小野大輔さん・水瀬いのりさん・七海ひろきさん・小野友樹さんがキャラクターに込めた想いを語る!『ソマリと森の神様』プレミアム先行上映会コメント

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かわいい娘に小野大輔さんもデレデレ?TVアニメ『ソマリと森の神様』プレミアム先行上映会レポート

2020年1月放送のTVアニメ『ソマリと森の神様』のプレミアム先行上映会が、11月17日に東京・お台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催された。

『ソマリと森の神様』は「WEBコミックぜにょん」で配信されている、暮石ヤコ原作によるwebコミックが原作。異類異形の人外たちが支配し、人間が迫害され絶滅の危機に瀕している世界で、人間の少女・ソマリと出会った森の番人であるゴーレムが一緒に旅をするという、異種族である二人の父娘の絆を描いた物語となっている。

先行上映会では、第1話と第2話を劇場スクリーンで先行上映。その後でソマリ役の水瀬いのりさん、ゴーレム役の小野大輔さん、シズノ役の七海ひろきさん、ハイトラ役の小野友樹さんのキャスト4名に加えて、安田賢司監督、そして今作の音楽を担当した吉俣良さんがステージに登場した。大いに盛り上がったこのイベントを終えた後に、イベントの感想、そして作品やキャラクターの魅力について登壇者の6名に語ってもらった。

水瀬いのりさん、小野大輔さん、七海ひろきさん、小野友樹さんコメント

──イベントを終えての感想をお聞かせください。
水瀬 私自身『ソマリ』のイベントに出るのははじめてだったので、すごくドキドキしてしまいましたが、「早く皆さんにお届けしたいなぁ」と思っていたこの作品をいち早く見てもらうことができてすごくうれしかったです。エンディングテーマの「ココロソマリ」は私が歌わせていただいているのですが、そちらも劇場の大画面と大音響で楽しんでいただけて、とても光栄でした。

小野大 完成を心待ちにしていましたが、この先行上映会で第1話と第2話を放送前に見ることができて本当にうれしかったです。劇場作品のようなクオリティというだけでなく、いろいろ培っていったものや育っていったものがあり、頑張って演じた甲斐があったなっていう実感とともに、演じていて心に残る作品で役者冥利に尽きるなって思いました。これからこの素晴らしい作品を皆さんに届けられることをうれしく思っています。

七海 こういうイベントに参加させていただくのも初めてでしたし、そもそも皆さんがいらっしゃるなかアフレコをするのも初めてのことで、いろいろな不安もあったんです。でもアットホームに皆さんが私を温かく迎えくれたことで、落ち着いた心でシズノを演じることができました。この作品は年齢関係なく、誰が観ても楽しめるハートフルな作品ですので、出会いの大切さや親子の大切といったものが物語を通して多くの人に伝わっていったらいいなと思います。

小野友 今回のイベントはあっという間に終わってしまった楽しい時間でした。僕はキャラクターとしての登場は上映された第1話と第2話ではまだなかったんですけど、温かい空気感のなか、一緒に盛り上げる形で参加できてうれしかったです。

──キャラを演じていて面白かったところは?
水瀬 ソマリとゴーレムであるお父さんの対比というか、温度感の差がとても魅力的だなと思いました。でも実はアフレコの際には、その温度差のせいで「ソマリの好奇心旺盛な部分が声になったときはしゃぎすぎに聞こるかも?」という不安があったんです。なのでアフレコではドキドキだったのですが、予想とは裏腹に音響監督さんが「もっと喜怒哀楽をつけてもいい」と言ってくださって。お父さんがマイナスにどんどん削っていくところを、ソマリが足していって、合わさったときにちゃんと100になるように、足し引きを小野さんと二人で調整しました。自分が思っていたよりもさらにアグレッシブに、より無邪気に駆け回るソマリを演じられたことで、自分の中で「ソマリってこれだな」と確信できました。後半にいくにつれて「お父さんを絶対にデレさせてやる」という想いのままに「お父さん、お父さん」と演じていくのが楽しくて、とてもやりがいのあるアフレコとなりました。

