『魔術士オーフェンはぐれ旅』 クリーオウ役・大久保瑠美

【インタビュー】4月放送アニメ 『魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編』 クリーオウ役・大久保瑠美インタビュー

『魔術士オーフェンはぐれ旅』 クリーオウ役・大久保瑠美
『オーフェン』 大好き大久保さんが 『聖域編』 を語る!

2023年1月より好評放送中のテレビアニメ 『魔術士オーフェンはぐれ旅』 シリーズ最新作(第三期)『魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編』。4月からはいよいよ 『聖域編』 に突入! 『はぐれ旅』 シリーズもいよいよクライマックスを迎える。

今回はオーフェンの大事な旅仲間のひとり、クリーオウ役の大久保瑠美さんに 『オーフェン』の魅力や今後の見どころについて伺った。

『魔術士オーフェンはぐれ旅』 大久保瑠美さんインタビュー

――まずは、大久保さん演じるクリーオウについてお聞かせください。
クリーオウは、元気で明るくてじゃじゃ馬ぶりもある女の子です。ライトノベル黎明期を代表するような性格の子で、今となっては貴重なキャラクターだな……とも思いますね。

私は「明るくて優しいけれど、実は裏でこんなことをしていました……」の様な二面性があるキャラクターを演じることが多くて。なので、ここまで真っすぐな性格の子を演じるのは新鮮で、とても気持ちがいいです(笑)。

また、クリーオウは箱入り娘ということで、逆境に弱い部分が見えたのが 『アーバンラマ編』と『聖域編』。彼女の傷つきやすい一面を見て、愛おしさを感じました。

――『聖域編』ではクリーオウをどのように演じましたか?
明るい子が外の世界に興味が持って飛び出し、旅をするうちに隣にいる男性(オーフェン)に認めてほしいという想いが強くなる……という物語なのですが、改めて感じたことが「オーフェンはクリーオウにとって何なんだろう?」です。

「いまオーフェンと一緒にいる理由って何だろう?」という疑問が『聖域編』に繋がっていくんだろうな……と思いながら演じていました。

――オーフェンとクリーオウ、ふたりの関係性は今後どのようになっていくと思いますか?
私としては、ふたりはいわゆる「男女の関係」にはならないと最初は思っていたんです。恋愛をするには過酷な環境ですし、そもそもオーフェンにとってクリーオウは「妹」のような存在なので。

オーフェンがクリーオウに対して「アイツはただ笑って無茶を言っていればいいんだよ」というシーンがあるのですが、この表現が実は「愛情MAX」の表現なんじゃないかと思ったんです。「実はお互いを必要とし合っているのかな?」と。実は森久保さんと「オーフェンっていつも女性を追いかけているよね」と、よく話してまして(笑)。義姉のアザリー以外にも常に女性が近くにいますし……。オーフェンは「自分には女難の相が出ている」と思っているみたいですが(笑)。

そんな中、追いかけてくれるのがクリーオウなんです。そんな彼女に安心感を抱いているのではないかと。なので、ここから変わってくる可能性は…高いですよね(ニヤニヤ)

――もうひとりの旅仲間・マジクに関してはいかがですか?
彼も純粋な子です。『オーフェン』 の世界では魔術が使えるのは限られた人だけなので「お師様(マジクがオーフェンに対して使う呼称)みたいなすごい魔術士になりたい!」という強い気持ちで旅に加わっているんですね。

彼はクリーオウよりも年下で、いわゆる「思春期」を迎えているということで、『キムラック編』ではオーフェンに反抗したり、落ち込んだりするんです。強さと弱さを行ったり来たりする、「等身大の10代の男の子」っぽいところが多くて。

私が原作が大好きなことを知ってくれているので、マジク役の小林裕介君に「ここのマジクの心情、大久保さんはどう解釈してる?」と聞かれたことが何度かありました。『オーフェン』 は比喩や暗喩が使われる場面が多いので、そこをどう解釈すべきかを念頭に置きつつ「私の見解だけど、マジクはこう思っているから落ち込んでいるんだと思うよ」という形でお話ししています。

私はマジクが大好きなんです。クリーオウを支えているのは実はマジクだと思っていて。クリーオウが大変なとき、マジクがそばで支えてくれるんですよね。その行為を受けて彼女がなびかないのは「弟」にしか見えないから……なのでしょうか(笑)?

