しく言われると燃えるんです。「負けらんないな」って。結局、先生からは最後まで褒められませんでした。「まぁ、ちょっとは良くなったかな」ぐらいで。そんなことも印象に残っています。

ＡＭＧのレッスンは全般的に楽しかったです。平日高校に通って、放課後に部活をやったりカラオケに行ったり……そういう誰でも体験できる高校生活を過ごしていると、自分が夢を追いかけている感覚が鈍くなるんですよ。でも週１回ＡＭＧに来ると「私はみんなとは違う」という特別感を感じられて。レッスンで厳しいことを言われても「私は夢を追いかけてるんだから、怒られて当然だ」みたいな。ドＭなんですかね？（笑）　厳しくされて落ち込むという感覚はなかったです。

また、インターンシップで、ゲームと外画のお仕事も経験させていただきました。そして高校３年生の夏、「アニソン・ヴォーカルオーディション」に合格して、「ｉ☆Ｒｉｓ」という声優アイドルユニットでデビューすることになります。

そのオーディションを受けた時はけっこう自信がありました。ＡＭＧで学んでいるからこその自信だと思います。オーディションにはまったくレッスンを受けたことない子も多くて、その子たちがちっちゃい声で「お願いします」と言ってるなかで、私は「おはようございます。芹澤です！」って声を大きく出すことができたんです。「みんな声ちっちゃいんじゃない？　絶対この子たちには負けない！」っていう気持ちでした。ＡＭＧからは３人がファイナルに進みましたけど、ファイナル審査の前に学内で歌唱審査のための特訓もしていただきました。そんなＡＭＧのサポートもあって合格できました。

ＡＭＧ在学中、私は高校生と若かったこともあって、いろんな先生方に助けていただき、応援していただきました。履歴書の書き方を教えてもらったり、自己ＰＲを書く時も「私のＰＲポイントって何だろう？」と一緒に考えてもらったり、「もっとこうすれば良くなるよ」ってアドバイスをいただいたり。本当にいろんな先生方にお世話になった記憶があります。もともと「声優になる」ことは夢でしたけど、ＡＭＧに入ったことで自分だけの夢じゃなくなり、「応援してくれた先生方に、成功した私の姿を見せたい」という思いが強くなっていきました。

私は自分からよく先生方に話しかけていってたので、「人懐っこいヤツだ」と思ってもらえて、かわいがってもらえたのかもしれません。やっぱり自分から積極的にコミュニケーションを取って、学校内で孤立しないようにすることって、すごく大事だなと思います。

ＡＭＧでは技術面はもちろん、いろんなことを学びましたが、「ＡＭＧで一生懸命勉強した」こと自体が今でも自信につながっていると思います。たとえば先輩と同じブースに入ってアフレコをする時、一気にメンタルが極限状態になるんですね。すごく緊張するし、「皆さんに迷惑をかけられない」というプレッシャーもある。そんな時に、「私はＡＭＧでこれだけやってきた。先生方と何度も練習したんだ」という思いが、自分の助けになるんです。実際、在学した２年間の練習量はかなり多かったし、毎週のレッスンにはめちゃくちゃ神経を注ぎ込んでいましたから。

ＡＭＧを一言で言うと、〝優しさと厳しさが共存している学校”だと思います。先生からは厳しく指導されることも多かったです。挨拶一つとっても、できるようになるまで「声が小さい」とか「覇気がない」とか何度も言われました。とはいえ、排除されている感じはしなくて、先生がとことん向き合ってくれていることを感じられる、愛のあるお叱りだったと思います。

声優という職業は、多くの人たちと関わって一つの作品を作る仕事です。キャラクターを描いてくれる人、音響を付けてくれる人……いろんな人たちがいて自分が声をあてる。みんなで作業する職業なので、やっぱり人と関わっていくことは大切ですよね。その点、AMGは講師の先生、教務の方、同級生、先輩、後輩など多くの人と関わる機会があって、人とのつながりをすごく持てる学校だと思います。