小野大 ゴーレムは、ソマリが元気でかわいければかわいいほど、クールに感情を出さず淡々と演じていかないといけないという役で。足し算ではなくて引き算の演技ということで、ある意味演者としてはつらい部分でもありました。よく音響監督に「お父さん、愛情がダダ漏れになっているので、もうちょっと抑えてください」と言われましたが(笑)。でも、その愛情が漏れちゃった演技をテストでやった後、本番ではしっかり抑えて演じることで、ソマリとお父さんで一つというお芝居なんだということをアフレコの中で見つけられたことは、すごくいい経験になりました。それと、当初は声にエフェクトをかける予定だったのですが、安田監督やスタッフの皆さんに「やっぱりエフェクトなしでいきましょう」と言われて。エフェクトをかけることでお芝居の掛け合いができなくなっちゃうよりも、生の僕の声でそのままお父さんを演じることでソマリと一緒に役を作れたという、そんな喜びがあります。

七海 はじめてアフレコをさせていただいたときは、お父さんとソマリの作り上げた世界観に入っていくということに、緊張もありました。でも小野(大輔)さんから「声だけのお芝居だけど、隣の人のお芝居を感じながら演じると、空気感が音に乗って伝わるよ」とアドバイスをいただいたので、声の演技だけでなくそういったところまでも大切にしながらシズノというキャラクターを演じていきました。そんなふうに温かく皆さんに支えてもらえたこともあり、このメンバーの中でシズノを演じることができて、とても光栄に思います。

小野友 ハイトラはウゾイというキャラクターと旅をしているのですが、実は訳ありなキャラクターで。最初に、ハイトラの病の度合いをどのくらいにするかというディスカッションをすることになりました。でも大事な所はそこではなく、背景に横たわる二人のストーリーに注目してもらおうと思いながら演じています。ウゾイ役の早見さんも真に迫る声で演じられていますので、ぜひそちらも注目していただければ。そんなハイトラとウゾイのストーリーが、今後ソマリとお父さんにどんな風に影響を与えていくのか、ぜひ楽しみに見ていただきたいです。

──放送開始を待つファンの皆さんにメッセージをお願いします。
水瀬 原作を読ませていただいたときに感じた作品からのメッセージや、ソマリ(というキャラクター)から教えてもらったいろんな気持ちを踏まえてアフレコに挑ませてもらいました。お父さんの隣にいられるというのが、ソマリにとって当たり前の幸せなんですよ。自分としてもそんなソマリを演じられたことがうれしくて、その想いが一話ごとにどんどん大きくなりました。派手な世界観やものすごい魔法が出るわけではないのですが、確かに胸に残るものがある作品なんだと思います。それと芝居だけでなく音楽にも力を入れた作品になっていますので、絵から受けるパワーとそれとシンクロする音楽にも注目しながら、皆さんには最終話までオンエアを見ていただきたいです。

小野大 僕にとって大事にしていた想いがちゃんと結実するような作品になりました。人と一緒にものを作ることが僕はすごく好きなのですが、『ソマリ』は各スタッフ・キャストの皆さんがそれぞれ素晴らしい表現と熱量で作り上げた作品で。僕の役柄はその熱量を出さないキャラクターですが、一つのものを作ることの素晴らしさを改めて感じることができました。出来るだけたくさんの人に見ていただいて、人と一緒に過ごす時間や出会いの大切さを感じていただけたらうれしいです。

七海 先ほども言いましたが、幅広い年齢層や男性が見ても女性が見てもどこか心の琴線に触れる部分がある作品だと思います。観終わった後で誰かに話したくなるような、そんな素敵なお話です。宝塚を退団して初めての作品でもありますので、私を応援してくださっている方々にも楽しんでいただけたらなと思います。

小野友 もちろんハイトラとウゾイのストーリーも楽しみにしていただきたいのですが、描かれている世界観や音楽や色彩など全てに、ある種の芸術性が感じられる素敵な作品になっています。ハイトラ・ウゾイとともに、素敵な世界観をお楽しみください。

安田賢司監督、吉俣良さんコメント

──イベントを終えての感想をお聞かせください。
安田 アフレコも少し前に終わって、現場で作業することも残り少なくなっていたことでちょっと思い出になりつつあった作品ではあるんですね。でも、こういった場でキャストさんやファンの方々と一緒に見ることで、制作当時のことが思い出されて、またちょっと自分の中にソマリやお父さんが生きているのかなということを再確認できた、非常に有意義な時間でした。

