アミューズメントメディア総合学院（以下、ＡＭＧ）在校生２人が、現役声優で講師を務める平松晶子先生と３人で座談会。在校生がＡＭＧを選んだ理由や、平松先生が指導されているＣＧアニメ「みつばちマーヤの大冒険」のアフレコライヴを通じてＡＭＧの魅力について語ってもらった。
基本情報
アミューズメントメディア総合学院
東京・恵比寿
【所在地】
〒150-0011
東京都渋谷区東2-29-8 ※本館
【アクセス】
JR・地下鉄各線「恵比寿」駅 徒歩5分
東急東横線「代官山」駅 徒歩7分
【公式ホームページ】
https://www.amgakuin.co.jp/
インタビュー
平松晶子先生（写真：中央）
ひらまつあきこ●8月31日生まれ、東京都出身。賢プロダクション所属。主な出演作はアニメ『ケロロ軍曹』（日向秋）、『エレメントハンター』（アン・カラス）、『のだめカンタービレ』（江藤かおり）、『のんのんびよりシリーズ』（越谷雪子）、TVアニメ版『SLAM DUNK（赤木晴子）』ほか。
喜多川 恵さん（写真：右）
きたがわめぐみ●1月21日生まれ。東京都出身。声優学科2年生。取材では緊張していると話していたが、授業ではかなり積極的。「アフレコだけでなく、舞台出演やアーティスト活動もできる声優になりたい」という夢を持つ。
田島健人さん（写真：左）
たじまけんと●11月7日生まれ。神奈川県出身。声優学科2年生。授業でのレスポンスが良く、1年次から平松先生の印象にも残っていたという。憧れの声優はAMG卒業生の河本啓佑さん。
| 平松先生と在校生 田島さん・喜多川さんインタビュー |
――二人がＡＭＧを選んだ理由は？
田島 体を壊して療養していた時期があって、そんな時にラジオでＡＭＧの卒業生である小林裕介さんが「僕もスタートが遅かった」とお話ししているのを聞きました。そこから声優を目指してみようと思い、体験説明会に行きました。
喜多川 体験説明会で雰囲気が自分に合っていると感じたことです。アフレコ体験に参加したのですが、緊張していた私に、在校生の方が優しくサポートしてくださいました。ほかにも何校か体験説明会に行きましたが、いちばん楽しく感じたので、ここに決めました。
田島 体験説明会の翌日ぐらいには入学用の書類を書いていました。教務の先生との面談後すぐに、「やっぱりここだ！」って思えました。
――授業では８月のアフレコライヴに向けて準備中とのこと。お二人の役柄は？
田島 マーヤに意地悪をする女の子のお父さんを演じます。ちょっと偉そうというか、威圧感のある役です。
喜多川 主役のマーヤを演じます。最初に笑うシーンがあるのですが、とても難しいなと感じています。演技が全部同じになってしまうし、笑い方も不自然で、どうしたらいいのか悩んでいます。
平松 楽しいことを思い出せばいいんだよ。友達のウイリーと何をして遊ぶのが楽しいのかな？とか。笑わなきゃと思って無理して笑うと、笑い声が妙な雰囲気になるから、ちゃんとイメージするといいよ。笑うことって、感情表現の中ではリラックスしている状態だから。何々しなければならないという意識があると硬くなっちゃうんだと思う。
田島 授業のことではないのですが、僕も先生にお聞きしたいことがあります。インターンシップで作品に参加させていただいた際、練習を重ねて自分なりに役を作り込んでいったんです。現場で違うものを求められた時に、うまく対応できなくて苦労しました。準備の段階では、どのぐらい作り込んでいけばいいものなんでしょうか？
平松 私もはじめの頃は家で練習しすぎて、それじゃないって言われた時に変えられないことが何度もあったのですごくわかる。そこは、経験しながら探っていく感じかな。作り込んでいても、すぐに変えられる人もいるし、その人によると思うので。あと、最初は難しいとは思うけど、自分の正解にこだわりすぎるとうまくいかない気がする。自分のセリフの言い回しやトーンばかりにこだわりすぎると、人のセリフを聞けてない可能性があるから。そういう点でもリラックスして相手のセリフが聞けると、変わってくると思います。
喜多川 アフレコライヴではほかにどんなことに気をつければいいですか？
平松 ２人をはじめ、在校生の皆さんには、とにかく思い切りよくやってほしいです。仕事になると、失敗したら次のチャンスがないかもしれない。だけど、アフレコライヴは授業の一環なので。自分で「このぐらいかな？」と止めてしまわずに、出し切ってほしいと思います。たとえ声が裏返ったり、口パクが多少ずれたりしても、守りに入らず、攻めてほしいです。
２人 ありがとうございます！
平松 田島くんは練習のしすぎに気をつけてね。役的に力で上からねじ伏せるような感じの役なので喉に負担がかかりやすいと思うから。すごくいい感じに役がつかめているので、やりすぎて本番で出したい声が出ないと悔しい思いをしちゃう。喉を大事にしてほしいです。
――ＡＭＧのおすすめポイントを教えてください。
田島 僕はスタートも遅くて、まったくの初心者だったので、講師の先生と教務の先生の存在がとても大きいです。講師の先生は、平松先生をはじめ、実際に活躍されてるプロ声優の方が、演技未経験の人にもわかりやすく教えてくださるのは貴重だと思います。教務の先生も一緒に歩んでくださるマネージャーさんみたいな存在で、授業やお芝居についてはもちろんですけど、私生活のことにも相談にのってくださいます。この学校についていけば大丈夫だって思わせてくれる部分が魅力だと感じています。
喜多川 最初はアフレコがしたいと思って、この学校に入りました。でも、授業ではダンスもボーカルも、舞台演技もあります。いろんなものを経験していく中で、舞台をやってみたいと思うようになりました。歌も好きなので、歌でも活躍できたらいいなとか、興味の幅が広がりました。〝やってみたい〟を広げてくれる授業があることが魅力だと思います。
平松 二人のように説明会で学校に来て、体験してみてほしいです。緊張する人も多いと思うけど、全然大丈夫！ 怖いことは何もしないので（笑）、ぜひ、ちょっと雰囲気に触れてみるくらいの気持ちで、気軽に参加してみてくださいね。
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