卒業後もときどきＡＭＧに遊びに行くことがありました。その時、先生から「頑張ってるね」って言われると、こっちも「いいとこ見せなきゃな」って思うんですよね。以前、体験説明会に呼んでいただいた時も、先生方が「あの頃の芹澤はトガってたよな」「でもあの頃から光るものがあったよ」って。今でも生徒として接してくださることがすごくうれしかったです。

今でもお仕事の現場でＡＭＧの先輩方とよくお会いしますし、ＡＭＧの卒業生だと言うとかわいがってくださる先輩がとても多いです。私が新人の頃に出演したアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』（２０１３年）では主役が加藤英美里さんで、二番手が私だったので、英美里さんとはたくさんお話しさせていただきました。また柿原徹也さん、伊藤かな恵さんも『プリティーシリーズ』に出ていらっしゃいました。右も左もわからない現場にＡＭＧの先輩が何人もいてくださって。今思うと、すごく安心感がありましたね。

私は声優デビューして10年になります。今でもオーディションに落ちて悔し泣きする日もありますし、声優って決して簡単なお仕事ではないと思っています。だけど、この仕事をすることで、常に自分をアップデートできていると思うんです。どんどん新しい後輩が入ってくるから安心感はないけど、ずっと若く楽しくいられて、心がメラメラした状態でいられる……これは声優という仕事の良さかなと思います。ずっと新鮮な気持ちのまま仕事に向き合っていけるし、自分を磨き上げ続けることができる。これって、すごく素敵なことですよね。

今この記事を読んでいる皆さん、ぜひ素晴らしい声優の世界に飛び込んできてください。あなたも将来、私のライバルになる可能性があります。いつか同じオーディションで戦いましょうね。

未経験から2年でプロデビューも可能！

「制作現場こそ、最高の教育現場」という考えのもと、昨年は延べ200人以上の在校生がインターンシップによりプロの現場でデビュー。その経験は「芸歴」となり、プロダクション直接所属への大きなアドバンテージとなっている。実際、プロダクション直接所属率（所属・ジュニア・準所属・預かりなど）は驚異の80.7％（※）。また、たとえ未経験でも努力次第では2年でプロのスタートラインに立てる、そのスピード感も特筆すべきだ。なお「プロダクション所属学内オーディション」では70社以上のプロダクションが来校。オーディションは1社ずつ行われるので、1日１日集中して受験できるという恵まれた環境であることに加え、受験エントリーに制限がなく、多くの合格チャンスがある。

※2023年3月卒業生の声優プロダクション直接所属率

2023年3月卒業生　業界進出希望者合格率

卒業後すぐにマネージメント対象となり、声優として活躍できる「直接所属」を目標に掲げ、2年間のカリキュラムに取り組んでいる。

AMGのオープンキャンパス

■来校型体験説明会
13：00～15：30（予約制／無料）

■オープンキャンパス
6/18（日）、25（日）、7/9(日)、7/23(日) 、 7/30(日) 、 8/4(金) 、 8/5(土) 、 8/6(日)

【開催場所】
アミューズメントメディア総合学院
※各日程により開催の建物が異なります。詳しくはHPをご確認ください。

■オンライン説明会
10：30～12：00（予約制／無料）

■出張説明会
・7/24（月）
名古屋、広島、福岡、沖縄

「賢プロダクション×AMG」
声優発掘・育成オーディション2023

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東京・大阪・仙台・福岡で開催！
【締切】2023年7月31日（月）

スクールからのメッセージ動画を公開中！

入所案内＆コース紹介

【募集コース】
声優学科（本科）／全日2年制
声優専科（夜間・日曜）／半年～、週1～3回
声優オンライン専科（週1回）／半年（全20回）

【入学時期】
4月

【選考方法】
書類審査（選考料25,000円）

【学費】
入学金100,000円、初年度授業料1,180,000円、ほか教材費など

※入学時期、選考方法、学費は声優学科（本科）のものです
声優専科・声優オンライン専科については、お問い合わせください

公式ホームページ＆資料請求

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【公式ホームページ】
https://www.amgakuin.co.jp/