吉俣 こういうイベントに出演することはあまりないのですが、劇場で皆さんに自分の音楽が使われた作品を見てもらうのってドキドキするんですね(笑)。自分の音楽についてはいいと思って作ってはいるんですけど、実際にこうやってアニメファンのお客さんを前に「果たして自分の音楽を受け入れてくれるだろうか?」「違和感はないだろうか?」と思いながら、ずっと、ちょっとドキドキしながら見ていました。そんな感じで自分もお客さんと一緒に観ていて客席の反応が気になっていましたが、皆さんから「(作品の雰囲気に)合ってるよ!」という言葉を聞いて安心しました。音楽の使い方としてはすごくありがたい使われ方をしていますので、それが皆さんに伝わればいいなと思っています。

──作品や楽曲を制作するにあたって、一番大切にしたいことは?
安田 普通のファンタジーとは違う、親子の旅や成長、絆を主眼に置いた作品だったんです。なので異世界を見せつついかに日常感を出していくか、ソマリに親近感を持ってもらえるか、そしていかに表情のないお父さんの感情を表現していくのかなど、高いハードルが多くて大変でした。それらが難しかったところではありましたが、結果的に上手いこといったのではないかと思っています。

吉俣 僕が一番のテーマだと思ったのは「親子愛」と「旅」で、この旅のテーマ曲をいかに作るかっていうことが一番の課題でした。実際の作業ではアニメ作品と実写作品の人間ということで監督とイメージを共有することから始める必要があったり、曲数が多かったりといろいろと大変で。でもテーマ曲に関しては、最初のイメージをそのままにアニメを意識せず「どこかの砂漠を親子が二人で旅をしている」というイメージで作った曲を皆さんがメインテーマとして受け取ってくれたのでうれしい限りです。

──お互い打ち合わせで印象的だったことを教えてください。
安田 吉俣さんは普段、実写作品の音楽を主に手掛けているということで、アニメの音楽のお約束ごとや共通言語を、どう探っていこうかという所が大変でした。曲の作り方もそうですが、特に今回の作品では喜怒哀楽の感情以外にも「すれ違い」とか「噛みしめる」かたちとかいろんなパターンがあって。具体的な楽器編成というよりも、「親子の旅(子供の歩くスピードで)」といったように、共通のキーワードを細かく探りながら音楽を作っていった記憶があります。

吉俣 実写では、スピード感やエンディングの終わり方とかをあまり指定されないんです。そういう意味では監督がすごく明確にいろいろおっしゃってくれたので、とてもやりやすかったですね。

──期待して放送開始を待つファンの皆様にメッセージをお願いします。
安田 今の時代にはある種珍しいくらいですが、刺激的だったり、すごいスピード感があったりといった物語ではなく、逆に今の時代だからこそゆっくりと見ていただいて、いろんなことを思ってもらえるような作品になっているんじゃないかなと考えています。『ソマリ』を見ていただく時間を大切に思っていただけたらうれしいですね。

吉俣 見ていただけた方は、すごく優しい気持ちになってもらえるんじゃないかと思いました。12話を見た後に絆とかつながりとか愛とか、そういう普遍的なものを感じて、最後切ない気持ちになって、「ああ、いい作品を見たな、三ヶ月」って思ってもらえると信じています。そんな気持ちで温かくこの作品を見守ってもらえたら幸いです。

放送情報
『ソマリと森の神様』
2020年1月より放送開始!

AbemaTV:1月9日より毎週木曜深夜24:00~
TOKYO MX:1月9日より毎週木曜深夜24:30~
BS日テレ:1月13日より毎週月曜深夜24:00~
ほかにて放送開始

<STORY>
地上は異形たちが支配する世界。
人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。

そんなある日、
森の番人である「ゴーレム」と
ひとりの人間の少女が出会う。

滅びゆく種族「人間」と森の番人ゴーレムの
父娘の絆を綴った旅の記録。

<キャスト>
ソマリ/水瀬いのり
ゴーレム/小野大輔
シズノ/七海ひろき
ヤバシラ/鈴木達央
ウゾイ/早見沙織
ハイトラ/小野友樹
キキーラ/小林ゆう
ムスリカ/速水 奨
コキリラ/関 智一
ヘイゼル/茅野愛衣
プラリネ/高垣彩陽
ローザおばさん/柴田理恵

詳細は公式サイトをチェック!

©暮石ヤコ/NSP/ソマリと森の神様プロジェクト, mixer

撮影・取材・文/川畑 剛

BAR『Envelop』バーテンダー・亜夜芽【CV.諏訪彩花】