芸能事務所・サンミュージックプロダクション直結の養成所であるサンミュージックアカデミー。育成実績豊富なサンミュージック・グループの教育プログラムを通して総合的な芸能力を磨くことができる。現役の俳優・声優などを講師に迎え、基礎レッスンから実践に近い専門的な実技レッスンが受けられる。
基本情報
サンミュージックアカデミー
【所在地】
〒160-8501 東京都新宿区左門町四番地 四谷アネックス
★
https://www.sunmusic-academy.jp/
インタビュー
和田莉奈さん(写真:左)
わだりな●11月26日生まれ。高知県出身。専門学校を卒業後、サンミュージックアカデミーに入所し、現在1年目。憧れの声優は早見沙織さん。劇団とりのこいろ12月公演「導く鐘を聴いた貴方は、」で舞台に初挑戦する。
山杢琴音さん(写真:右)
やまもくことね●1月26日生まれ、静岡県出身。専門学校を経てサンミュージックアカデミーに入所。主な出演作は、あ・うんぐるーぷ第九回公演「セブンスヒーロー」、studioK’z 「魔銃ドナー」、天然少女 vol.5『白いおうちと黒いともだち』白井誠(主演)、ラジオ『山口勝平のドラマティックラジオ!』ほか。
山杢さん&和田さん先輩後輩インタビュー
――この養成所を選んだ理由は?
和田 専門学校の時に、事務所の方を招いてオーディションをしていただく機会がありました。たくさんの事務所の方がいらしてましたが、スタッフの方の「本人の希望を重視して、夢の実現に向けて導いていきます」という力強い言葉を聞いて、「ここを受けよう!」と思いました。面談の際も、自分を一番見てくださる事務所だと感じました。
山杢 和田さんとは偶然、同じ専門学校なんです。入学時期も通った場所も違うので、実は初対面なんですけど。私も養成所への入所のきっかけは、同様のオーディションでした。子どもの頃から声優に憧れていましたが、専門学校で勉強するうちに、声優だけでなく、幅広い演技ができる表現者になりたいと思うようになりました。だから、幅広いジャンルで活躍しているタレントさんがたくさんいらっしゃるサンミュージックを選びました。
――印象に残っているレッスンについて教えてください。
和田 ナレーションのレッスンが印象に残っています。専門学校でも学んできて、自分では、セリフよりもナレーションに課題があると感じていました。レッスンで、より具体的にどういうところを直したらよいのかがわかりました。明確な目標が見つかったことが自分の中では大きかったです。
山杢 プロデューサーの方の特別レッスンです。みんなの宣材用プロフィール用紙を見て、より効果的なものにするためのアドバイスをいただきました。自己PRなども自分で考えるのですが、どうしたら目に留まりやすくなるのかということを一人ひとりに教えてくださいました。
――レッスン期間中でも現場に出るチャンスが多いことが魅力の一つですが、そうしたチャンスを生かすために何かしていますか?
山杢 メールなどで募集案件が送られてくるのですが、「この役は自分には合わないかも」と思っても、それを判断するのは会社や制作側なので、応募できるものにはなるべくエントリーしています。受かる受からないは関係なく、少しでもチャンスを広げられるように挑戦する気持ちを大事にしています。
和田 ボイスサンプルを作る時に、自分の得意な役ややりたい役の声を入れています。“自分はこうなりたい”という意思を審査する方に伝えるという意識でボイスサンプルを作成するようにしています。
――和田さんから先輩の山杢さんに質問したいことはありますか?
和田 山杢さんは舞台のお仕事をたくさんされていますが、何か秘訣はあるんですか?
山杢 舞台は比較的、募集の案件数が多いんですよ。たくさん現場に出ることで私を見てもらえたり、見つけてくださったりする方が増えるんじゃないかと思いました。それから、うれしいことに出演したした舞台のスタッフの方から「次も出てほしい」と声をかけていただくこと結構あります。
和田 私も12月に舞台に出演するのですが、山杢さんは人前で緊張してしまう時にどうしていますか?
山杢 私の場合は、「緊張する時こそ笑え!」って思って、とにかく笑顔を心がけています。あとは、場所によっては難しいけど、声が出せる場所なら、なるべく大きな声を出して緊張を紛らわしています。
和田 なるほど!
山杢 舞台でも笑顔を心がけていたら、「いつも笑顔で明るいから、また一緒に仕事をしたいと思った」と言っていただきました。それからますます“明るく元気に”を心がけています。
――養成所に入って、自分が一番成長したと思うところは?
和田 入所から1年目ですが、一つのキャラクターに対して向き合い方が変わりました。アドリブ力というものも、養成所に入って身に着いた部分だと思います。それから、定期的にボイスサンプル収録や宣材写真の撮影などがあって、良くなったところや、今後の課題などについてスタッフの方からも教えていただくので、俯瞰して自分のことを見ることができるようになったと思います。
山杢 舞台を経験したことで、演技の面や役者としてだけではなく、人間的に成長できたのかなと思います。舞台で先輩の役者さんたちと接する中で、仕事をする大人としての、対人関係や人との関わり方を学びました。それにいろんな方と関わることが、人間観察的な部分でも役立っています。養成所のレッスンでは、アフレコなども実践に近い形なのでマイクワークを学べました。そういう基礎的なことが身についていたので、現場でも周りの状況を見て、自分から動くことができました。
――2人がこれから挑戦したいことや目指す声優像は?
和田 舞台の稽古中なのですが、声だけじゃなく体全体を使って全身でお芝居をするのって楽しいなと実感しています。これから舞台にもどんどん挑戦していきたいです。それと今後は歌のほうにも力を入れていきたいと考えています。自分の出演するアニメで主題歌を歌うことが目標です。
山杢 私も舞台の楽しさ、奥深さを感じています。作品によって、オープニングダンスや合唱があるのですが、そういう一つ一つを稽古やレッスンでしっかり身に着けて、声優としても舞台役者としても活躍できるようになりたいです。声優としては、みんなに元気を届けられるような、自然に笑顔になってもらえる、そんな声優を目指したいです。
総合芸能事務所直結の養成所
タレント養成の先駆けであるサンミュージック附属養成所は育成の経験と実績に自信があります。サンミュージックは創業者・相澤秀禎が「出来上がったスターを手がけるよりも、新人を育てたい」との思いから、1968年に設立。現在活躍中の多くのタレントは、相澤イズムの申し子です。「早いうちに才能や可能性を見つけ、しっかり育て、大きく咲かせる!」。
専科・声優コースにおいてもその考えを継承し、レッスン生皆さんの資質を見極め、効果的に育成を図ります。
レッスン期間中でも、プロの現場を経験するチャンスが多い
レッスンの進度により、社内オーディション(マネージャーによる審査)、発表会を実施! 発表会にはグループのマネージャー、スタッフに加え、エンタテインメント業界の関係者も招待することがあり、可能性を高める貴重なチャンスとなります。通常業務として優秀者を多くのオーディションに参加させてきていることから、専門学校や大学と異なり、オーディション情報が多く集まります。それだけチャンスが多いのです!
入所案内&コース紹介
【募集学科】
専科・声優コース
【募集人数】
基礎科、1年制1クラス30名程度
【募集期間】
年1回(12月頃~)
【入所時期】
4月~
【受験資格】
中学校卒業以上~30歳まで ※未成年者は保護者の同意が必要。
・プロダクション、劇団などに所属していない方
・オーディション参加、テレビ番組出演可能な方
・自力で各地区内に移動可能な方
【学費】
入所費用:220,000円(税込)
レッスン費用:(年間)一括220,000円、分割264,000円(132,000円×2)