NOW ON AIR連載最終回スペシャルソロインタビュー第1弾！ 飯野美紗子さんは和服を着た回がお気に入り！

一度決めたことを曲げない性格が表れています

――田中有紀さんが飯野さんにつけたキャッチフレーズ「紫の一路どこまでも。」ですが、第一印象は？
　一路というと、一本道な感じですか？

――真っすぐで何事にも一直線で進んでいく飯野さんを例えるために、いろいろ調べてピンときた言葉が「一路」だったそうです。
　そうなんですね、うれしい！　まず紫は、NOW ON AIRの中での私のイメージカラー。私も活動を通じて紫が好きになりました。そして、私は良くも悪くも一度決めたことを曲げない性格なので、みんなに迷惑をかけることもあるかもしれませんが、そこも私の特徴として受け入れてくれているのがうれしいです。

――真っすぐな性格？
　考え方がゼロか100かの人間なんですよ。例えるのが難しいんですけど、買い物に行くときも「今日はこれを買う！」と決めて家を出たり、逆に何も予定がなければ家でずっと寝ているような、はっきりしたタイプだと思います。

――『声優グランプリ』では、2年近くにわたり連載を続けてきましたが、振り返って思い出に残っている回などはありますか？
　着物で書き初めを行った連載一回目と、袴姿で百人一首をした回が印象に残っています。書き初めでは、グループの目標をみんなで1文字ずつ書いて「試練を進化に」という言葉を完成させました。たすきを掛けて習字をしたのも初めての経験でテンションが上がりました。

――袴の回はいかがでしょう？
　いちばんのお気に入り回で、水色の着物に紫の袴がすごく素敵だったんです！　みっちゃん（神戸光歩さん）と百人一首に挑戦したんですが、みっちゃんが強すぎてカメラのシャッターが追いきれないくらいのスピードで札を取っていて驚きの連発！　まさに『ちはやふる』の世界でしたよ（笑）。

――袴の感覚はいかがでした？
　着物に比べて動きやすかったです！　着物はシャンとするイメージですが、袴は百人一首のように激しい動きも大丈夫……むしろ動きたくなる感じですね。実は舞台のお仕事でも着物を着させていただいたので、2019年は和服に縁のある年でした。今年の夏もパジャマ用に甚平を買ったくらい、和服に興味が湧いています。

――お芝居で着物を着ていたということですが、着付けは覚えましたか？
　浴衣なら着られるようになりました。帯の結び方もたくさんあって、舞台で先輩方がいろいろな結び方を知っていてかっこいいなって思ったので、いずれは覚えたいです。

――最後に飯野さん個人としての夢や目標をお聞きしたいと思います。
　毎朝の決まった時間に流れている情報番組に声優としてではなく、パーソナリティとして出演したいというのが夢なんです。ラジオは約2年半、地元長野のラジオ番組『ラジモ！』のパーソナリティを担当させていただいていましたが、週一回じゃ足りないくらいラジオが大好き！　本当に毎日でもしゃべりたいくらいなんです！　あとは今年2月にミュージカルに出演してとても楽しかったので、また機会があれば出演したいです。

【プロフィール】
いいのみさこ●8月22日生まれ。オフィスPAC所属。長野県出身。主な出演作は海外ドラマ『ザ・ストレンジャー』（ライアンほか）、『Julie and the Phantoms』（キャリー）、FM長野『ラジモ！』ほか。

【スタッフクレジット】
撮影／藤木裕之　取材・文／田中克佳