ボイスアクターズスタイル

〝声優の大学院〟として誕生した、ボイスアクターズスタイルは、本格的な実技指導を行うプロ実践スクール。そのＤＮＡを初心者教育に受け継いだ、アルカディア声優学院。現場スキルを基礎から積み重ね、本物のプロ声優を育成している。

基本情報

ボイスアクターズスタイル（演技経験者）
アルカディア声優学院（演技初心者）

【所在地】
〒153-0064　東京都目黒区下目黒3-4-2　タムラビル3F

★スクールの詳しい情報＆資料請求はこちらから
https://www.vastyle.net/

インタビュー

白河ゆりさん（写真：右）
しらかわゆり●7月23日生まれ。大分県出身。アイドル活動、舞台への出演を経て、ボイスアクターズスタイルへ入所。2023年春よりテアトル・エコー準所属。声優のかたわら、探偵としても活動。今後の目標は、ディズニー作品への出演。また、演技にも探偵業を活かしたいと考えている。

目黒楓さん（写真：中央）
めぐろかえで●6月10日生まれ。北海道出身。2023年春より、EARLY WING預かり所属。主な出演作は、ドラマCD『埋蔵少女アツミちゃん』（柴田マイカ、ハルミ）、ボイスドラマ『勇者と魔王の映画祭』（勇者）、アニメ「エイリは王さま！」（魚）ほか。

樫本春香さん（写真：左）
かしもとはるか●8月25日生まれ。青森県出身。2023年春より、リマックス預かり所属。主な出演作は、吹き替え『愛しのボンベイ』（カイナズ）、オーディオブック『滔々と紅』、ドラマCD『埋蔵少女アツミちゃん』（横山シーコ、女子高生）ほか。

樫本さん＆目黒さん＆白河さん在校生インタビュー

――皆さんは＇22年度のゼミコースの同期とのことですが、レッスンで印象に残っているのはどんなことですか？

目黒　音響監督の平光琢也さんのレッスンが印象に残っています。オーディションでどうしたら勝ち残っていけるかを、音響監督ならではの目線で、アドバイスしていただきました。「オーディションは、単に演技をするのではなく、自分がどんな引き出しを見せるかという場だから、そういう部分をもっと見せてほしい」という言葉にハッとしました。

樫本　私もオーディション対策のレッスンです。一人一人にフォーカスを当てて、アドバイスをくださるので、とてもためになりました。オーディションにはささいなところで受かる受からないが決まることがあるんだと気づきました。こうやったらもっと引き出しが増えるとか、その人にフォーカスしてアドバイスをもらえる機会があるのは貴重だと思います。

白河　舞台などの経験はあったものの、声優の勉強をしていないことがコンプレックスでした。吹き替え演出の乃坂守蔵さんから「その人の生きてきた経験が演技に活きる。直接、声優の勉強をやってきてないからダメと思わずに、自分の経験を武器に前面に出していきなさい」と言われて、意識が変わりました。そして、それがオーディションにもつながったので、特に強く印象に残っています。

――ゼミコースは演技経験者対象のコースですが、レッスンの内容はいかがでしたか？

目黒　音響監督である講師の方が現場レベルに近い形で教えてくださるので、毎回刺激的でした。音響監督さんとコミュニケーションをとれるのがとてもいいです。そこからお仕事をいただけたりすることもあったり。

樫本　外画吹き替えの方の勉強はしてきたけど、アニメのほうもフリーでいる期間に学び直したいなと考えていました。音響監督さんのレッスンは、作品そのものも知ることができて、広い視野で学べました。私のようにアニメの経験が浅い人にも、アフレコに挑むにあたってどういうことをしなければならないのかという部分から教えていただけました。現役の声優さんからも、実践的にいろんな角度から教えてもらえるのはありがたい環境でした。

白河　レッスンの中では周りの人の演技を見て学べたことも多かったです。経験者の方と現場のプロのやりとりを、間近で見ることができたので、右も左もわからない私でも引き上げてもらえたと思います。

――1月から連日開催されるオーディションで、事務所所属となったわけですが、そこに至るまでに大変だったことは？

樫本　オーディションを受けていくうちに自分というものがわかってくるので、最後のアプローチの仕方を１社目からできていたらという気持ちはありました。オーディション期間は、自分との戦いが大変でした。自分をどんどん深堀りしていくと、見たくなかった部分も見えてくるし、自分自身と向き合っていく作業はしんどかったです。

白河　オーディションは毎日1社ずつ事務所の方が来てくださって、全員で受けます。事務所の方とのやりとりをする場合もあって、みんなで協力しながら受ける団体戦のような感覚もあるんです。そういった部分と自分のメンタルとのすり合わせが大変でした。3か月間、みんなで乗り切って、それぞれの事務所が決まった時は喜び合いました。

目黒「ライバルであり仲間だよ」っていうのは代表の山﨑さんからもすごくよく言われるよね。次の世代につなげることも一つの仕事だと思うので、そういう面でもサポートし合って、オーディションの機会を下さった事務所さんに気持ちよく帰っていただくことを心がけました。

――養成所で自分が成長したと思うところは？

樫本　ここに入所するまでは演じることに必死になっていて、視野が狭かった気がします。お芝居をする前に人間的な部分の、そもそもの器がないと何も感じられないし。演じる作品についても考え方が浅かったと気づきました。そうやって俯瞰して自分を見られるようになったことが一番の成長かなと思います。

目黒　自分の見せ方という部分です。マイク前に向かう自分がそのとき美しいか。そういうことも見られていると言われた時は衝撃的でした。演技だけ全力でやればいいと思っていたけど、立ち居振る舞いが素敵だと、それが相乗効果になって、演技に深みがでることもあることを知りました。

白河　オーディションの合否が随時出るという環境下で、周りとの協力の仕方を学びました。私はメンタルが強いほうだけど、声優は自分一人のことを考えればいいという職業ではないので、場の雰囲気も大事だということに気づけるようになりました。また、多くの事務所のオーディションを受けたことで、自分に合う事務所の傾向もつかめた気がします。自分のことをより知ることで、新たな可能性にも気づき、30代、40代になっても成長していけるという確信が持てました。

――最後におすすめポイントを教えてください。

樫本　同じ内容のレッスンが複数用意されていて、自分の都合に合わせて通えることがおすすめです。都合が悪いときには変更もできるのが、子育て中の私にはとても魅力的でした。社会人の方や今、声優としてお仕事をしている方にもとても良いと思います。

目黒　オーディションが70社以上受けられること！　養成所生のやっていきたい方向性を見ながら、「この事務所に来ていただきましょう」とか、「まだ所属が決まらない人がいるから、あと何社か来ていただこう」と、きめ細やかなサポート体制がうれしいです。代表の山﨑（真）さんが養成所生に愛情を持って接してくださるのも大きな魅力だと思います。

白河　私は事務所探しは結婚だと思っています。だから、公開オーディションのようにその場だけでなく、マネージャーの方に質問ができたり、しっかりアピールできたりするのが魅力だと思います。最初に信頼関係が築けるので、お仕事の話もとてもスムーズにできます。

目黒　オーディションを受ける人数も多くないので、倍率的にも夢を実現しやすいと思います。

白河　演技経験はあるけど、声優の勉強はしたことがないという人にも台本の読み方から教えてくれるので心配いりません。また、演技も初心者という方にはアルカディア声優学院で学ぶことができます。

樫本　ほかにもさまざまなコースがあるので、お気軽に相談してみてくださいね！