――オーフェン役の森久保祥太郎さんとのエピソードを教えてください。
森久保さんにお会いしたのは、私がド新人だった頃でした。すでに出来上がっている現場だと、周りにいる新人の子はなかなか輪に入りにくいものなのですが、森久保さんは「一緒に現場を作っているんだよ」という意識をちゃんと持たせてくださりました。

その後『オーフェン』の現場でお会いしたときに、私の“オーフェン愛”をお伝えしたらとても信頼してくださって、『オーフェン』のことをいろいろと聞いてくださるようになり。「オーフェンから 『オーフェン』のことを聞かれてる!」と興奮したのを覚えています。また、収録の時にオーフェンの黒魔術の呪文「我は放つ光の白刃!」を聞いた時は、思わず「カッコいい!」と声が出ちゃいましたね(笑)。

――『オーフェン』に触れたことがない人に本作を勧めるとしたら?
序盤で出てきたことが後ろのほうで繋がる……みたいな「驚き」を感じられるのが『オーフェン』の魅力のひとつだと思います。私が『キムラック編』が好きな理由も、そこまで明かされなかった謎のひとつが明らかになるからなんです。少しずつ読むより、一気に読んだほうが面白さが伝わる作品かもしれません。

実は私、『アーバンラマ編』が始まる前、作品のことを人に聞かれても答えられるよう、内容をまとめたレポートを書いたんです。「これでもう完璧だ!」と思い、時計を見たら夜中の3時になっていました(笑)。アニメ化されていないエピソードもあるので、ぜひ原作を読んでいただきたいです。

――『オーフェン』には多くのキャラクターが登場しますが、大久保さんがとくに好きなのは?
『キムラック編』に出てくるサルアです。キムラック教会の暗殺部隊「死の教師」に所属しているのですが、このネーミング、中二病心をメチャクチャくすぐるんですよね(笑)。

サルアは魔術士を嫌うキムラック教会のなかでも話がわかるほうで、協力的なところもあるんです。私は面倒見の良いキャラクターが好きになりがちなので、彼の存在が、『キムラック編』が好きな理由のひとつになっています。

――大久保さんが使ってみたい魔術は?
「我は癒す斜陽の傷痕」です。けがを治したり、壊れてしまったものを直すことができるのは便利だな、と。空を飛ぶことができる魔術も捨てがたいですね。

――『聖域編』の見どころを教えてください。
新たなキャラクターがたくさん登場し、とくに金田朋子さん演じる銀月姫のインパクトが強いので、もしかしたら急展開にビックリする方がいるかもしれません(笑)。逆に、この先はシリアスな展開が続くので、オーフェンたちがバカをしながら旅をするのもここまでかと思うと、少し寂しいですね。

――最後に、一言メッセージをお願いします。
テレビアニメの第一期が終わったとき「『キムラック編』までの制作が決まりました」と言われ「これで物語のきりのいいところまでいける!」と喜んでいたのですが、まさかその先まで作っていただけるとは思いませんでした。海外のファンの方にも楽しんでいただけているとのことで、とても嬉しいです。最後まで走り抜けますので、皆さんもついてきてください!

放送情報

魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編

AT-X: 4月12日(水)より毎週水曜日20:30~
リピート放送:毎週(金)8:30/毎週(火)14:30
TOKYO MX:4月12日(水)より毎週水曜日22:00~
WOWOW:4月12日(水)より毎週水曜日24:00~
BSフジ:4月13日(木)より毎週木曜日24:30~

キャスト

オーフェン:森久保祥太郎
クリーオウ:大久保瑠美
マジク:小林裕介
ボルカン:水野まりえ
ドーチン:渕上舞
エド:小野大輔
ロッテーシャ:青木志貴
アザリー:日笠陽子
アルマゲスト:石田彰
プルートー:日野聡
ジャック:安元洋貴
銀月姫:金田朋子
シーク:中島卓也
カコルキスト:土屋神葉
イールギット:鎌倉有那

■アニメ公式サイト
https://ssorphen-anime.com/
■公式Twitter
https://twitter.com/orphen25_tv

©秋田禎信・草河遊也・TOブックス/魔術士オーフェンはぐれ旅製作委員会2023